憧れの職業ものの今昔はどこが変わった?『アテンションプリーズ』と『スチュワーデス物語』
ドラマで欠かせないのが"職業もの"。医師、刑事、弁護士、教師、ナース……。どの職業ものドラマでも、けっこうヒットするのは、ふだんは知らない職業のウラ側を見られるというのが、人気の秘密だと思う。ということで、今回は女の子の憧れの職業のキャビンアテンダントのドラマをチェーック!
★『アテンションプリーズ』と懐かしの『スチュワーデス物語』はどこが変わった?
キャビンアテンダントを、昔は"スチュワーデス"といっていたころの名作ドラマが『スチュワーデス物語』。大映テレビドラマシリーズで、1983年に放送されたものだけど、根強いファンが多く、DVDとなって発売もされている。今の『アテンションプリーズ』も、「訓練生がりっぱなキャビンアテンダントになるというガッツもの」というストーリーは大まかでは同じだけど、かなり、テイストが違う。
*主人公*
訓練生の中では劣等生という設定は同じ。でも、『スチュワーデス物語』の松本千秋(堀ちえみ)は村沢教官(風間杜夫)のいうことにとっても従順。千秋のダメっぷりに「お前はドジでのろまなカメだ」とひどいことをいっても、千秋も「はい、私はドジでのろまなカメです」と認めちゃうほど。反対に『アテンションプリーズ』の美咲洋子(上戸彩)は三神教官(真矢みき)に怒られても、「なんでいけないんですか」と食ってかかるタイプで、行動的。千秋も洋子も訓練の中で、ドジっぷりはほぼ同じだけど、千秋はひたすら恐縮して、泣き出しそうになるけど、洋子は、次を気をつければいいやとポジティブシンキング。
*見どころ*
『アテンションプリーズ』はダメな洋子が教官や訓練生と接するうちに、仕事へのやる気と向上心が芽生えていくという青春成長物語。恋愛は、同世代の整備士の翔太(錦戸亮)との口げんか友達への淡い想い。『スチュワーデス物語』は成長プラス教官との禁断の愛がメイン。ライバルは、キレると怖い教官の婚約者・真理子(片平なぎさ)で、自分の手を奪った村沢を憎み、でも『泥臭い雑草』の千秋に奪われるのはプライドが許さないと二人の恋をジャマする。そのいたいけな千秋とのバトルが注目された。
*結論*
今はひたすら忍耐して、涙を隠してがんばるっていう主人公は、『ダサい』ってことなのか、元気で弾けキャラになってる。洋子のパンクなカッコや言葉使いの悪さもそのキャラを誇張するため。おいおい、こんなドジなキャビンアテンダントだったら、飛行気乗りたくねーよーというツッコミどころは同じなのに、『スチュワーデス物語』のほうが、見ててハマる気がする。受身なんだけど、最後にあり得ない根性を見せる主人公。そして、脇キャラが強烈だったり、その裏にどろどろした憎しみがあったり、次から次へと起こる不幸、障害の多い恋……でも、最後には主人公は幸せをゲット! まさに、日本人が好きな成り上がりストーリーだから。『アテンションプリーズ』の洋子の成長メインもすがすがしいけど、あと少し、忍耐して、意地悪キャラにいたぶられる……ってところがあると、もっと応援しようと入り込めるのかも。
それにしても、昔のドラマはとんでもなく、ぶっ飛んだシチュエーションが多くて、今見ても、笑えます。情報が飛び交う今は、ちょっと変なストーリーになると「そんなことはありえません」とクレームとかいっぱいきそうだから、冒険はできないのかもね。ちと残念。
『アテンションプリーズ』フジテレビ・毎週火曜夜9:00~9:54
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2006-06-01 【テレビ】 | 固定リンク
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