木屋町 蘭で、大物をいただく!

四条木屋町を北に少し上がった東側、ひときわ大きな赤い提灯が下がっています。ここを歩いたことがある人なら、なんとなく記憶にある大きな赤提灯、ここが寿司割烹「蘭」です。「蘭」は、本当に特別な日(例えば家族のお祝い事や記念の日)に来るお店です。創業は確か、昭和23か24年と伺った記憶があります。義理の父が、創業当時から通い詰めているお店ということで、時々連れて行ってもらう時などはそれは嬉しくてたまりません!まだまだ、私などが常連になるにはヒヨっ子なのです。けれどもご主人や女将さんはとても親しみやすい方で、お店に気取りは全く無く居心地が良いのです。

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昨年は、「こんばんは」と入口扉をガラリと開けたら、カウンターでお食事中の「大物女性占い師」の方と遭遇したり。提灯も大物なら、来る人も大物、更にお寿司も大物。その大物ぶりを紹介します。一人二人ならカウンターですが、人数が多いと2階のお座敷になります。お料理も人数分が「どーーん!!」と盛られてきて、一皿一皿に目が輝きます!

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必ず注文するのが、おろし大根でいただく「トロの薄造り」と「車海老のおどり」。トロはまさに「とろ~~」っとしていて、おどりはピンピン動くので可哀そうなくらいです。

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そして春いちばんの、朝掘りの筍の「若竹煮」。山椒の葉が山盛りそえられていて、筍と山椒の香りでいっぱいです。

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お造りの鯛を使った、「鯛のあら炊」は、京都の薄味の認識を覆すような「こってり甘辛系」。みんなコレが大好きで、あっという間に食べつくしてしまいました。これも人数が多くなると、更に盛りが大きくなり、迫力のあら炊となります。

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お寿司は、いくつかのお重に入れて持ってきてくれます。すでにこの辺りでお腹がけっこう一杯になってきてしまっています・・・。蒸しあげたアナゴをさっと炙って、甘辛のタレを塗ったお寿司。絶品です。鰻の白焼き位の大きさであろうかと思われる焼きアナゴが、ほんの少しのシャリを「つかんでいる」ようなアナゴの握り。アナゴはシャリに載っているのではなくアナゴがシャリを「つかんでいる」のです。

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蘭で有名なのが「漬け物寿司」です。京都で「漬けもん寿司」はたくさんありますが、元祖は「蘭」です。一通りのお料理をいただいてお腹も一杯なのに、さっぱりとした「漬けもん寿司」もつまみたくなります。蘭のお鮨は、ネタは大きく、シャリはその分とっても小さいです。だからどんどんつまめるのです。とにかくすべて豪快って感じです。活きのいい魚介を、ガッツリと頂きます。満腹で、お座敷でクタ~~っとしていても、コレが最後に出てくると思わず「待ってました!」とみんなで声をそろえてしまう、蘭名物の大きな「ぼた餅」。

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 私は「別腹」というものが本当にあるのだということを、この「ぼた餅」で知りました。出来たての美味しい美味しいぼた餅を目の前に、食べずになんていられません。ぼた餅とは別に、フルーツを使った水菓子もレベルが高く、こちらも絶品。お土産の「昆布のつくだに」も絶品です。御馳走様でした!

木屋町 蘭

京都市木屋町四条上ル

075-221-0647 第2・4・5日曜休み