浄瑠璃寺で、浄土の庭園・九体阿弥陀如来像・吉祥天女像などを見たあと、当尾(とうの)の里に点在する石仏を拝みながら1.5キロ先の「岩船寺」に向かいます。今日は大人の遠足!野山を歩くと、忘れていた子供のころの気持ちがよみがえってきました。
この付近は花崗岩の岩石に恵まれ、鎌倉時代から数々の「磨崖仏(まがいぶつ)(みがきぶつ)」が山肌に刻まれました。磨崖仏は、自然の岩肌に刻まれるため、
石仏のように移動する事が出来ません。いにしえの名工達が、ここに仏を刻んでから今日まで、一体どれだけの人々がこの磨崖仏に礼拝,合掌したことでしょうか。
藪の中三仏は、弘長2年(1262年)の銘があり、当尾の磨崖仏の中で最古のものだそうです。
途中、こんなお店が…「吊り店」と言うらしいです。無人の吊り店もたくさんありました。ここで、私は100円のとうがらしを買いました。
阿弥陀三尊、わらい仏。優しい微笑みになごみます。しかし、こんなところで700年余り微笑んでいるなんて…私の人生なんて、比べ物にならないくらいちっぽけなものに思えます。
不動明王立像は、力強い姿だけどちょっと可愛らしい表情に心惹かれました。お願い事を一つだけ叶えてくださる不動さんなのだそう。「全ての事がうまくいきますよ~に」なんてお願いしましたが、コレは反則でしょうか!?
一番急な坂道を、よいしょよいしょ!
石仏を探しながら、野に山に遊ぶ大人の遠足! 日常の煩悩から解き放たれ、満ち足りた心になれる時、こんな時間が私にとっては一番の贅沢かも知れません。
LIFESTYLE 西田由美子 2009-04-13








