ちょっと悲しいことは、とってもおもしろいことを発見!『悲宝館』
夜中に見るとはなしに見ていたテレビが、めっちゃおもしろいとすっごくうれしくなる。そうやって、見つけたのが『悲宝館』なのだ。深夜だから見てる人も少ないと思うけど、コレが、超ゆる~くておかしいバラエティーなの。
●あるある~。それも、地味なネタだからいい●
この番組は、“世の中のあらゆる「悲しみ」を「笑い」に変え浄化する”というコンセプトの視聴者投稿番組。それぞれの人がコレだ!と思った“悲しい宝=悲宝”をカナシストと呼ばれるお笑い芸人たちが、視聴者に変わって紹介するの。どんなコーナーがあるか、チラッとご紹介。
<悲しみアルバム>
町で見かけた、悲しいけど笑える……という看板や、標識などを写真で紹介するもの。
例えば、中華料理屋さんの“味二番”という看板。料理の味に自信がないんかい!とツッコミもできるし、“二番”と自ら言ってしまう店主の控えめさにくすっと笑ったりできる。深~い意味がこめられてるみたいで、そこが“悲しさ”を誘って笑えるの。ちなみに、スタッフが店主に聞いたところによると、「どうあがいても、お袋の味が一番なんだから、うちは2番になるだろう」といってたそう。理由を聞いて、さらに悲しい笑いが……。ほかにはカラオケ店の“やや最近の曲が入ってます”という張り紙とか、隠れて見えない看板とかが写真で投稿されてくる。ふだん気がつかない、そんな悲しさを誘う町の風景を改めてみると、ウケるのよね。
<悲しミュージック>
世の中にあふれる曲で、よく聴くとびっくりするほど悲しいフレーズがあるもの。それを紹介するコーナー。
例えば、玉栄政昭さんの『かまぼこが売れますように』という曲(こんな曲があるってことにまずビックリです!)にある、“子どもの学費が出ますように”。がんばって働いてる近所のかまぼこ屋さんのお母さんを応援したいと思って作ったそうですが、直截的すぎるわって。ほかにも、ランタン・パレードというアーチストの『平成十七年七月十八日の朝に』の中に"私服警官に呼び止められた"ってあるの。リアルな詞って、心に悲しさと笑いを呼ぶよね~。
<大悲利>
番組が出すお題に、視聴者が投稿する大喜利。いかに、答えに哀愁があるかがポイント。
お題が『友達を家に呼べない悲しい理由』で“飼い猫の数が尋常でない”、“トランプすらない”という答えが投稿されている。これなんかは、友達とお題を出し合うと盛り上がりそう。
このほかにも、ひとつひとつはものすごくおいしいのに、一緒に食べるとまずくなる<悲しグルメニュー>や、なんでこんなこと書いたんだって今になって恥ずかしくなる、小学校のときなどの作文を披露する<悲しい朗読>など、どのコーナーも「悲しいだろう、おいっ」(『時効警察』での、ふせえり風で読んでください)っていうおかしさでいっぱい。しみじみと胸に染み入る“悲おかしい”世界を楽しめる。
●出演者がゆるゆる~●
司会は、深夜番組だと生き生きする藤井隆。ちょっと小ばかにしたようなツッコミをゲストやカナシストにするときの、目のキラリ~ンぐあいがグーです。マシューのときもそうだったけど、やっぱり、藤井隆は深夜キャラですね。そして、視聴者のネタを紹介するカナシストのお笑い芸人がチュートリアル、ブラックマヨネーズ、麒麟、森三中、ハリセンボンと、今をときめく人気者! が順番に2組ずつ出てくる。自分のネタを披露するわけではないから、ちょっと力が抜けてていい感じ。また、一応おそろいの制服ちっくなものを着てるんだけど、それが、オシャレにしようとして、カッコ悪くなっちゃった私立校の制服みたいで、悲しいの(笑)。ゲストも、テレビ局に来る用事があったから、ついでに出演しちゃったみたいなムードだし。そんな出演者たちの脱力ぶりが、見てるこっちに伝わってきて、そこはかとなく"悲おかしい"。
百聞は一見にしかず、なので、ぜひ一度、気負わずに見てください。毎日、仕事がどんなにつらくても、へこたれるときがあっても、この番組のネタを思い出せば、ほんわかあったかい気持ちになって、ま、いっか……って思えるはずです。……たぶん。
『悲宝館』テレビ朝日・金曜深夜25:20~25:50
下の「コメント」をクリックして、人名欄はペンネームを、URL欄は不要、コメント欄にご意見を書き込んで「投稿」をクリックしてください。
トラックバックについて詳しくお知りになりたい方は、「トラックバックについて」をクリックしてご確認ください。
2007-06-07 【テレビ】 | 固定リンク
トラックバック
このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/160820/7001208
このページへのトラックバック一覧 ちょっと悲しいことは、とってもおもしろいことを発見!『悲宝館』:
コメントを投稿
*投稿された内容の修正、削除の依頼は一切応じられませんので、投稿される前に十分にご確認ください。
*「投稿」ボタンは1度だけ押してください。

コメント