家を引越ししました
少し前の話になりますが、ゴールデンウィークに事務所兼自宅の引越しをしました。それまで住んでいたマンションが急に取り壊されることになり、出て行かなければならなくなったのです。すごく気に入っていたマンションだったことと、今年と来年は大殺界中なので(笑)本当は引越しをしたくはなかったのですが、大殺界の間だけ、あと2年間の期間限定と割り切って部屋探しをしたのです。

新居は青山にあり、部屋に入った途端、すぐにぴんと来た部屋でした。居間に大きな窓とテラスがあって、プラダやクロエのショップ、寝室の方向からは六本木ヒルズや東京タワーが見渡せるのです。このテラスからの景色で「ココだ!」と即決。私が住む家を決めるときのポイントにしているのが、窓からの眺め。抜けのある景色の部屋が好きで、このマンションもまさにそれ。かつて住んでいた部屋も大きな窓や見晴らしのいいところが多かったですね。考えてみると、唯一だめだったのが代官山のマンション。結局そこには長く住みませんでした。
今度のところは、築30年と古い物件で、ちょっと生活感のあるつくりで、リビングの1/3がオープンキッチン。遊びに来た友人は「恋人ができそうな部屋だね」と言っていました(笑)。家具は前の家からのものをそのまま使っているのですが、これが新しい部屋にもしっくりとハマっています。前の家も築37年だったので、今の部屋とどこか似ているところがあるようです。古くてちょっと不便だな、というところもあるのですが、今はその不便さも楽しみながら生活しています。
実はこの生活感のあるところが妙に気に入っていて、これまでは、恵比寿や代官山、渋谷…と便利な都会ばかりに住んでいたのですが、今度引っ越すならちょっと郊外の落ち着いた住宅街もいいなぁ、なんて思っていたりします。
引越しカードは、毎回アイディアを練って作っています
今回の転居にあたり、“引越しカード”をつくりました。私は、あんまり贅沢はしないのですが、年賀状や挨拶状などカードやハガキにはけっこう贅沢をするんですよ。今回の引越しカードはもう7、8年前からずっとお付き合いさせてもらっているデザイナーさんにお願いしてデザインしたもの。いつもカードをつくるときは、色は使うか使わないかのどっちかなのですが、今回はイエローやピンク、ブルーなど色鮮やかな紙を使用することにしました。
使った紙がちょっとユニーク。ビロ~ンと伸ばしたり、縮めたり、形が自由自在に動くのです。「ハニカム(Honeycomb)シート」の名の通り、端を持ってピロピロと伸ばしていくと蜂の巣のような菱形になり、まるで七夕の網飾りのようで、遊び心いっぱい。この“自由自在”が今回のカードのテーマで、実は私の事務所の名前“スチーム”とも引っ掛けているのです。
“スチーム”=蒸気は、アイロンに使われたり、料理法になったり、動力として汽車や船を走らせたりしますよね。液体から気体に変化しますし、湯気となって広いところでも狭いところでもどこにでもいける。湯気そのものがはかない存在。そんな柔軟で変化に富んだ“スチーム”は、落としてしまう運命の“メイク”に通じるものがあると思い、事務所名にしたのでした。形が自由自在に変えられるこの紙はまさに“スチーム”のようで、とっても気に入ったのです。
私にとってハガキやカードは“人とのつながり”を確認するもの。知人とつながるための大切なツール。だから、カードをつくるときは全部を印刷にするのではなく、住所を書いたり、スタンプを押したり、必ず何か手作業するようにしています。ぬくもりを感じるものが好きなのと、一枚一枚、住所ラベルを貼りながら“あの人、元気かな”とか“このカードを手にして私のことも思い出してくれるかな”なんて心の会話もできるからです。そういう意味でも“手をかけること”は私にとっても大事なことなんですね。
私は、あまりマメじゃないタイプ。電話も手紙もメールも普段は全然(笑)。だからせめて、年賀状やカードにはこだわって、贅沢をして、ごぶさたしている人とコミュニケーションをとりたいと思っているんです。といいつつ、今まではせっかく用意したカードを出せないまま…なんてこともありましたけどね。でも、今回は頑張りました!
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2006-07-23 | 固定リンク
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