舌の上でホロリとくずれる、優雅なひと口菓子。「金沢 うら田の愛香菓」
数年前に、金沢を旅行したときのこと。城下町らしく、おいしくて美しい和菓子にもたくさん出会ったのですが、その中で、和のような洋のような、どちらとも言えない不思議なこのお菓子が、とても印象に残りました。スペインの祝い菓子、ポルボローネにも似ていますが、らくがんのようでもあります。薄紙をキュッとひねった姿もスミレのように繊細で、可愛らしい佇まいです。
ベージュ色の粒を口に放り込むと、広がるのはシナモンの香り。肉桂(にっき)と言った方が、しっくりくるかも知れません。ホロリとくずれるアーモンドの粉、ほんのりさわやかなレモンの風味。小さいけれど、深くて優しい味わいを秘めています。
私は、ほうじ茶や加賀棒茶、ミルクティーを入れたときに、これをひとつ、ふたつ。うっかり箱からパクッとつまみそうになりますが、たとえ一粒でも器に盛って、舌で溶け合う香り、広がる余韻をしみじみと味わいたいもの。金沢の風情ある街並みが、目の前に浮かんでくるようです。一口で、こんなに優雅な気持ちになれるなんて、お菓子ってすごい。
“愛香菓”という名前も、お店の方の愛情をとても感じます。みんなに愛され、可愛がられているお菓子なんだろうな。春を待ちながら過ごす静かなお茶の時間に、はかない口溶けの小さな一粒をどうぞ。
『金沢 うら田』
愛香菓(18個入り)¥1218(送料別)
http://www.urata-k.co.jp/
下の「コメント」をクリックして、人名欄はペンネームを、URL欄は不要、コメント欄にご意見を書き込んで「投稿」をクリックしてください。
トラックバックについて詳しくお知りになりたい方は、「トラックバックについて」をクリックしてご確認ください。
2006-03-29 【お取り寄せ】 | 固定リンク
トラックバック
このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/160820/5552797
このページへのトラックバック一覧 舌の上でホロリとくずれる、優雅なひと口菓子。「金沢 うら田の愛香菓」:
コメントを投稿
*投稿された内容の修正、削除の依頼は一切応じられませんので、投稿される前に十分にご確認ください。
*「投稿」ボタンは1度だけ押してください。

コメント