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[テレビ]-ちひろ&昌子の- テレビ、今週のツボ

●桜井ちひろ(文・右)
雑誌ライター。三度のご飯よりもテレビが好き。テレビに「そりゃ、ないだろっ!」とツッコむのが趣味。そして外に出ず、体重増加に悩む日々。でもしあわせ。

●藤井昌子(絵・左)
コミカルイラストレーター。漫画家。このお仕事のおかげで、すっかりテレビ好きのドラマ好きに。そして引きこもりに拍車をかける日々。でもしあわせ。

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教授のぶっ飛ばしっぷりにハマる『未来教授サワムラ』

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あれ? この人は、かつて、ものすごく二枚目な俳優だったはず……テレビでその姿を見るたびに、毎回確かめてしまう人……それが沢村一樹だ。いったい、いつから、こんなにもバラエティータレントっぽくなってしまったんだろうか……。そして、バラエティーに強いフジテレビの深夜番組の司会までも、ひょうひょうとやってのけてしまってる。それが、『未来教授サワムラ』だ。番組内容もとっても斬新。そして、沢村一樹の不思議な魅力も爆発。番組&沢村の魅力をぜひ、みなさまに紹介したいと思うわけです。

●「サワムラ教授」が未来から今の地球の流行を分析●

やはり、素のままで仕切るのはイヤだと思ったのか(想像ですけどね)、この番組で沢村一樹は、近未来の地球で過去の文化を研究している「サワムラ教授」というキャラ設定になっている。そのサワムラ教授が、講義という形で現在のいろいろな流行のルーツを追究するのがこの番組なのだ。

例えば、恋愛マンガの名セリフのルーツを調べるというテーマでは、現在人気のマンガで、小畑友紀の『僕等がいた』から「好きって、努力とは正反対だね」というセリフを紹介して、どんどんと過去に遡っていくわけ。ちなみに90年代は、柴門ふみの『東京ラブストーリー』のリカの「ねえ、セックスしよ」でした。ドラマで鈴木保奈美がリカを演じて、この言葉を言ったとき、ひゃ~とのけぞった人も多いのでは? 80年代はあだち充の『タッチ』で「上杉達也は浅倉南を愛してます」。そしてルーツは、1949年の手塚治虫の『拳銃天使』という、大金持ちの女の子が「モンスター」と呼ばれるインディアンの頭と、悪い奴らから町を守るという作品の中に出てくる「いとしいモンスター」というセリフ。セリフとともにキスシーンも描いていて、日本のマンガ史上、初めてのラブシーンではないかと言われてるそうな。手塚先生、すごいな。

また、ホラー映画のルーツでは、ハリウッドでリメイクされた日本の誇るホラー映画『リング』を始め、『チャイルドプレイ』、『エルム街の悪夢』、『13日の金曜日』、6月6日生まれの『オーメン』など、誰でも名前を知っている映画を次々と紹介。そしてルーツは、1919年に作られたドイツ映画『カリガリ博士』……。全然知らない作品だったけど、フィルムの一部分をカラーにしたり、わざと歪んだような映像を作ったりと新しい表現を試してて、とっても不思議で新鮮な映像だった。

そのほかには、美人アスリート、コミックソング、イケメン、メイク、映画の格闘シーンなど、堅苦しくなく、身近で話のネタにすぐなりそうなテーマを取り上げているから、つい見入ってしまう。そして最後には、そのジャンルの識者の人が、2008年以降のそのテーマの未来を予測するというおまけもついている。ちなみに恋愛マンガのセリフは、マンガ編集者によると、七五調などキレイな言葉で愛をささやき、制約がある中での恋愛話が流行るのでは……とのことでした。

●沢村一樹の弾けぶり●
番組内容をさらに盛り上げるのが、「サワムラ教授」こと沢村一樹。まだ、二枚目俳優といわれてた5~6年前から、ワイドショーでのドラマの制作発表記者会見を見ていても、マジメな顔して、みんながくすっと笑ってしまうようなコメントを言う人だなという認識はあったけど、こんなにもお笑いノリだとは思わなかった。最近では『サラリーマンNEO』での活躍だ。フェロモンオーラで女子社員を虜にするセクスィー部長というコントでは、まつげも描いて、お尻ふりふり歩きをしてエロ部長を演じきってる。かぶり物とメイクをしてコントをしたら、もうお笑いの人でしょう(笑)。この番組で、元から持ってるお笑い気質がパーンと解き放たれたのか、トーク番組でもちょっとエッチなことを言ったりして、いつのまにか沢村一樹は“さわやかなエロ担当”という位置まで手に入れていた。

そして、満を持しての「サワムラ教授」。秘書役の女子アナには、リカの『セックスしよ』という言葉をわざと言わせようと企んでみたり、エンディングで変な顔をしてみたり、ふざけてるのか、役を演じてるのかわからないというビミョーなラインで、楽しそうに弾けてます。ゲストにお笑いの人がいても負けてない。「ここからはカットされるトークなんでいいんです。何でも話して」と言って話を聞きだしたり、ゆる~い感じのトークテクも素晴らしー! このまま、俳優からバラエティータレントへと転身してしまうのでは? と心配しちゃうほど。たぶん今は、違うジャンルの場所にいて、はしゃいじゃってるんだろうけど。

今、沢村一樹は旬。いったいどこに行こうとしてるのか、このブームはいつまで続くのか……そんな沢村一樹の不思議なテンションが、『未来教授サワムラ」を確実に盛り上げてると思う。なんていうか、知らないうちに病み付きになってしまう、そんなキャラ&番組なんです。怖がらずに試しに見てみて(笑)。

『未来教授サワムラ』フジテレビ・金曜深夜1:05~1:35

 
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2008-03-27 | 固定リンク | コメント (0)

いろんな業界の秘密と、そこで働く人たちの本音がわかる。

Tv080320

人にはどんな才能が眠っているかわからない……とはいっても、1回仕事を始めたら、なかなか他の分野の職業に転職する機会も勇気もなくなってしまう。でも、たまーに、昼休みのOLさんとかを見かけると、「この人の会社で自分が仕事をしたら、どんな毎日なのかな?」とか考えてしまうことがある。まあ、現実逃避なんだろうけどね。そんな、自分では経験できないいろんな職業の裏と、そこで働いてる人たちの本音などを見られる番組が『ギョーテック』と『ボクらの時代』だ。その番組の楽しみ方ポイントをご紹介。

●業界の人だけが知ってる情報がわかる●
『ギョーテック』は、さまざまな業界に活かされている独自のテクニックを、その仕事の現場に潜入して紹介する番組。司会が藤井隆で、現場でのレポートをするのが、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、麒麟、森三中、ハリセンボンなど。お笑い芸人が総出演ということで、かなりお遊びっぽくはなってるけど、クイズ形式で紹介される業界ネタは、ものすごく深い。

例えば、デパートで目にしたら、買いたくなくても足を止めてしまう実演販売の業界。その売り方も「こんなにすばらしいですよ」と情熱を持って語りかける“熱売”、見に来たオバチャンたちをいじって笑わせながら売っていく“キャラ売”、フーテンの寅さんのように口上をとうとうと話していく“啖呵売(たんかうり)”と3つのパターンがあるんだって。今は“啖呵売”は、あまり見なくなったらしいけどね。

誰もが1度は遊んだことがある『ガチャガチャ』の商品で、子供に受ける3か条は結婚、エロ、うんこ……(笑)で、これがからんだ商品を開発すればヒット間違いなしらしい。あと、忍者シリーズとして売れなかったものを、同じ形でペイントや形をちょっと変えて、海賊シリーズとして出したら大ヒットした、など、へえ~とびっくりするネタがいっぱい。出てくる業界も回転寿司、アナウンサー、美容整形、テレビゲームなど多岐にわたっているから、知らない世界度がアップして、見てて楽しい。個人的には“シズルプランナー”という、CMなどで出てくる料理や食材が美味しく見えるようにする人たちのテクニックが楽しかった。味噌汁の具を浮かせるために、塩を入れて浮力をアップさせるとかね。世の中、知らないことっていっぱいあるね。

●業界の裏や本音を語るのを聞く●
『ボクらの時代』は、毎回さまざまなジャンルで活躍する3人が集い、おしゃべりをするトーク番組。タレントだけでなく、学者、デザイナー、アーティストなど、旬の人や海外で注目されてる人など、興味を惹かれる人ばかり。そして3人の接点も、プライベートでも仲がいい人とか、憧れの人だから話を聞いてみたいとか、バラバラ。例えば、女の人生は50歳から……というテーマで、料理家・平野レミ、エッセイスト・阿川佐和子、タレント・清水ミチコが集まったり、写真家・篠山紀信、歌舞伎役者・坂東玉三郎、作家・椎名誠は、共通の趣味とそのとらえ方の違いを語ったり、作家・瀬戸内寂聴のつながりで、俳優・美輪明宏と作家・平野啓一郎が出会う……といった具合。さらに、司会者もいないのが画期的。堅苦しい雰囲気がないので、出演する人たちも緊張感が薄れるのか、話が進むうちに、3人が本当にふだんどおりの自分を出していくのが面白いの。

ものすごーく朝の時間の放映なのに、トークしてるときに、みんなビールを飲んでいたりして、だんだん酔いつつ、ちょっとろれつも怪しくなりながら、だからこそ本音が出ちゃったりしてね。今注目の俳優・小日向文世が出た回は、浅野和之、相島一之という劇団出身の俳優3人。何十年も舞台に出ている小日向さんが「ボクは舞台が怖いんだよね。何が起きるかわかんないからさ」とぽつりと言ったとき、見てて“そうなんだぁ”と思ったけど、浅野さんや相島さんも、同じように“そうなんだぁ”って顔をして聞いてるのを見て、なんだか、いっしょに話に参加してる気分になっちゃった。

フィギュアスケートの高橋大輔に、歌舞伎役者の中村勘太郎と俳優の藤原竜也がワクワクしながら、「演技に点をつけられるというのはどういう気分なの?」と興味しんしんで聞いてたり、新鮮な一面が見られるの。ふだんのインタビューでは聞けない言葉も、司会者がいない、ざっくばらんな雰囲気だから出てくるものなんだよね。いろんな分野で秀でた人たちの思考が、自分には想像できないパターンでびっくり。ホントに人っておもしろいなーって思うのよね。

この2つの番組を見ると、どんな職業もその世界なりのおもしろさと大変さがあるから、うらやましいとか憧れだけでは転職できないわ……って思うんだけど、いろんな職業の人の話を聞いたあとは、自分の仕事を、しっかりやろうって思えちゃうんだよね。なぜか。

『ギョーテック』テレビ朝日・金曜深夜1:20~1:50
『ボクらの時代』フジテレビ・日曜朝7:00~7:30

 
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2008-03-20 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

いったいどこまでナゾは続くのか……『薔薇のない花屋』

Tv080313

野島伸司脚本のドラマは2005年の『あいくるしい』から3年ぶり。視聴率が伸び悩むドラマが多い今期の中で『薔薇のない花屋』は、ぶっちぎりのトップだ。月9という黄金の枠ということや、SMAPの香取慎吾がパパ役に初挑戦したとか、竹内結子が出てるとか、そういう話題性もありつつ、でもやっぱり、野島ワールドをみんな楽しみにしてたからじゃないかなーと思うわけです。

だからといって、見た人がみんな「すっごいいい話じゃん」ってうっとりするんじゃなくて、「おいおい、いったいどーなってるわけ?」とか「ありえないんだけど、あったらおもしろいかも」……みたいな、変なツッコミができるから盛り上がる。もちろん、子役の大人びた演技に涙腺をゆるませたり、ガマンする恋心が切ない……などドラマの王道の涙と感動もはずさない。最終回の直前ですけど、私がこのドラマを、どんなツッコミをしつつ見ているか、そのお楽しみのツボを教えます。

●どんでん返し予想●
スタート前のテレビ誌などの情報だと、“目の悪い女の人と出会った、男手ひとつで娘を育てている花屋の恋物語。でも、その花屋には過去がありそう”というストーリー紹介だった。いざ第1話を見て、超びっくり。最後のほうで、目の悪い美桜(竹内結子)は、実は目が見えていて、花屋の英治(香取慎吾)をだますために、目の悪い振りをしてたと発覚。初回から、重要なキャラのイメージが覆されるとはっ。そのほかには、
★英治をアニキと慕う直哉(松田翔太)も、英治をだます役だった。
★英治は娘の本当の父親ではなかった。
★娘の雫(八木優希)の担任の先生の小野(釈由美子)は、一瞬、英治を好きそうな感じだったのに、そうでもなかった(笑)。
など、どんでん返しばかり。だから私は、誰にどんな裏があるかを予想するのを毎回楽しみにしてたのね。実は、美桜の目が悪いのはウソっていうのを、英治は知っていた……と読んでたのが外れたのはショックでしたね。そこまで、あざとくなかったのね、英治。あと、直哉がなぜ借金を重ねてるのかっていう理由を、破産した親への仕送り……と思ってたんだけど、今のところ違うようなのも残念。
こんな風に、自分でストーリー展開を考えると脚本に参加してる気分になって、ツッコミがいもパワーアップ。でもさ、あれだけ用意周到で、復讐に燃える安西(三浦友和)が、ちゃんと調査しないで、英治のことを娘の相手と勘違いしてたってつーのはツメが甘すぎるよ……って思ってるのは、私だけ? 

●キャラクターにツッコむ●
ドラマに出てくる人たちは、けっこう濃いキャラ。実際には周りにいないような人ばかりで、うっそーと思う発言や行動もしばしば。
★美桜が英治のことを、名前を呼ばずに「お花屋さん」というたびに“好き同士なのに、そんな呼び方ないだろう!”と怒りたくなる。 こーゆー「メルヘン乙女演技かっ!?」っていう女子を男子は好きなわけ?
★喫茶店のマスター(寺島進)のダジャレ。名ダジャレは「可能性がゼロだったら『ゼロ弾きのゴーシュ』だろう」……でしょうか。
★英治の友達の舜(玉山鉄二)の、ちょっとすかした嫌な医師ぶり。英治との過去を、思わせぶりに「俺たちが棘だから……」と伏せ目がちに言ったりして。いやいや、やりすぎですから。
見れば見るほど、ひとすじなわではいかないキャラの暴走振りが、もう愛おしくなるっ。

●恥ずかしいけど、感動のセリフ●
野島ワールドといえば、こっぱずかしいけど、胸にきゅんとくるセリフ。『北風と太陽』の話をもとに英治が「焦がしちゃうから、太陽はどんなに好きでも近づけないんだ。暖かいと言われるくらい遠くにいなくちゃいけない。かわいそうだね」と言ったときは、そーだったのねーとうなずいた人も多いはず。雫が「みんな損したくないのに、目立ちたいのに、“俺はいいよ”という父ちゃんは、えらいのかなと思うようになりました」と作文に書いたときは涙! 英治が美桜のことを「花が咲くように笑う」と言ったのは、最高の愛の言葉だと思うし。「時にはダメなとこも見せていいんじゃないの。それが教育ってもんかも知れねえよ」と英治に言ったマスターのセリフは、親ならズキン!

回を追うごとに、出演者全員がお友達のように、知り合いの知り合いで、つながっていた……ってわかっていくのも、フツーはありえないから衝撃的でした。こんな風に、見どころいっぱいで楽しかった時間も、もうわずか。私の予想は、舜の登場で昔の英治の悪事がばれて、逮捕されそうになって、美桜と一緒に北の町に逃げる……です。ラスト、思いっきり力入れて見ちゃいますよっ。

『薔薇のない花屋』フジテレビ・月曜夜9:00~9:54

 
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2008-03-13 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (1)

ひとりひとりが地球の自然のことをしっかり考えなくっちゃね

Tv080306

急に暑くなったり、急に寒くなったり、ニュースでは世界的な異常気象の様子が頻繁に流れている。なんとなく、地球がおかしくなってる……っていうことは、みんな感じていると思う。でも、まだ他人事のように「自分の生活には、あんまり関わってきていない」と、現実をしっかり見つめることを避けている人のほうが多いと思う。もちろん、私もそんなひとり。地球が今、どんな状況なのかってことが、イマイチ、ストレートに頭に入ってこないからね。そんな人たちにピッタリの番組が『ダーウィンが来た! 生きもの新伝説』と『素敵な宇宙船地球号』です。この2つの番組は、わかりやすく、説教臭くなく、エコロジーとか、自然の大切さを、わからせてくれるの。その見どころを紹介。

●自然、動物好きの心がきゅん●
『ダーウィンが来た!』は日本国内の身近な自然から世界各地の自然、興味深い動物の生態などを、時間をかけてていねいに追って、美しい映像で紹介する番組。例えば、オーストラリアのアカカンガルーが、1ジャンプで4m40cmも飛び、1日に100kmも走ることができるという情報や、生き残るために強いオスを選ぶメスが、わざとオス同士を戦わせて、より強いオスを選ぶというおもしろい習性なども解説。さらに、カンガルーのオスが、キックやパンチを使いボクサーのように戦うという姿など、見たことのない映像がぎっしりで、とにかく和むの。そのほかには、チンパンジーの群れの中のリーダーになる戦いや、長老のチンパンジーについて紹介したり、親を亡くしたヒグマの子供を保護し、また野生に返すために育てている人を追い、ヒグマの成長と人間との関係を見る人に考えさせたり……。とにかく、動物が一生懸命、自然の中で生きていく姿に感動。癒されるのよね。

『宇宙船地球号』は、“世界遺産の光と影”というシリーズなどもあり、すばらしい自然の様子や、人間が作り、守ってきたものを改めて見直して、この自然を守るためにどうすればいいか……と、見た後に地球環境について自然に考えてしまう番組。例えば、屋久島の緑がなぜ、現在の姿になったのかという説明をしながら、うっとりするような美しい自然、そこで息づく植物や、動物たちの世界も映像で紹介し、見ているうちに、日本にもこんな自然があったのかーと発見も多いの。

そんな風に、どちらの番組も、ふだんの暮らしの中では、めったに見られない自然や動物たちをきれいに撮っているので、ながら見でもヒーリング効果は抜群。動物たちの表情を見れば、さらに和むはず。

●自然とエコロジー意識が高まる●
『ダーウィン……』では、例えば、カンガルーのオスとメスの恋を描いていながら、最近は、干ばつで体の大きなオスが多く死んだために、メスの数のほうが多くなってしまい、危機的状況だということや、子熊の愛らしさを映しながら、人間の密猟で、ヒグマがどんどん少なくなっている……など、自然をないがしろにし、乱開発をしたせいで起こったといわれる異常気象などに触れ、人間の自分勝手な行動にも目を向けさせていく。

『地球船宇宙号』は、『ダーウィン』が動物の生態からのアプローチが多いのに比べ、身近なものからテーマを取り上げている。例えば、焼酎ブームや、塩分の少ない梅干ブームの裏で、廃棄物として処理に困っている焼酎かすや、梅干の製造過程で出る塩などを、どうやって、自然にやさしくリサイクルしていくか……という取り組みなども紹介。焼酎かすが、コンクリートになって蛸壺として活用されたり、梅干の塩が加工され、牛の餌のひとつとして使われるようになったり……。日本人って使い捨てばっかりしてると思っていたけど、ちゃんとリサイクルできるようにいろんな人が必死で研究してることがわかり、明日からゴミは出さない生活をしよう! とエコの気分がアップするわけ。そのほかにも、日本の食糧自給率がいかに低いか(39%らしい)を調査して、今の日本の食事情を考えてみたり……。

どちらも、番組を見ているうちに、地球に優しく、負担をかけないように生活する方法や、自分なりにできる動物保護へのヒントなどがわかるようになる。よいしょ! って気負わなくても、ひとりひとりがちょっとずつ、意識を変えて、自然と共存していこうと思うことが大事なんだよね。その小さな思いが集まれば、大きな流れになるはず。人間が勝手に地球をいじくっちゃ、ダメ。まずは、この番組を見て、大切なものが何かを見つけてみようよ。

『ダーウィンが来た! 生きもの新伝説』・NHK総合・日曜夜7:30~7:59
『素敵な宇宙船地球号』・テレビ朝日・日曜夜11:00~11:30

 
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2008-03-06 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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