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[テレビ]-ちひろ&昌子の- テレビ、今週のツボ

●桜井ちひろ(文・右)
雑誌ライター。三度のご飯よりもテレビが好き。テレビに「そりゃ、ないだろっ!」とツッコむのが趣味。そして外に出ず、体重増加に悩む日々。でもしあわせ。

●藤井昌子(絵・左)
コミカルイラストレーター。漫画家。このお仕事のおかげで、すっかりテレビ好きのドラマ好きに。そして引きこもりに拍車をかける日々。でもしあわせ。

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同じ情けなさなら、どちらのダンナさんがお好み?

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結婚する前は、いい人だと思っていたのに、実際に生活を始めてから、おやおや? と思うことが多いようで……。やっぱり、結婚する前に、こと細かく、いろんな場面を想定して、シミュレーションしておくのも大切かも。と、いうことで、『今週、妻が浮気します』&『エラいところに嫁いでしまった!』のダンナさんで、どっちが頼れるのか、チェックしてみましょう!

●職業●

『今週、妻が浮気します』の、ハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、5千部しか出していないが老舗雑誌の編集部のデスク。一応、しっかりした会社みたいだし、住んでる家も、妻の陶子(石田ゆり子)も働いてるとはいえ、こぎれいでオシャレ。ちょっと余裕のある暮らしができそう。

『エラいところに嫁いでしまった!』の磯次郎(谷原章介)は、見逃したのか、説明がないのか、何をしてる人かわからない……すみません。たぶん、会社員だと思う。フリーライターの妻の君子(仲間由紀恵)が、節操なく、何でも仕事を請けて、お台場の夜景の見えるマンションに住んでる……という話だし、「君ちゃんのおかげだよ」と何回も言ってたので、たいした給料はもらってなさそう。妻頼みにしてるので、頼れなさ度はハジメより高いかな。

●性格●

『今週、妻が……』のハジメは、九州男児ということで、まっすぐで熱い性格。妻のことを同僚の前ででも自慢しちゃうというのは、ポイント高し。そうやって褒められてたら、妻としてもうれしいもんね。でも、妻の浮気のことを、ウジウジと考えすぎ。仕事にまで支障がでるのは、ちょっとなぁ。クレジットの明細書を見たり、携帯をコソコソ調べるよりも、ズバッと「浮気してんのかー」と聞いたほうがいいんじゃないかな。もちろん、女はそんなこと聞かれてYESとはいいませんけど(笑)。

『エラいところに……』の磯次郎は、微笑みを絶やさず、やさしい。それはいいけど、人の意見に流されすぎ。自分の意見も言えないし……というより、意見がない? 恋人ならいいけど、ダンナとしては不安になり、イライラする。たまにはビシッとしなきゃ。でも、ちょっととぼけてて、落ち込んでもすぐ立ち直るのは、家庭の中が暗くならなくていいのかな。

●実家のもろもろ●

『今週、妻が……』のハジメのお母さん(大森暁美)は、そんなに文句を言わないし、たとえ文句があったとしても、ストレートに言った後はあとに残らなさそう。九州女で、いざというときは頼りにすれば、うまいこと仕切ってくれそうだし。財産はないけど、ハジメも妻と母の間をうまくつないでくれる期待感あり。

『エラいところに……』の磯次郎は、「僕にとって、最高の妻です」と親戚の前でいう、その度胸と愛には感動。でも、嫁の立場をわからなすぎ。義母の志摩子(松坂慶子)が悪気はないけど、しきたりを押し付けて嫁を困らせてるのがわからないという、そこらへんのピントのズレ具合は血筋なんでしょう。まあ、君子も、そこまで夫の実家のことを嫌うこともないだろうとは思うけど。義父の波男(本田博太郎)の、ただ黙って見守ってるのも、事なかれ主義の逃げのパターン? それにしても、本田博太郎、セリフなさすぎです(笑)。

●結論●
どっちかっていうと、ハジメのほうが、一般的にはフツーの男の人で、頼れる度は高そう。でも、妻に浮気をされちゃうってなったときは、磯次郎のほうが、スナオに泣いたり、わめいたりして、好感が持てるかも。いやー、どっちも頼りにはできない(笑)。

この2つのドラマは、男の人の情けなさ具合をオーバーに描いている。これを見て、まったくだらしないなーという男の一面をしっかり勉強すれば、あきらめもついて、ダメなこともすべて受け入れる覚悟ができるはず。そう、どんな男も頼りにならない……寂しい結論で、すみません。結婚したら、女が男の10倍はがんばって、ダンナに頼るんじゃなくて、癒してもらいましょう。これからは。

『今週、妻が浮気します』 フジテレビ・火曜夜9:00~9:54
『エラいところに嫁いでしまった!』 テレビ朝日・木曜夜9:00~9:54

 
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2007-01-25 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

少女漫画のウラの世界が見られて、笑えるドラマ

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会社を辞めようと思った矢先に少女漫画の編集部に異動になった夏世(釈由美子)が、売れっ子漫画家の”花園ゆり子”に振り回されながら成長していく、というドラマが『ヒミツの花園』。小さいころからずっと読んでるのに、そのウラは全く知らない少女マンガの世界がわかるかも……と見てみたら、これが想像以上におもしろかったので、その見どころをチェック!

●漫画家の実態!?●
漫画家”花園ゆり子”の正体は、男4人兄弟の分業だというのが、この設定。背景担当が長男の航(堺雅人)、メインの絵の担当は次男の修(池田鉄洋)、三男の智(要潤)はマネージャー、四男の陽(本郷奏多)はストーリー担当。男の人が少女マンガのきらきらの世界を描くというミスマッチがおもしろい。特に次男の修のわがままぶりと怪しい感じが、いかにも~って感じ。やっぱり、売れっ子になると、外に遊びにもいけないし、ストレスたまるのかな? 智はホスト風の遊び人で、経験したことをマンガのネタにしてる。ちょっと引きこもり系の陽の、大人みたいな冷静な観察力も、顔がかわいいだけに、ちょっとコワイ。そして、一番フツーに見える航でさえ、好きな番組を録画し忘れたら、速攻で家に帰るというオタクぶり。それぞれ、超変わり者? ひょっとして、少女漫画家に「あるある~」といういろんなパターンを4人兄弟に当てはめてるのかも。そう考えながら見ると楽しい。また、あの仕事部屋も、実在の有名漫画家さんの部屋を参考にしてるらしいので、ホントにヒミツの部屋を覗いた気分。いろんなフィギュアとかもさり気に飾ってあったりするので、一瞬映るインテリアや小道具をチェックするのもいいかも。

●編集者の実態!?●
原稿を描いてもらうために、料理を作ったり、外に参考資料を探しに行ったり……という編集者の姿にビックリ。今までのドラマの編集者は、オシャレ雑誌の担当だったりして、なんかうらやましいっていうか、華やか過ぎてムッとしながら見てたけど(笑)、漫画の編集の人は、身を削って、結構ボロボロなんだってわかって、親近感がわく。夏世のライバル漫画誌の編集者・田中(寺島進)のキャラがまた濃い。原稿をもらったとたんに、今までへこへこしてたのに、さっと態度変えて帰っちゃうとか、自分より下だとわかると、えらそうにするところも、わかりやすくて笑えます。寺島さんって、ホントにおもしろい役者さんだよね。

●役者さんの名演技●
釈ちゃんは初のコメディー出演らしいけど、知らないうちにトラブルに巻き込まれてオロオロするヒロインがピッタリハマってる。釈ちゃん、いつの間にかすごい女優さんになっちゃったのね。また、舞台を見てる人にはおなじみの、池鉄こと池田鉄洋も、ちょっとキレたキャラに目が釘づけになっちゃうし、微笑みの貴公子の堺雅人の、飄々としてるけどすっとぼけた演技も、初めて見る感じで新鮮。その他にも、美人なのに、ぶっちゃけてる真矢みきなど、強烈な個性の役者さんが思い切ってコメディーをやってるから、よけいおかしいんだよね。そうそう。カッコいい男子が好きな人は、本郷奏多くんがおススメです(笑)。

頭を使わないで単純にハハハハと笑いたいときには、このドラマを見るとリラックスできるはず。本当の編集者の人は、複雑な気持ちかも? 最終回までに”花園ゆり子”が描いている人気漫画「忍法アラベスク」、「今宵は月の下で」、「放浪王妃の日記」、「アブドラの恋」をぜひ読んでみたい。タイトルだけでも、なんとなく笑えるし。

『ヒミツの花園』 フジテレビ・火曜夜10:00~10:54

 
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2007-01-18 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

金田一耕助も時代によって変わっていく

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そろそろ、新ドラも始まり出したけど、その前に、映画『犬神家の一族』で石坂浩二の金田一耕助が30年ぶりに復活したということで、年始のスペシャルドラマ『悪魔が来りて笛を吹く』と比べて、金田一耕助シリーズをチェック。

稲垣吾郎が『犬神家の一族』で2004年に初めて金田一耕助役を演じてから、『八つ墓村』、『女王蜂』、そしてお正月の『悪魔が来りて笛を吹く』とすでに有名な原作を4作も制覇。映画の『悪魔~』は、金田一といえば、石坂浩二……の石坂さんはやってないの。なんと西田敏行だったのだー! ちょっとビックリ。

このように、けっこう金田一のイメージの俳優さんは、人それぞれ決まっている気がする。ちなみに、私のイメージは、映画は石坂浩二で、テレビの2時間ドラマ系では古谷一行でした。再放送で何回も見たもんねー。みなさんの中には、「いや、私は豊川悦司だ」(映画『八つ墓村』)「片岡鶴太郎だ」(鶴ちゃんはテレビの金田一役をけっこうやってるんですよね)って人もいるでしょう。マニアックどころでは、上川隆也とか。

そして、今、十代くらいの人は、4作続けてやったゴローちゃんが、金田一のイメージになってくのかな。ということで、今と昔の違いをちょっと比較。

<昔の金田一>石坂版などの昔の金田一は、暗くはないけど、ボーッとして、何を考えてるかわからない(もちろん、推理してるんだろうけど)、怪しい感じがあった。生活力もなさそうな(笑)。フケがこぼれるシーンを見ると、「いやー」といいたくなるくらいリアル。人の思惑は気にしない浮世離れ度合いもかなりなもの。演出も、田舎のほうの閉ざされた村でのしきたりや風習などの摩訶不思議さをじっくりと描いていて、妖しいムードを盛り上げていた。少し暗めな映像も、それが怖さをジワジワとアップさせてたと思う。

<今の金田一>そこはかとなくさわやか系。でも、ゴロー版金田一は、フケをボロボロこぼしてもちょっと身奇麗で、はかま姿もオシャレに見える。画面が明るめなことと、いろんなカットをポンポン入れていく演出のテンポがいいからだと思う。ちょっと、トボけた感じのおちゃめな金田一に見えるシーンも多いかな。今は、昭和初期の風景を残している場所も少なくなったからか、その分、風景なども細かくCGを使ってるので、なんとなく、現代風に見えるのかも。

好きなところ比較!
<昔の金田一>なんといってもおどろおどろしいところ。話が遺産めぐりの争いだったり、恋してはいけない人との恋愛が殺人の原因になってたりする話が多いので、ナゾを解けば解くほど、人間の闇の部分がわかっちゃう。それをこれでもかーというくらい、コワイ音楽と不気味な映像で盛り上げていくのがスゴイ。出演している女優さんが、これまた演技のうまい大御所ばかりで、「演技の競い合いしてるの?」みたいな裏も妄想させるほどの迫力に、怖さも倍増。

<今の金田一>ゴローちゃんと横溝正史役の小日向さんとのシーンは、なんか、ほのぼのしてくすっと笑っちゃう。金田一と横溝正史の仲のいい掛け合いが、救いのない結末でも、ポッと明るく転換してくれるのよね。ゴローちゃんも、昔の着物姿や、金田一がハマってると思う。ちょっとマント翻しすぎだけど(笑)。

とにかく、何十年も何十回も人を変え、時代を超え、映像化される金田一シリーズは、日本人の好きな、おどろおどろしさや、怖いもの見たさをくすぐる作品なんだろうね。その時代によって、金田一も変化していくのは当たり前だよね。ゴローちゃんの金田一も石坂さんくらい長く続くようになるといいね。

それにしても、金田一耕助。改めて、殺人をほぼ止められない探偵だとしみじみ思いました。それだけは、永遠に変わりません。でも、金田一耕助は、それでいいのだ(笑)。

『悪魔が来りて笛を吹く』 1月5日(金)フジテレビ・夜9:00~放送

 
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2007-01-11 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

今年もお笑いは『M-1グランプリ』出場者から!?

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みなさま。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

年末から年始にかけては、お笑い芸人がテレビ各局を生き生きと動き回っていますね。今年も去年に引き続き、お笑いブームは健在の気配。どんな人がブレイクするかはわからないけれど、去年の年末に行われた『M-1グランプリ2006』の決勝に残った人は、まず、お笑い芸人として、今年は目立つはず。そこで、『M-1グランプリ2006』の感想と今年のお笑いの予想を!

『M-1グランプリ』は2001年から始まり、今までの優勝者は中川家、ますだおかだ、フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、そして、去年のチュートリアル。優勝賞金は1000万円。みんな、番組出演後に、一気にバラエティー番組に出演する機会が増えた。また、この決勝に出るだけで仕事がグーンと増えるということで、若手お笑い芸人の憧れのトーナメント番組になっている。

お笑い番組が少ない関東地方では無名だった笑い飯、麒麟、タカアンドトシ、南海キャンディーズなども、この決勝戦に残って、一躍知名度アップ。また、いまや若い女の子に大人気のオリエンタルラジオも、この番組の予選に出て、そのおもしろさが口コミで広がって去年は大ブレイクした。新しいお笑いにビンカンな人は、予選を見に行って、売れる前にチェックしたりしている。

去年のチュートリアル優勝は、いい意味で予想を裏切られて、新鮮だった。あんなモーソー漫才は、見たことなかったもの。審査員がプロの芸人さんだから、ちょっと自分のおもしろいものと違ってたりしてたけどね。去年でいえば、POISON GIRL BANDやトータルテンボスはもうちょっと点取れてもいいと思ったけどな。

実は『M-1』の3回戦を見に行ったんだけど、そこでちょっと注目したのは、ネタでおもしろかったパンクブーブー、カナリア、我が家。リーゼントスタイルのカゲキな5人組・超新塾。見た目から男爵で、オチはワインで乾杯というくだらなさがおもしろい髭男爵、夫婦でオペラを歌い上げながら漫才をするフシギなキャラの島田夫妻……。3回戦は他会場でもやっていて、そっちは私は見られなかったけど、もっともっとおもしろい芸人はいそう。お笑いの裾野は広いなぁ。もっとネタだけをやる番組を深夜でもやってくれればいいのになぁとつくづく思いました。視聴者は飽きやすいから、新しい人やネタに貪欲なんです。

漫才もいいけど、去年の桜塚やっくん、ほっしゃん。などの人気上昇ぶりから、ピン芸人が今年もきそう。どんなピン芸人が出てくるかは、関西テレビが力を入れてる『R-1グランプリ』をぜひチェックしてみてください。2月には決勝戦がテレビで見られるので。“とにかくおもしろいひとり話芸”ができる人が参加していて、こちらも2002年からやっているトーナメントです。だいたひかる、ほっしゃん。、博多華丸は、ここで優勝してます。

一発キャラも多いけど、お笑いの人の芸風もネタもどんどん変わっていってる。今年はさらにお笑いが進化して、フツーの漫才はしっかりと根付きながら、ふわふわした、シュール系で若者にのみ受ける漫才とか、お年寄り限定の人気漫才とか、お笑いは細分化されていく気がする。そして、さらに芸人の低年齢化! だって、「おもしろい人が好き」という女の子も多いし、モテるには、お笑い……って思ってる若い男子は増えてる。モテ道具かよっ、お笑いは! とつっこまれても、現実はそんな感じ。さて、どんな新しいお笑いが生まれてくるか、楽しみにしてましょう! なんたって、笑う門には福来るですから、テケテンテン……新年早々ダメダメなオチですみませーん(笑)。

『M-1グランプリ』テレビ朝日・2006年12/24(日)夜6:30~8:54放送
『R-1グランプリ』関西テレビ・フジテレビ・2/18(日)夕方4:05~5:20放送予定

 
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