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[テレビ]-ちひろ&昌子の- テレビ、今週のツボ

●桜井ちひろ(文・右)
雑誌ライター。三度のご飯よりもテレビが好き。テレビに「そりゃ、ないだろっ!」とツッコむのが趣味。そして外に出ず、体重増加に悩む日々。でもしあわせ。

●藤井昌子(絵・左)
コミカルイラストレーター。漫画家。このお仕事のおかげで、すっかりテレビ好きのドラマ好きに。そして引きこもりに拍車をかける日々。でもしあわせ。

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政治のニュースもちょっと見るようになった!? 『CHANGE』のおかげね。

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キムタクの久しぶりのドラマ『CHANGE』をみんな見てますか~っ!!(アントキの猪木調でどーぞ)
政界が舞台になってると視聴率が取れないっていうジンクスを(そんなジンクスあったんですね)押しのけて、けっこういい線いってます。そこで、『CHANGE』の見どころをチェックです。

●政治の仕組みがわかる●
お話は、小学校の先生だった朝倉啓太(木村拓哉)は、父と兄の突然の事故死によって、しかたなく議員になる。そして、当人の知らないいろいろな政治的な策略から、ついには内閣総理大臣にまつり上げられてしまう。政治を知らない朝倉を陰で操ろうとしていた内閣官房長官の神林(寺尾聰)の思惑に反して、まっすぐに政治に取り組む朝倉は次第に周りの信頼も得ていくが、神林は言うことを聞かない朝倉を失脚させようとする……というもの。

朝倉は、本当に政治を知らないっていう設定なので、政治家だったお父さんが、ちょっと悪いお金を受け取っていたとかも認めちゃうし、国にとってマイナスな裁判でも、国が悪かったと言ってしまう型破りな政治家。対立している政党の悪口を言うとか、自分の非になることは認めないとか、根回しするとか、誰が大臣になるかで駆け引きするとか……そんな面倒くさい慣習なんて取っ払っちゃえばいいんじゃないの? っていう思いが、これを見ていると、ふつふつとわいてくる。朝倉が、自分のやりたいことが、すぐにできないのはなぜだろう? と疑問に思うことを口に出すと、それは、政治家と官僚の暗黙の了解とか、裏工作とか、政治の悪い仕組みみたいなものだったりするんだよね。これを見て、ああ、政治ってこういうことをやってるのか。だから、ウダウダと何も進まないのねぇ……とか納得する。それをぶち破ろうとする戦士が朝倉総理。最初は朝倉を馬鹿にしてた秘書の人たちも、どんどん味方になっていくところが、やたらうれしくなっちゃうんだよね。ロールプレイングゲームみたいに、朝倉が戦って、相手にわかってもらって、仲間を増やしていき、成長していくから、固い政治の話でもするっと頭に入ってくるのかもしれない。

●テンポが速くてストレート●
朝倉は、1話目で教師から議員になって、3話では総理大臣になってしまうという異例のスピード出世。それも、朝倉総理は国民の……特に女子からアイドルチックな若い総理として人気っていうのが、ちょっと笑える設定だけど、それなら、朝倉総理もありえるかも……と納得できちゃうさじ加減が抜群。フツーの政治ドラマなら、総理になるまでの大物政治家との対決とか、ドロドロした部分を丁寧に描くところだけど、そこをすっ飛ばして、次から次へと新しい展開になっていくのが『CHANGE』のいいところ。説明がダラダラ長くないから、飽きずに見やすい。重苦しいところも暗くならないもんね。小児科医の不足問題や、日米構造協議とか、実際に起こっている問題も、単純にわかりやすく見せてるから、政治的にどうしたらいいかのツボがクリアになって、いつもは政治ニュースとか見ないけど、“どこがいけないんだろう?”って真剣に自分なりに考えるきっかけにもなる。まさに、政治初心者向けの展開でいいのね。

●理想の政治家を見せてくれる●
官僚の言うことを鵜呑みにしないで、自分でとことん調べて判断する。政治家の先輩たちにでも、ダメなことはダメって言ってしまう。朝倉みたいなストレートな正義感を持った政治家がいっぱいいれば、もっと国民も政治が身近に感じられるのになーと、みんな思ってるはず。これを見て、ひとりひとりが政治にもっと敏感になれば、日本もちょっとずついいほうに変わっていくかもしれない。だって、政治に興味なかった人が、このドラマがきっかけとなって、かなり政治のニュース見たと思うもん。もちろん、政治家の人たちは「ドラマだから、そんなことできるんだよ」とか言うんだろうけどね。

そろそろ解散総選挙がどーのっていう話も流れてきてますが、朝倉に本当に立候補してほしいくらい。理想の政治家のイメージがこのドラマでハッキリしたし、そして、ちょっとだけ政治の裏もわかってきた気がするので、今度の選挙では、ちゃんと街頭演説とかも聞くかもしれない。いや、聞かなきゃって思った。朝倉総理、これから神林の逆襲が始まりそうですが、がんばってくださいね!

ということで、時代は『CHANGE』していくものです。このブログも今回で、みなさまとさようならということになりました。、つたない私のお話を今まで読んでくださった方々、ありがとうございました。このブログが終わっても、テレビはバンバン見続けてくださいね。私は、もちろん、テレビ三昧な日々を過ごしていくことでしょう。テレビ、大好きです!

『CHANGE』フジテレビ・月曜夜9:00~9:54

 
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2008-06-19 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

1話で2回は泣ける『ROOKIES』

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ドラマ『ROOKIES』が好評。土曜の夜8時台のドラマなのに、20代~30代の男子がけっこう見ているというウワサを聞いた。このドラマの原作は、1998年から週刊少年ジャンプに連載された森田まさのりのマンガ『ROOKIES』。単行本の売り上げが1200万部を記録しているという、原作のパワーもあるのかもしれないね。

お話は、生徒を信じる熱血高校教師の川藤(佐藤隆太)が、問題児ばかりが集まっている野球部を復活させ、何事にも希望を持てずヤケになっている部員たちに、『夢をあきらめるな』と語り続け、その熱い心と根性で生徒たちの頑なな心を溶かし、甲子園への夢を持たせ、更生させていく……というもの。あらすじだけでも、なんとなく泣ける(笑)……ベタを承知の熱血スポーツ&不良系がんばるドラマ。その魅力を勝手に分析しちゃいます。

●ちょっとおバカなところがかわいい●
メインの野球部員たちは、不良。それも、ちょっと昭和な感じで髪の毛をリーゼントにしたり、タバコを吸ってるのを先生に見つかったら、慌てて隠すくらいの(笑)ツッパリです。目があったら「ガンつけやがってぇ」とケンカをふっかけ、すぐに頭に血がのぼる単純な性格。でも、仲間は大事。一人ぼっちが嫌いなさびしんぼうたちです。そして、保健の先生が何色のパンツをはいてきたかをのぞくのが楽しみで、女子たちにニッコリ微笑まれたら、惚れられた! と勘違いをするくらいの、今どき純粋なエロモードです。

そんな、くだらないことで大騒ぎしたり、はしゃいだりする男子のおバカな部分が見えると、「しょーがないなー」と思いつつ、「あたしがいないとダメかも~」心に火がついて、かわいくて胸キュンになっちゃう。そして、ツッパッてるんだけど、根が純粋で、一度信じたものは裏切らない、筋を通す……そういう男気がある男子たちだからカッコいい。かつて『タイガー&ドラゴン』で“ちびT”と呼ばれたおバカキャラを演じていた桐谷健太が、野球部員の中で一番のおバカキャラのサードの平塚役で弾けてます。「やりすぎだっつーの」とツッコミ入れつつ見ると楽しいです。

●ベタな展開で泣きまくれる●
野球部員たちが不良だということで、悪いことが起きると野球部のせいにしたりして、事件が毎回起きる。でも、どんなときでも「僕は生徒を信じます!」と川藤が生徒を身体を張って守る! この展開だけで、泣けちゃいます。

今までのストーリーで言えば、野球部を潰そうとしていた校長が、いい人になって野球部を守るために、校長を辞任する……で涙。その前に、安仁屋(市原隼人)が「川藤がいなくちゃダメなんだよっ」と叫びながら、校長に食って掛かったところでも泣いたわ。素直になれない安仁屋が、みんなの前で川藤を認めた瞬間だったからね。そして、タバコを吸ってる疑惑を持たれた若菜(高岡蒼甫)たちが、身体検査を新校長に強要されたとき、今までなら、「ふざけんなよ」と反抗していたのに、「俺たちバカだけど、信じてくれたヤツだけは、裏切らねーよ」と川藤に言った言葉で涙。そして、ようやくチームに参加した新庄(城田優)が、みんなについていこうと、1000本ノックを頼んだとき、安仁屋が「俺たち、とっくの昔に仲間だろ。少し遅れたくらいで、ムキになんなよ」と、新庄のプライドを潰さないように言うと「お前らがやってきた努力の分くらい、1晩でぶっちぎってやるぜ」と答える新庄。いや~、男の友情とプライドを認め合う関係、いいわ~と涙。
1話分でこんなにも涙ポイントがあるのは、すごい。ベタだとわかっていても感動の涙。沸き起こる「夢、持とう!」という前向きな気持ち。すばらしい~。涙流すとストレスも発散できるしね。

●いい言葉●
川藤は国語教師なので、いい言葉、言いますよぉ。「間違いと失敗は、我々が前進するための訓練である」「怒りは無謀を以って始まり、後悔を以って終わる」「精神一到、何事か成さざらん」……みんな、いろんな偉人たちの言葉ですが、改めて聞いてみると深いですねぇ。でも、一番は、川藤が毎回のように、部員たちに言ってる「夢をあきらめるな、明日にきらめけ」と「夢を持っている人間をバカにするな」かな。フツーに知り合いにいわれたら、恥ずかしくて引いちゃう言葉も、まっすぐなキラキラした目で川藤先生に言われたらクラクラきちゃうはず。

“チーム男子”はいつの時代も、女子のハートをわしづかみするんだよね。自分たちには、ない世界だから。高校生役を演じてる人が実はかなりオトナだったりするけど、だからこそ、深いドラマが広がっていってる気がする。やっぱり、青春熱血ストーリーは永遠に不滅です! 関係ないけど、個人的には、なんか不器用な安仁屋ことイッチーがやっぱり、ツボです。

『ROOKIES』TBS・土曜夜・7:56~8:54

 
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2008-06-12 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

今の自分をなぜか見つめなおしたくなる番組が『¥トシガイ』と『音燃え!』

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地味だけど、ちょっといい番組を2つ紹介したいと思います。ひとつは、今の自分が本当にほしいものは何かを考えさせられる『¥トシガイ』。もうひとつは、若かったころのパワーとか純粋さの素晴らしさを思いだす『音燃え!』。この2つの番組は、毎週木曜日の深夜に続けて放送されているんだけど、連続で見ると、おもしろさが倍の倍になると思うんだよね。

●今の自分を輝かせるものを見つける『¥トシガイ』●
この番組は、いろいろなジャンルで活躍している人たちに、自分の人生を豊かで華やかにするために、今の年齢×壱万円をプレゼント。例えば25歳の人だったら、25万円をもらえるというわけ。そのお金を、その人が何に使うのか、なぜ、それに使うのかを追跡していく番組。登場するゲストは、俳優、モデル、企業の社長、アーティストなどさまざま。その人の仕事からは想像もつかないものにお金を使ったりするので、その意外性にびっくりすることも。

例えば女優の加藤夏希は、22万円を使って、大好きなアニメのコスプレ衣装と、カラオケに使うオリジナルマイクを買った。そんじょそこらのマイクとは違って、スワロフスキーのラインストーンを3000粒もつけてデコレーションした、キラキラのゴージャスマイク。それも、ただのカラオケ好きだからという理由だけではない。……というか、それじゃー、番組的に成り立たない(笑)。その買い物への“思い”が重要なんだよね。実は人見知りで、仕事で知り合った人ともなかなか気軽に話せない性格で悩んでいたという加藤夏希。そんな彼女は、コミュニケーションをとる手段のひとつとして、「カラオケ行きませんか?」と相手を誘うことがあるそう。一緒に歌うことで、仕事の関係であっても、もっと友達に近い気持ちがわいてきて、また別の機会に仕事で会っても、今以上に仲良くなれるという気がするとか。そんな風に、ひとつの買い物の背景に、その人の今まで生きてきた道のり、ポリシーなどが垣間見えるんだよね。

ほかには、バイオリニストの高嶋ちさ子は、バイオリンを母校に寄付したり、今、改めて自分の人生に音楽が大切だと実感してるアーティストのakkoは、ギターで作曲をするのが憧れということでギター……など。もし今、宝くじで、自分の年齢分のお金をもらったら「ふだん買えない、ブランド物のバッグとか買っちゃおう~」と物欲に走る私とは、わけが違います(笑)。ほほ~と感心するような買い物を見ているうちに、今の自分は、本当に何をほしいのか、何がしたいのか、自分のためになる買い物って?…と、自分を見つめなおすきっかけになるはず。

●なぜか元気になる『音燃え!』●
この番組は、日本の高校生バンドNo.1を決めちゃおうという登竜門的音楽番組。全国から応募してきた高校生バンドから、毎回2組が登場。課題となった「過去の偉大なミュージシャン」の楽曲から1曲を選び、およそ1週間で自分たちなりにアレンジして披露。勝ったバンドはトーナメント方式で、また、違うバンドと対戦。そのときには、また新たなテーマで課題が与えられていき、最終的に勝ち残った4バンドで対決。そのときは、バンドのオリジナル曲で勝負……という方式。これが、熱い!

今どきの高校生は……と思ってる人はぜひ見てほしい。目標がハッキリしてるやつらは、やっぱり一生懸命で、青春っぽいんだな、これが。そして、心からがんばれって応援したくなる。高校生から見たら全然聴いたことない楽曲……例えば加藤登紀子とかの曲をアレンジして演奏するんだけど、放課後、家や貸しスタジオに集まって、話し合いながら曲を完成させていくプロセスをドキュメントで追っていくのが、いい。自分たちのレベルと気持ちが追いついていかなくて焦ったり、パフォーマンスで自分たちのバンドのカラーを出そうとしたり……その悩み具合を見てるとジーンとしちゃう。あのころは、いろんなことに悩んで、腹立ててたなーとか思い出したり、今度生まれ変わったら、絶対高校生バンドをやろうと思ったり……ちょっと元気になれます。みんな、カッコよく見えるよ。高校生のときにあった、バンドやってる人はモテるという法則を、再認識しました(笑)。このころみたいに純粋に、“好き”っていうだけで突っ走っていけるエネルギーを、気持ちを切り替えて、もう一度取り戻そう! と夜中にやる気満々になります。

2つの番組を見てると、自分がどれくらい、一生懸命に、何かに取り組んできたか……っていうことは、本当に大切だし、それが、きっと未来につながるって思えてくる。ちょっと落ち込んだり、会社の人間関係でイライラしたときに見ると、スッキリ、さわやか~になれること間違いなしです。

『¥トシガイ』・日本テレビ・木曜深夜0:29~0:59
『音燃え!』・日本テレビ・木曜深夜0:59~1:29

 
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2008-06-05 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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