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[テレビ]-ちひろ&昌子の- テレビ、今週のツボ

●桜井ちひろ(文・右)
雑誌ライター。三度のご飯よりもテレビが好き。テレビに「そりゃ、ないだろっ!」とツッコむのが趣味。そして外に出ず、体重増加に悩む日々。でもしあわせ。

●藤井昌子(絵・左)
コミカルイラストレーター。漫画家。このお仕事のおかげで、すっかりテレビ好きのドラマ好きに。そして引きこもりに拍車をかける日々。でもしあわせ。

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大物司会者のオジサンたちのはしゃぎっぷりと駆け引きがおもしろい。

Tv1227

今年最後は、今がんばってるオジサンたちをご紹介。ずーっと、高視聴率を取っている『SMAP×SMAP』の裏番組の『オジサンズ11』だ。その名のとおり、毎回11人のオジサンが出てくるんだけど、そのオジサンたちがすごいメンバー! 毎日テレビで顔を見ない日はないというくらいの大物キャスターやMCの人ばかり。その日によって11人のメンバーは入れ替わるけれど、何人かピックアップすると、徳光和夫、福留功男、小倉智昭、大和田獏、テリー伊藤……ちょっと久しぶりの感じの露木茂や鈴木史朗も出てるのだ。ね? そうそうたるメンバーでしょ? いつもいろんなニュースを報道している立場のオジサンたちが、自分たちが今、一番気になっているニュースや流行などを調査。時によっては、自らロケ取材もしてしまう。そんな番組のオモシロどころをご紹介。

●はしゃぎっぷり●
ふだんは、バラエティーでも報道でも仕切ったり、ただコメントをいうだけのことが多い出演者たち。めったに自ら現場に行くことがないので、“ジャーナルアイ”というコーナーで、自分が気になることをリポートするオジサンたちは、超浮かれまくり。小倉智昭は渋谷の109でデコ電の実態をレポートしたときに、デコ電が出来上がるまで109を散策。いまどきのショップ店員にキャーキャーいわれ、女子高生とかにも「小倉さ~ん」と騒がれてふにゃにゃ~。そしてお店の人に上から下までコーディネートしてもらった洋服を試着すると、すべてお買い上げ! さすが、大物! 福留功男が「タイには美女がナゼ多いのか」を調査しに、わざわざタイに行って、美女と話して、こちらもふにゃら~。いつもはしっかりした司会者ぶりなのに、やっぱりフツーのオジサンなのねって思う。この番組を見てるオジサンたちは「俺と同じだ」って、ホッとしてるんじゃないかな(笑)。

●バラエティー豊かなテーマ●
ニュースだけでなく、少し前の出来事や社会問題、さらに芸能までいろんなテーマがぎっしり詰まってるのもポイント。泰葉と小朝の離婚会見の後に、いち早く泰葉をスタジオに呼んで、オジサン11人が「離婚の原因がわからなかった」とつっこんだり、「ウソがつけない性格なんで私は全部話しちゃう」という泰葉に「ウソがつけないからと全部話すことが、正しいことではない」と諭したりして、さすがインタビュー取材に慣れているオジサンたちだから聞けた、内容の濃いものになっていたし、ちょっとだけ泰葉の気持ちもわかった気がした。ほかにも元防衛大臣の小池百合子議員を呼んで守屋元事務次官のことを聞いたり、きちんとした社会ニュースも取り上げてる。そして、オジサンたちには興味しんしんのはずの痴漢の実態と、痴漢に間違われないための対策などもスタジオにセットを作って説明したりと内容が濃くてバラエティー豊か。

オバサンの好きなワイドショーのオジサン版って感じ。基本はオジサン向けの情報だけど、これを見れば、ちょっとしたウンチクは語れるくらいになれそう。お笑いにも力を入れていて、40歳の新人芸人のエド・はるみとか、「僕イケメーン」で小ブレイク中の狩野英孝も登場させたし、1人ずつの紹介時間が長いので、新しいお笑いを知りたい人は(かなり有名になってから出る場合もあるけどね)、チェックするべし。

●キャスターの駆け引き●
キャスター業界には詳しくないから、これを見てると、やっぱり徳光さんは発言回数多いから、かなり上の立場なんだなとか、露木さんはマジメな話をしたがるなとか、元シブがき隊のヤックンがニュース系の話題にあえてつっこむのは、報道番組進出狙ってるのかな? とか、勝手にオジサンたちの力関係をモーソーすることも楽しいわけ。中山秀征とか水道橋博士、テリー伊藤みたいなバラエティー関係の人が毎回半分くらい入ってるのは、大物キャスターたちを、ムッとさせずに番組を進行させていくテクを持ってるからって気がする。特に水道橋博士は、意外なほど仕切りがうまいです。あと吉田照美とか生島ヒロシが意外に目立たないんだよね。きっとこのオジサンメンバーも、この場の空気にあわないとか、方向性が違うとかで、入れ替えもたくさんありそう。余計なお世話だけど、そんなメンバー同士の関係とか、どの人がどのニュースに食いつくかとか、意見が違うときにどう自分をアピールするか……なんてことも見てて勉強になりますっ。

これだけ大物集めると、時間調整も大変そうだし、お金もかかりそうだし、いつまで続くかわからないけど、オジサンだけじゃなく、オバサンもギャルも十分楽しめる番組。お父さんはこんなこと思ってるんだ、ってわかるきっかけにもなりそうだし。けっこう、オジサンたちもパワーあるんだよね。

『オジサンズ11』日本テレビ・月曜夜10:00~10:54

 
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2007-12-27 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

美術がニガテな人もすんなりと芸術の世界に入っていける案内番組

Tv1220

ハッキリ言って、私は美術の才能は皆無だ。絵を描けば、ダウンタウンの浜ちゃんが、いろんな番組の企画で描いた絵とどっこいのレベル。動物は豚も犬も牛もヤギもすべて同じ。胴体と顔に足4本だけの得体の知れぬ物体になってしまう。審美眼もない。たぶん『なんでも鑑定団』の出張鑑定に「借金のかたにもらった」という掛け軸を出して、50万円だと思っていたのに3000円の価値しかないとわかり、ガックリと肩を落とすタイプだ。

いい絵や美術品が、どんなものなのか、まったくぴんと来ない。自分の中ではアンタッチャブルなワールド。でも、だからこそ、絵がすらすら描ける人や、芸術家と呼ばれる人に対して憧れと尊敬の念が強く、うらやましくてたまらない。そんな芸術音痴の私にも、わかりやすく、世界の有名アーティストの作品を紹介してくれるのが『アートエンターテインメント 迷宮美術館』と『美の巨人たち』だ。この2つの番組のどこが、芸術音痴の私のハートをぐいっとひきつけるかをご紹介したいと思う。

『迷宮美術館』
*テーマが広い*
いわゆる教科書に載っているような、すごーく昔の有名な……たとえば、ゴッホとかなどの画家だけではなく、セントラルパークにオレンジ色の布をたらした7500基のゲートを立て、歩くことの意味を体感してもらうというアートを作ったクリスト&ジャンヌ・クロードなど、現代の型破りなアーティストたちを紹介したり、最初は違う職業に就いていて、ある程度年齢がいってから画家になったという遅咲きの画家たちを“オールド・ルーキー”というくくりで何人かクローズアップしたり、北欧のデザイン&クラフト展や日本のいろんな美術館を紹介したり……とジャンルもテーマも幅広い。

*エンターテインメント*
司会が俳優の段田安則ということもあって、段田がその回のテーマに合った画家などに扮し、ドラマ仕立てで画家のエピソードを紹介したり、中村有志がパントマイム、段田安則が活弁を担当して絵画の秘密をクイズにして出したりと、堅苦しくなくわかりやすく、芸術のウラや成り立ちなどを教えてくれる。笑いながら、ウンチクが増えていくのだ。

*美術館に行きたくなる*
この番組では、日本各地の美術館を訪ねて、そこにどんな作品があるか、どんなポリシーでアーティストの作品を紹介してるかなどをくわしく教えてくれる。日本にはいろんな美術館があるってこと、ホントに知らなかったし、なんか、その作品が私にとっていいのかどうかはわからなくても、とりあえず、見に行ってもいいかも……って思わせてくれる。

『美の巨人たち』
*解説してくれる*
こちらは、1人のアーティストが発表した多くの作品の中から1枚の絵(作品)をクローズアップして、その解説をしてくれる。たとえば、17世紀に活躍したスペインの画家・ムリーリョの『蚤をとる少年』の場合、“ぼろぼろの服をまとっている少年の周りに散らばってる、食べ散らかされたエビの殻の赤が、少年の冷え切った心をいっそう際立たせていて切ない”というような解説をしてくれて、そう言われなければ、赤が目立つよねーとしか思わなかった私にも、「なるほど! そういう見かたもあるのね。ふむふむ」と新しい発見をさせてくれる。まあ、芸術はその人が感じたままでいいわけで、それを受け入れるかどうかは別にして、いろいろ解説してくれるのは、情報としてもうれしいわけね。それに、こんな絵の具を使って描いていたとか、技法はどうだったってこともわかると、ほかの作家の作品の見かたも変わってきて、芸術がさらにおもしろいものだって思える。

*その作家の一生がわかる*
その作品ができるまでの背景、作家の生まれた頃の話などを、その作家と触れ合ったという人物が“証言者”として登場するドラマ仕立てで紹介。わかりやすく、作品へかける思いなどのエピソードを披露してくれる。これは、伝記そのもの。それにその作家だけでなく、その時代の芸術家たちがどんな風に暮らしていたかもわかる。歴史の勉強にもなるわけですね。

2つの番組に共通するのは、優れた芸術というものを、できるだけ、いろんな人にわかりやすく触れてもらいたいという意気込み。そこに加えて『迷宮美術館』では幅広いアートの知識を、『美の巨人たち』では、作風や時代背景などを深く追求……という風に違った面を楽しめる。見た後はなんとなく、心がほわっと一回り大きく温かくなった気がするんです。人間的に深くなったというか……まあ、それはウソですけど(笑)そんな風にふだん、自分の周りにない世界を見ると、リフレッシュできるのは確か。みなさんも、ぜひ、アートって、近寄りがたいと思わず、見てください。

『アートエンターテインメント 迷宮美術館』NHK総合・金曜夜8:00~8:45(そのときにより放送日時の変更あり) NHKBShi・月曜夜7:00~7:59 BS2・日曜夜11:00~11:59
『美の巨人たち』テレビ東京・土曜夜10:00~10:30

 
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2007-12-20 | 固定リンク | コメント (0)

地味にがんばっていたNHKのお笑いも変化するか!?

Tv1213

前回は、かなりマニアックな、そしてちょっと斜に構えたお笑い芸人発掘番組を紹介しましたが、ならば、近頃のこのお笑いブームにNHKはどう対抗してるのか……ということで、『平成19年度 NHK新人演芸大賞 演芸部門』という、名前からして重厚な番組を正座して(ウソだけど)観賞いたしました。その感想をチラッと言いたいと思います。

お堅いイメージのあるNHKですが、演芸に関しては、ずっと昔から新人発掘をしていました。この“新人演芸大賞”も、元は『NHK新人漫才コンクール』(1956年開始)と『NHK新人落語コンクール』(1972年開始)という、それぞれ別のコンクールだったものを、1986年に『NHK新人演芸コンクール』として一つにまとめ、さらに選定の仕方もリニューアルをしつつ1991年に『NHK新人演芸大賞』と名称を変更、1994年から部門別に大賞を選ぶ今の形になった、という長い歴史があるのです。演芸部門の参加資格は芸歴10年未満であること。審査のポイントは『演技力』『タレント性』『将来性』の3つ。2002年にはブラックマヨネーズが優勝してるから、『M-1』で優勝するよりもずっと早くブラマヨの才能には目をつけていたってことになるんでしょうかね。ちなみに2003年には友近、2004年には麒麟が優勝してます。そして、今年は268組のチャレンジャーの中から残った8組が決勝に進出し、それぞれ5分間のネタを披露。

最後に残ったメンバーは、のろし、ジャルジャル、安井順平、THE GEESE、アジアン、天竺鼠、我が家、オリエンタルラジオ。正直言って、全然知らないグループもあった。これは、かなりおもしろいかも……と期待したけど、結果はイマイチだったかな。4000組以上の応募の中から選ばれる『M-1グランプリ』に比べ、ちょっとパワー不足の感は否めない。それに、漫才に絞ってる『M-1』と違って、漫才、コント、ピン芸人とすべてOKのこの番組だと、見るほうも焦点が絞りきれなくて、比較がしにくいよね。それを感じさせずに「この人がいい!」と思えるほどのエネルギーも足りなかったのかもしれない。

まあ、そんな中でも、見たことなかったピン芸人・安井順平の、カセットテープを使ってひとりで演じる“ヤンキー同士の会話”は、細かい描写がくだらなくてよかったし、3人組で漫才をやる我が家は、意表をついておもしろかった。女しゃべくり漫才のアジアンはボケの馬場園さん(小太りのほうですね)の憎めないおバカな乙女っぷりがよくて、さすがって感じ。もう人気者だから、この手の番組に出て厳しい評価が出たらマイナスじゃん……と心配してしまったオリエンタルラジオも、武勇伝のネタを封印して、新ネタに挑戦。これが、ちょっとしたコメディドラマを見てる感じで、大げさで切れのいいあっちゃんのボケがよかった。でも、もっとネタで勝負してもいいかも。そんなふうに細かいところはそれぞれ発見もあったけどね。

そして、優勝したのはジャルジャルです。私は、お初にこの2人のネタを見たんだけど、これが不思議な感じ。野球部に入ろうとした男子が実は、バットの握り方もわからないので、先輩が一生懸命教える……というネタですが、ホントに見ててイライラした(笑)。そこまでバカなやつおらんやろ(関西風に言うとですね)というくらい、おバカ役の男子がひどい。バットを握るために手を広げるときに「はい、手をパーにして」と言っても、グーのまま動かないんだもん。それを手を変え品を変え、延々5分間ボケ続けるわけです。ただ、それだけのやりとりを5分間続けるのもすごいパワーがいるわけです。見ててイラっとくるくらい長い! 審査員の松尾貴史も、「キミらアホやろ」と本気で笑いながらもあきれてたくらい。まさにジャルジャルというコンビならではのなんともいえない雰囲気を作って周りを巻き込んだという感じ。高校の同級生で2003年にコンビを結成したという2人は、関西ではかなり人気が出てきてるらしい。これから、急に売れちゃうかもしれませんね。

まだ一般的に有名でない人ばかり出ているっていう感じが、彼らをこれからきっちり育てようというNHKっぽさの表れなのかもしれません。去年優勝した、しゃべくり漫才のNON STYLEも東京ではようやく認知されてきたくらいだもんね。地道に、コツコツと一生懸命にがんばる人のためにある、いい賞ということは間違いないでしょう。天下のNHKはなんといっても全国放送。故郷に錦を飾るには、これに出ておいたほうが地元の人にも説明しやすいし(笑)。

そして、12月15日には『平成19年度 NHK新人演芸大賞 落語部門』の放送もあります。ふだんはめったに見ない落語。今、落語ブームといわれてるけど、1回もちゃんとしたものを聞いたことない人も多いはず。落語の入門編として見ると、お笑いの奥深さに触れられるかも。

『平成19年度 NHK新人演芸大賞 演芸部門』NHK総合・12月8日・深夜0:20~1:20放送
『平成19年度 NHK新人演芸大賞 落語部門』NHK総合・12月15日夕方4:20~5:30放送予定

 
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2007-12-13 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

お笑いマニアがウハウハ喜ぶ、芸人発掘番組だ!

Tv1206

けっこう長いこと続いているお笑いブーム。最近では「そんなの関係ねぇ」の小島よしおや、若い友近……って感じの柳原可奈子とかがブレイクした。でも、そう簡単にはお笑いスターは出てこない。だから、各局、発掘番組を作って、次世代のお笑いを探している。有名どころでは、若手お笑い界の登竜門であるテレビ朝日系の『M-1グランプリ』。それに対してTBS系の『あらびき団』と日本テレビ系の『カイブツ』は、『M-1』という王道とはちょっと違ったテイストのお笑いの人たちが出てくる。そのおもしろどころをチェック。

●出演者がフツーと違う●
『あらびき団』は、ライト東野(東野幸治)とレフト藤井(藤井隆)が主宰するサーカスで、ゴールデン進出と日本全国ツアーを目指して、パフォーマーをオーディションするという設定。新人だったり、芸がまだ粗削りっていうことで“あらびき”……だからこそ、イキのいいネタが出てくるっていうわけ。出演は自薦、他薦を問わず、一芸を持ってる人なら誰でも参加できるというのがポイント。今芸人として活躍中の人から素人、グラビアアイドルまで、出る人の幅が広い。

一方『カイブツ』は、出られる人はかなり限られている。テレビ界初の“大学生芸人発掘番組”なのだ。限定ものやマニアものが好きな人にはたまらないでしょ? お笑い好きの学生たちが、一生懸命、テレビに出ているお笑いの人たちの芸を見て作ったであろうネタを披露する。青春真っ只中の大学生のハッスルぶり(古い?)が新鮮だ。

●ネタに見がいがある●
『あらびき団』は“一芸自慢”でいいので、こんな人がテレビに出ていいの? っていう人たちが続々出てきてしまう。たとえば、松浦亜弥のライブDVDを見続けて、MCのあて振りをしてしまうニューハーフのはるな愛。宝塚に10年いて、退団後、吉本興業に入り、その吉本の芸人の厳しいウラ側を『涙そうそう』のメロディーに乗せて歌う仙堂花歩。なぜかセーラー服を着て、自分が作った曲をピアノで弾き語る45歳のちょっと危ないおじさん・安穂野香。それは、宴会芸では?っつーくらいビミョーな芸のオンパレード。もうお腹よじれるほど笑えます。おもしろいっていうんじゃなく、ある意味くだらなすぎて(笑)。もちろん、芸なら何でもありなので、ステキな歌を歌ったり、びっくりするほどのパントマイムをしたり、最高の芸をする人もいるけど、そういう人が逆に浮いちゃって、変な人のほうがウケるという不思議なノリ。

『カイブツ』は、素人の大学生が出演者だから、もちろん、うっそー! というぐらいさぶ~い漫才やコントが続出です。でも、ネタを見せるだけでなく、どんな風に練習してるかといった生活ぶりのVTRや、将来の夢は? なんていうアンケートもあって、大学生芸人たちのドキュメントっぽいところが見られるのもおもしろい。そして、たま~にですけど、お、いいじゃん! と思える大学生も出てきて、まさに青田買い。将来芸人になったら「前から知ってるよ」といえる先行投資番組です(笑)。「これ、ダメだね」と自分自身が審査員になった気分で見られるのが楽しみポイント。

●司会がイケてる●
『あらびき団』のライト東野とレフト藤井は、同じ芸人目線だから言うことが鋭いし、おもしろい。たとえば、グラビアアイドルとしてのプライドをかなぐり捨て(たぶん)水着姿でブリッジをして『女優になりたい』とつぶやく一発芸を見たとき、「あんな負の笑いでいいんですか」とコメントしたり、ハローバイバイの金成が、相方の関がブレイクさせた“都市伝説”のパロディー漫談“田舎伝説”を披露したときは「もうやめてください」とキッパリ言ったり、さすがうまいな~というツッコミがいっぱい。コメントにはいつも拍手。ツボです。

『カイブツ』では、「シティーボーイズ」のきたろうと「さまぁ~ず」の大竹一樹がコメントを言う。2人そろって脱力キャラでひょうひょうとしてて、やる気なさそうなところが、超笑える。やる気満々の大学生芸人とのギャップがいいんだよね。大学生の「きたろうさんのように、おもしろくなるにはどうしたらいいんですか?」という質問に「生き方だよ」と投げやりに答えたきたろうの、心がこもってないコメントのすばらしさに笑いすぎました。

2つの番組とも、司会がいいから、おもしろくない芸でも、とんでもない芸でも、ブーイングせずに、チャンネルを変えずに見られるんだと思う。

すげーとか、びっくりするほどおもしろいとかは言えませんが、一度見ちゃうとハマる確率は高いです。特に『あらびき団』は、私の周りでもファン急増中です。この2つの番組から、未来のエンターテイナーが出ることを期待してます。無理か……?

『あらびき団』TBS・水曜深夜11:55~0:25
『カイブツ』日本テレビ・土曜深夜1:20~1:50(日によって時間変更あり)

 
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2007-12-06 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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