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[テレビ]-ちひろ&昌子の- テレビ、今週のツボ

●桜井ちひろ(文・右)
雑誌ライター。三度のご飯よりもテレビが好き。テレビに「そりゃ、ないだろっ!」とツッコむのが趣味。そして外に出ず、体重増加に悩む日々。でもしあわせ。

●藤井昌子(絵・左)
コミカルイラストレーター。漫画家。このお仕事のおかげで、すっかりテレビ好きのドラマ好きに。そして引きこもりに拍車をかける日々。でもしあわせ。

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気になっていた出来事がよくわかる『SmaSTATION-5』

Samsta 香取慎吾がキャスターを務める『SmaSTATION-5』。"5"というだけあって、この番組ももう5年目に突入した。少しずつリニューアルを繰り返してても5年も続くって、すごいよね。とにかく、楽しく、わかりやすい情報番組なの。

ニュースになっているけれど、よくわからないこと。例えばイラク戦争とか、アメリカの牛肉問題とか、そのときの世界のニュースもわかりやすく解説。そして"5"になってからは、政治、経済、文化など、ジャンルを問わず、気になる人を呼んで、その成功の秘密を聞いたりと、人物の特集に力を入れてる。これが、おもしろい。

例えば、経営不振だった日産自動車を甦らせたカルロス・ゴーン氏がゲストのときは、社員たちが売り上げ不振を「他の部署に責任転嫁」しているということを見抜き、意識を変えることを一番にしたなど、その改革テクを紹介。また、あまり知られてないけれど、世界で活躍している日本人を紹介する「ジャパニーズin theワールド」では、日本人のがんばりぶりにビックリすることもしばしば。

そして、ひそかにお気に入りなのは稲垣吾郎がそのとき話題の5本の映画をランキングする『月イチゴロー』。フツーの人とはちょっと違った、ランキングなうえに、自分のニガテな映画には「それ違うよね」なんて酷評するゴローちゃんに目からうろこ。代わりによくいってくれた! と思うくらいうなずけたりするのよね。

これを見れば、世界のことも、気になってた人のことも、あっという間にわかって物知り気分になれます。それも楽しく見れちゃうので、勉強っぽくないし。リラックスしながら雑学王になれる、そんなお得な番組です。

テレビ朝日・土曜夜11:00~11:54

 
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2006-03-30 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

鬼教師・真矢の壮絶すぎる生き方に涙。『女王の教室』スペシャル

Jyoou2「いいかげん、目覚めなさい!」という名セリフとともに、話題を振りまいた『女王の教室』。今回のスペシャルドラマは、どうして、真矢があんなにもコワイ教師になったのかの過程を描いたものだ。

教師になったばかりの真矢(天海祐希)は子供が大好き。最初の教師の理想像は、友達みたいになんでも話せる存在。でも、生徒になめられ、最後には信じていた生徒に裏切られて、絶望して、教師をやめて結婚。事故で子供を亡くしてしまい、離婚。その後、再度、教師に戻り、今度はクラスを陰で仕切って、いじめをしていた一人の生徒と対決して、事件を起こしてしまう……。

がんばっても自分の気持ちが届かず、傷ついていく真矢に「いいよ、そんな思いをしてまで教師を続けなくても」と声をかけたくなっちゃった。いろんなツライ経験をして、それでも子供たちを守りたいとために考え出した真矢の結論が「鬼になる」ことだったのだ。

それにしても、「どうして人を殺してはいけないんですか」と聞いてきたいじめの首謀者の生徒との対決シーンは壮絶すぎ。最後には、『その人の持っている未来を奪う権利は誰にもないの』とその生徒に命の大切さをわかってほしくて、首を絞めながらいった絞りだすような声に涙、涙。

その思いがたとえ生徒に届かなくても、嫌われてもかまわない……そんな風に言い切れる姿は強いけれど、寂しくないのかな? こんな愛情の出し方をしなくてもいいような、楽しい学校って、今はないのかな? とにかく、真矢、よくやってるよ。すごいよと、エールを送ってあげたい。「悪魔みたい」なんて思って、ゴメンなさーい。

日本テレビ・3/17,3/18二夜連続9時~

 
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2006-03-23 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

ふたりはハッピーになるの?『輪舞曲』

Rondo韓流ブームの立役者のチェ・ジウが出演するということで話題の『輪舞曲』。てっきり、竹野内豊とのラブストーリーがメインかと思っていたのに、ストーリーは『神狗』という、闇の組織に父親を殺されたショウこと琢己(竹野内豊)が潜入捜査官として、その組織に入り、敵をやっつけるという、ちょっとハードなスパイものだったので、ビックリ。

さらに話は急展開。最初は、『神狗』を毛嫌いし、病気の妹のユニ(イ・ジョンヒョン)と一緒に、韓国から父親を探しに来たいい人がユナ(チェ・ジウ)だったのに、実は『神狗』の重要人物の娘で、闇の組織の一員だと発覚! さらに驚きましたわ。琢己がいうように、「誰を信じたらいいかわからない」ので、ストーリーを追うのに必死だぁ。

でも、さすがに涙の女王のチェ・ジウ。ここぞっていうところに涙を大放出。特にユナが琢己を好きなキモチを抑えて、涙を流しながら、琢己を追い詰めていく……というときに、ポロリと流した涙はすごかった。男がイチコロになるのもわかる。だって、顔がぐしゃぐしゃにならずに泣けるんだもん。キレイやのぉ~。

恋は障害があればあるほど燃えるっていうから、スパイ同士の戦いという障害のレベルの高さで、これから、きっと恋バナも盛り上がるだろうけど、本音を言えば、もうちょっと早い時期にふたりのラブラブぶりを見たかった気がする。せっかく、ふたりの心が通じ合ったのかなぁと思ったら、すぐに敵同士になっちゃって、どーしてよって感じで、見ている人も多いかも。ラストに向けて、恋愛部分もガンガンと突っ走ってくれることに期待です。

TBS・日曜夜9:00~9:54

 
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2006-03-16 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (2)

自分の10年間を振り返り、ため息をつく……『神はサイコロを振らない』

Tv0309_1 突如、消息を絶った飛行機が、10年後にその当時のままの姿の乗客たちを乗せて、現代に現れた……こんな不思議で深刻な設定のドラマが『神はサイコロを振らない』。そのSFチックな部分よりも、そのとんでもない現実に直面した、遺族、現れた本人たちが、どんなふうに、変わっていくかの人間ドラマにドキッとする。

主人公のヤス子(小林聡美)は、その事故で恋人のパイロットの哲也(山本太郎)と親友の亜紀(ともさかりえ)をいっぺんに失い、それ以来10年間は、仕事や人生に希望をもつこともなく、ただ、淡々と過ごしてきた。オトナになったといえば、聞こえはいいけど、何事にも感動を見せずに、あきらめきった姿でいるヤス子を見て、『そんなつまらない女になっちまったのかよ』という亜紀。ヤス子は今の自分のふがいなさを認識させられていく。

でも、10年の間に、世間とか常識とかにどんどん縛られていくこと多いもんね。しょーがないじゃないって思う、ヤス子の気持ち、すごくよくわかる。そんな30代の女性の葛藤やツライ部分を、小林聡美が、リアルだけど、ちょっとユーモラスに演じているから救われる。

そして、ヤス子が「10年の時間を埋めるのは時間じゃなくて、自分の心なんだ」と気づき、素直に自分を出し始めたのを見ると、このままじゃいけない、私もなんか変わってみたい。そんな前向きのエネルギーが沸いてきちゃう。

『この10年間精いっぱい生きましたか?』この問いに今はNOしかいえなくても、これから10年先の自分が同じ問いを投げかけられたとき、YESと力強く答えられるように、なっていたいなぁ。

日本テレビ・水曜夜10:00~10:54

 
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2006-03-09 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (0)

雪穂と亮司を追う笹垣が怖すぎる。そしてふたりの未来は?『白夜行』

Tv0302 雪穂(綾瀬はるか)を守るために父親を殺した亮司(山田孝之)。その亮司を守るために母親を殺した雪穂。相手を思うがゆえに、最悪の方法を選んでしまったふたり。太陽の下を歩きたいと思いながら、どんどんと闇の世界に入り込んでいく雪穂と亮司の絆と罪を描いた『白夜行』。

自分の本当の姿を隠しながら、幸せになろうともがいてるふたりの姿は、本当に悲しい。この世で信じられるたった一人の相手への愛の深さゆえとはいえ、人を不幸にしていくふたりは、絶対に認めちゃいけないんだけど、そうなった過程が切なくて、見てて心が痛くなってくる。雪穂の身を守るウソの笑顔と亮司の孤独な横顔……警察に出頭したほうが、ラクに生きられるのにぃ……と声をかけてあげたくなる。いくら思いあっても、世間の前では関係ないふりをしなきゃいけない恋愛なんて、つらすぎる。

綾瀬&山田のキンチョー感あふれる演技がこのドラマをさらに盛り上げてる。ふたりとも、今までのさわやか路線から一変! ここまでドロドロな世界にマッチするなんて……役者魂に拍手ですわ。

さらに、ふたりの罪を暴こうとする笹垣(武田鉄矢)の存在がめっちゃ怖い。フツーなら犯人を追うんだから、いい人側なのに、なぜか、悪人に見えちゃうのよね。いつ、罪がバレるのか亮司の気分になってハラハラドキドキしちゃう。だって、雪穂と亮司を執拗に追い詰めていく顔は、鬼のよう! もう、武田鉄矢は金八先生じゃなーいっ。怖すぎるよ、武田鉄矢。

ハッピーエンドってわけにはいかないだろうけど、せめて、一度だけは太陽の下をふたりで手をつないで歩かせてあげたいなぁ。


TBS・木曜夜9:00~9:54

 
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2006-03-02 【テレビ】 | 固定リンク | コメント (2)

 
 
 
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