先週3月31日、NPOソーシャル コンシェルジュ主催の「ソーシャル コミュニケーションズ勉強会」を行いました。年度末の多忙な中、金融、出版、NPO関係者など多くの方々にお集まりいただきました。5回目を迎えた「ソーシャル コミュニケーションズ勉強会」。今回の特別講師は、日本近代経済の父であり、慈善事業家としても知られた渋澤栄一氏の5代目のご子孫、渋澤健さんです。
年金問題、リーマンショック、世界同時不況と、何かとお金に関して関心が高まっていますが、今こそ、より良いお金の循環の仕方に皆が気づくチャンスと考え、「想像力&創造力のある投資の仕方=世界を変えるお金の預け方」を勉強会のテーマとしました。
投資信託、保険、貯金などを考える時、単に利率の高さを基準に金融商品を決める人が多いと思います。しかし、最近、投資先のお金のトレーサビリティー(投資したお金がどこでどのように使われているのか)に関心を持つ人たちが増えているようです。「社会的責任投資(Social Responsible Investment)ファンド」、「エコ貯金」、「市民ファンド」、「NPOバンク」などの言葉も最近とてもよく耳にするようになりましたし、実は、今回の勉強会もご案内を出したところ、すぐに「満員御礼」となったほどでした。
澁澤健さんが今挑戦している「コモンズ30」とは、長期目線で、30年後の未来のために、一人一人の”心”を重視し、全く新しい価値観で30の銘柄の選ぶ投資信託です。その「コモンズ30」について、そして澁澤栄一さんの「論語と算盤」とロハスの関係性など、興味深いお話をうかがいました。
この投資信託の特徴は、コミュニケーション(対話)を重視していること。銘柄を選ぶ際も、ファンドマネージャ–は必ず投資先の社長との対話に時間を割き、プロの視点で会社の見えない資産を見抜くそうです。また出資者との対話も大切にし、定期的にオープンオフィスを催し、出資者からのありとあらゆる質問、意見に対応しています。また出資先の会社のIR担当者と投資信託の出資者との対話の場も設けています。私のような経済・金融の初心者にとっても、預けたお金がどこでどのように使われているのかが理解しやすく、勉強になる機会を与えてくれます。
澁澤健さんの投資信託、コモンズ30の詳細はこちらから。
それから、日本が誇る慈善事業家、社会起業家でもあった渋沢栄一さんのことをより知りたい方は以下のサイトへ。第一国立銀行(現みずほ銀行)のほか、東京ガス、東京海上火災保険、王子製紙、帝国ホテル、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンビールなど、たくさんの名立たる会社を起業しましたが、実は、その数以上にたくさんのNPOも設立していたそうです。
http://www.shibusawa.or.jp/eiichi/eiichi.html
第5回「ソーシャル コミュニケーションズ勉強会」の特別講師の渋澤健さん。
勉強会の会場は六本木ヒルズアカデミー。
NPOソーシャル コンシェルジュの仲間たちと渋澤さんを囲んで、勉強会後の打ち上げ。











