朝田医師のゴッドハンドと患者思いの心にやられてしまうっ!

最近は、救急車に乗っても病院をたらいまわしにされた……とか、医療費もなんだか高くなるとか、医療関係の悪いニュースがたくさん流れてくる。病気になるのもコワいよなぁ、なんて思っているところに、夢のような医師が再登場!(ドラマだけど) 昨年の4月に放送されて好評だった『医龍』の続編が始まったのだぁ。
かつて、MSAP(万人のための医師団)で世界最高レベルの医療チームの指揮をしていた天才外科医・朝田龍太郎(坂口憲二)。前シーズンでは明真大学の医局の権威主義と戦いながら“チームドラゴン”を結成して、「バチスタ手術」という高度な技術で心臓手術を成功させ、再び難民キャンプに戻っていった。そして今回は、“チームドラゴン集合”というナゾのメールにより、患者離れが激しい明真大学に戻ってきた。また、朝田のせいで病院の権力闘争に敗れて失脚した教授の野口賢雄(岸部一徳)も、リスクマネージメント部長として復帰。経営再建の目玉として朝田を利用しようとするが、朝田は利益よりも患者の命が優先というポリシーを貫くために、またも野口と対立していく……というのが大まかな話。内容も恋愛というよりは、医療問題や、病院内部の権力争いなど、ハードなもの。それでも人気があるのはなぜ? その見どころをチェックしてみました。
●朝田のカッコよさ●
今回のドラマのキャッチコピーは“LIFE or MONEY? 命は金で買えるのか”というもの。病院の経営がいい投資になると考える外資系の投資会社役員で、明信大学と提携している病院のオーナーの片岡一美(内田有紀)にも「人の命がいちばんお金になるんですよ」と言わせてる。お金を持ってる人だけがいい治療を受けられるっていうのは、病院も企業だと考えれば、当然のことなのかもしれないけど、ちょっとムカッとくる。こんなとこまで格差社会かよっ! ってね。でも、朝田はお金になるっていうことに価値を見いだしてない。公開手術をお金で依頼してきた野口にも「俺の腕はそんな安くない」と断る。そして、目の前で助けを求めている患者の命を何事にも優先させる。おまけに、みんながびっくりするような手術のテクニックを持っているんだもん。カッコいい~。スーパースター医師ですわ。そんな朝田のステキさに目が釘付け。男の中の男を見た!
●悪役も深い●
今回も朝田と対立するのが野口。髪の毛が不思議なウエービーヘアになったうえに、「ビューティホー」なんて変な英語を使っておちゃらけてみたり、不思議なキャラとなってる。ほんわかムードを出しつつ、ウラでは悪いことやってるぞっていう不気味な笑みが、けっこうコワい。また、かわいい顔してなかなかやるじゃない……という、片岡のような新悪役キャラも、見た目とうらはらに冷酷だからこそ光るわけ。…やっぱり、ドラマにはこういう憎むべきキャラがいないと、盛り上がらないもんね。野口は、直球でいじめるわけじゃなくて、ジワジワと相手を追い詰めていくっていうタイプだから、よけい憎くなっていくよね。あんまり悪なもんで、反対にステキに見えてくるほど(笑)。目が離せない悪役が最高です!
●スリルな展開●
手術シーンが多いだけでもハラハラしちゃうのに、その映像がリアルで、本当に緊迫した感じに見えるので、ハラハラ感も倍増。このドラマを見る前は、荒瀬(阿部サダヲ)のような麻酔が専門のお医者さんがいるって知らなかった無知な私。そんな細かいところまで忠実に再現されている手術シーンは、本当に力が入ってる。特に研修医から、ちゃんとしたお医者さんになって登場した伊集院(小池徹平)の手術シーンは、朝田ほど手際よくなくて、さらにドキドキ感もアップ。「がんばれ~」と声援したくなるところがいいんだけどね。
●医療のことがよくわかる●
病院がどんどんつぶれてしまう理由や、医療ミスが発覚したときの病院側の対応、また、「クレーマー」と呼ばれる、やたらと訴えたがる患者の実態、大学病院の内部の争い……など、ふだん病院に行ってるだけでは見られない裏側がわかる。そして、ドラマを見た後は、自分が大病をした場合、どんな病院に行って、どんな質問を先生にして、どんな治療を受ければいいのか……っていうシミュレーションもできると思う。
リアルと理想がぎっしり詰まった医療ドラマが『医龍』。病院は本当に患者の味方なのか? って考える機会にもなると思うな。あ、気になることがひとつ。朝田が危険な手術のイメージトレーニングをしてるとき、筋肉ムキムキの上半身裸だったのはナゼでしょう? 朝田先生好きの視聴者への、さりげないサービスカットだったのでしょうか?(笑)
『医龍~Team Medical Dragon2』フジテレビ・木曜夜10:00~10:54
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2007-10-18 | 固定リンク
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