さわやかな宇津井健が加わっても『渡鬼』テイストは変わらない……
『渡る世間は鬼ばかり』は始まってから15年半たち、今回が第8シリーズ。そして、お父さん役の岡倉大吉が宇津井健に代わり、いったいどんな風になったのかと思い、久しぶりにこのドラマを見てみた。話は岡倉大吉の5人の娘のそれぞれの家庭、仕事、で家族への思いや、悩みを抱えながらの生活を描いていくというもの。
主婦たちに絶大な支持を受けている秘密は、見ていない期間が長くても、あっという間に人間関係がわかる長いセリフだと思う。例えば、「箸の持ち方が違うよ」というところを「その箸の持ち方は指がクロスになっているから持ちにくいんだよ。最初に鉛筆を持つように一本の箸をもち、もう一本の箸を添えるように下に入れて持つのが正しいんだよ」というような説明風セリフになっている。これで、台所で洗い物をしててもセリフだけで、しっかり状況がわかるわけね。
でも、画面と一緒に見てると、そのセリフひとつひとつが、姑への悪口だったり、小姑が兄の嫁にいうイヤミだったりなので、かなり、つらい。そんなにグダグダ、きついこといわれるなら、結婚なんてしなくていいやって思っちゃうほど、キョーレツ。大吉役になった宇津井健さんだけは、まだ、そんな『渡鬼』テイストに染まってなくて、さわやかなんだけどね。
それにしても、五月(泉ピン子)の息子の眞(えなりかずき)は東大に入ったんですね。『東大なんて入ってしまえば、たいしたことないよ』みたいなセリフをいったので、ちょっとムカッ(笑)。えなりかずきの人の良さはすっかりないです。そうやって、文句を言いながら見ちゃうっていうのが、『渡鬼』の魅力なんでしょう。たぶん、きっと。
TBS・毎週木曜夜9:00~9:54
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2006-04-20 【テレビ】 | 固定リンク
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