先日、東本願寺の別邸「渉成園」を歩きました。京都駅から徒歩で10分ほどに、こんな庭園が京都の町中にあるとは、ちょっとビックリです!周囲に枳殻(からたち)を生垣として植えた事から「枳穀邸」(きこくいてい)とも呼ばれているこの地は、平安時代前期の左大臣、源融(みなもとのとおる)が営んだ、「六条河原院」と伝えられ、光源氏の邸宅「六条院」のモデルとなった場所とされていることから、一度訪ねてみたかったのです。
京都には素晴らしい庭園がたくさんあります。多くの名庭園家の心を感じながら、名庭を巡るのもひとつの楽しみです。武家出身の江戸初期の文人、石川丈山作庭の庭園が広がります。渉成園は、東本願寺歴代上人の隠居所であり、詩歌や茶の湯、能狂言などを親しむ場として、趣の深い建築物が点在しています。個性的な「傍花閣」。
左右の側面に山廊と呼ばれる階段の入口があります。建物の周りは桜並木があり、かつてはこの階上で桜を眺めたのでしょうね。桜も咲いていました!
広大な「印月地」。ガーガーッと、すごい鳥の声が聞こえてきました。町中の大きな池には色々な鳥が集まってきます。バサバサバサッと、おおきな青鷺が飛んできました。
この池には、ちょっと他の池泉回遊式庭園では見ないような大きな島がありました。大きく、高さもあります。この島は、実は豊臣秀吉が築いた「御土居」の跡を利用したものだったのです。
ところで、渉成園は、どうやら六条河原院の跡ではなかったようです。光源氏の邸宅のモデルはもう少し東北にあるのだそうです。残念。














