なんとなく役立ちそうな……ゆるい感じがいい『つながるテレビ@ヒューマン』

最近、私はNHKの番組がお気に入りです。なんか、新しいことに挑戦しようと思ってる作り手のパワーが伝わってくる気がするから。見ていると、作ってる人も楽しいんだろうな、って思うことがしばしば。そんな番組のひとつ『つながるテレビ@ヒューマン』の見どころ紹介をしちゃいます。
●キャスティングが不思議感アップ●
この番組の放送は、日曜の夜。今週は何が起きるのか、まだ知られていない情報をいち早く紹介したり、マニアや業界人だけが知っている、これから流行りそうな出来事に注目したり……と、なんとなくお得感があって、見ていて驚かされ、楽しく、役に立つ情報番組なのだ。その出演者がなんと、お笑い界で毒舌で有名なツッチーこと土田晃之と、脇役としていい味出す演技派俳優だけど、ちょっとお笑い系もいける勝村政信。NHKのアナウンサーがメインで進行してはいるけど、この2人がずっと前面に出てるのが、なんか不思議なの。
ツッチーはNHKにいても、“メインだからがんばるぞー!”という気負いは皆無。流行ってる情報を紹介しても、自分にとってキャッチーではない場合は「ホントにそうなんですかね」と言っちゃったり、「すごいですねー」と持ち上げたりもしない、ある意味自然体。「NHKでは言えないことがいっぱいある」と自主規制はしているようだけど、ちょっと斜めに見て、キツイことをポロッと言うスタンスは変わってない。ツッチーがメインの番組を作るのは、かなり勇気いると思う(笑)。だからこそ、NHKの情報番組のマジメさとミスマッチで、なんともいえないおかしな雰囲気が出てくるんだよね。
そして勝村さんが、またちょっとおとぼけ。VDのチョコの特集をしたときは、インタビューされた小学生が「チョコで愛の告白をするなんて古い!」と言い切り、さらに「告白はメールだよ」と言ってるのを見て、「うちの子もメールで告ってるのかなぁ。それは、ちょっとやだなー」と、発言。そんな言葉から、勝村さんのプライベートのよきパパぶりがわかるし、テレビに出てるのに、フツーに友達と雑談してるようなゆるさがかもし出されていて、見ているこっちも構えないで楽になれちゃうのが、ホント不思議。この2人のキャスティングは、脱力したい人にはピッタリだとつくづく思う。
●情報の早さとおもしろさ●
番組は『今週どうなる? サキヨミ』、『超ハヤミミ情報局 これは来る!』、『明川哲也の“陽はまた昇る!“』という3つのコーナーで構成されている。その中でも『サキヨミ』と『ハヤミミ』はすぐ使えるオモシロ情報がいっぱい。
『サキヨミ』はその週に起こる出来事を、取材や専門家の意見などを通して、注目ポイントをいち早く教えるもの。例えば古紙の表示偽造が発覚したときは、古紙100%にするには、コストがかかりすぎる……などの取材データを紹介。紙を有効利用し、無駄遣いをしないヒントを提示していた。また、4月から新生活を始める人たちのための情報として、家探しや、ベッドや電化製品を交換しあうシステムがネットにあることなども紹介。身近でありながら、詳しくは知らないことをナイスタイミングで教えてくれる。
『ハヤミミ』は主にネットで人気が出始めたものをすばやくキャッチ。今大ブームの“ねこ鍋”もかなり前に取り上げてたし、この前は、“方言サイト”が人気ということで、『秋田弁』を取り上げたサイトを作ってる人を取材していた。女子高生の間でも、わざといろんな方言を話すのが、ホントに流行ってたんだってね。知らなかったわ。もちろん、ネットということで海外の情報もあって、つい最近は、世界を旅しながら、いろんな場所でダンスをして、その様子をネットで流している、マニアの中では有名な“マットさん”を紹介。スタジオでいっしょに踊ったりして……やっぱり、ゆるい(笑)。番組HPによると、今や超人気になったリア・ディゾンも、ネットアイドルとしていち早く取り上げてたらしい。ここのスタッフの情報のアンテナは本当にさえてると思う。ただ早いってだけじゃなくて、おもしろさとかブームになるものを見分けるセンスがいい気がする。
もう1つの『陽はまた昇る!』では、地道にがんばってる人を、昔は“ドリアン助川”という名前でミュージシャンとして活躍し、ラジオ番組でいろんな人の相談を受けていた明川さんが応援して、ついでに応援歌も歌っちゃうもの。個人的には毎回歌を歌わなくてもいいのでは? と思うけど、応援される人は、きっとうれしいんでしょうね。
とにかく、気張らず、意外に誰も知らないオモシロ情報をゲットできるから、だまされたと思ってみてください。1週間の始めに、肩の力が抜けて、なんか楽しい気分になれるはずです。
『つながるテレビ@ヒューマン』NHK総合・日曜夜11:00~11:40
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