少女漫画のウラの世界が見られて、笑えるドラマ

会社を辞めようと思った矢先に少女漫画の編集部に異動になった夏世(釈由美子)が、売れっ子漫画家の”花園ゆり子”に振り回されながら成長していく、というドラマが『ヒミツの花園』。小さいころからずっと読んでるのに、そのウラは全く知らない少女マンガの世界がわかるかも……と見てみたら、これが想像以上におもしろかったので、その見どころをチェック!
●漫画家の実態!?●
漫画家”花園ゆり子”の正体は、男4人兄弟の分業だというのが、この設定。背景担当が長男の航(堺雅人)、メインの絵の担当は次男の修(池田鉄洋)、三男の智(要潤)はマネージャー、四男の陽(本郷奏多)はストーリー担当。男の人が少女マンガのきらきらの世界を描くというミスマッチがおもしろい。特に次男の修のわがままぶりと怪しい感じが、いかにも~って感じ。やっぱり、売れっ子になると、外に遊びにもいけないし、ストレスたまるのかな? 智はホスト風の遊び人で、経験したことをマンガのネタにしてる。ちょっと引きこもり系の陽の、大人みたいな冷静な観察力も、顔がかわいいだけに、ちょっとコワイ。そして、一番フツーに見える航でさえ、好きな番組を録画し忘れたら、速攻で家に帰るというオタクぶり。それぞれ、超変わり者? ひょっとして、少女漫画家に「あるある~」といういろんなパターンを4人兄弟に当てはめてるのかも。そう考えながら見ると楽しい。また、あの仕事部屋も、実在の有名漫画家さんの部屋を参考にしてるらしいので、ホントにヒミツの部屋を覗いた気分。いろんなフィギュアとかもさり気に飾ってあったりするので、一瞬映るインテリアや小道具をチェックするのもいいかも。
●編集者の実態!?●
原稿を描いてもらうために、料理を作ったり、外に参考資料を探しに行ったり……という編集者の姿にビックリ。今までのドラマの編集者は、オシャレ雑誌の担当だったりして、なんかうらやましいっていうか、華やか過ぎてムッとしながら見てたけど(笑)、漫画の編集の人は、身を削って、結構ボロボロなんだってわかって、親近感がわく。夏世のライバル漫画誌の編集者・田中(寺島進)のキャラがまた濃い。原稿をもらったとたんに、今までへこへこしてたのに、さっと態度変えて帰っちゃうとか、自分より下だとわかると、えらそうにするところも、わかりやすくて笑えます。寺島さんって、ホントにおもしろい役者さんだよね。
●役者さんの名演技●
釈ちゃんは初のコメディー出演らしいけど、知らないうちにトラブルに巻き込まれてオロオロするヒロインがピッタリハマってる。釈ちゃん、いつの間にかすごい女優さんになっちゃったのね。また、舞台を見てる人にはおなじみの、池鉄こと池田鉄洋も、ちょっとキレたキャラに目が釘づけになっちゃうし、微笑みの貴公子の堺雅人の、飄々としてるけどすっとぼけた演技も、初めて見る感じで新鮮。その他にも、美人なのに、ぶっちゃけてる真矢みきなど、強烈な個性の役者さんが思い切ってコメディーをやってるから、よけいおかしいんだよね。そうそう。カッコいい男子が好きな人は、本郷奏多くんがおススメです(笑)。
頭を使わないで単純にハハハハと笑いたいときには、このドラマを見るとリラックスできるはず。本当の編集者の人は、複雑な気持ちかも? 最終回までに”花園ゆり子”が描いている人気漫画「忍法アラベスク」、「今宵は月の下で」、「放浪王妃の日記」、「アブドラの恋」をぜひ読んでみたい。タイトルだけでも、なんとなく笑えるし。
『ヒミツの花園』 フジテレビ・火曜夜10:00~10:54
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2007-01-18 【テレビ】 | 固定リンク
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