長楽館 京都東山のクラシックリゾートホテル

京都市東山区、八坂神社の南側の緩やかな坂道を上ると、美しい洋館が見えてきます。ここ「長楽館」は、明治の煙草王でもあり財閥でもあった村井吉兵衛によって、明治42年(1909)に建てられました。

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当初は賓客のための迎賓館として建てられましたが、大正4年の大正天皇の即位式の際には、ロシア・イタリア使節団の御一行が泊まられたという貴重な歴史もあります。村井氏の死後、幾人の手に渡り、また米軍に接収されるなどして百年の歳月を経てきました。そして現在、京都市指定有形文化財のリゾートホテル「長楽館」は、京都東山の麓に美しく佇んでいました。

大きなヒマラヤ杉と古い灯篭のある、円形の車寄せを携えた美しいルネサンス様式の本館入口。

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今日は、長楽館オーナーである土手素子さんとお話しする機会があり、「長楽館」に対する熱い思いをお伺いすることができました。

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2009年は長楽館が百周年を迎え、その節目をスタッフとともに迎えられるというご縁を、どう次の百年に橋渡しできるかが、今後の一番の問題だと思うのです。この建物を生かして、動態保存をして守っていくためには、情熱が無いと駄目なのです。熱い思いを持ち、それを伝えることによって人は集まるし、人は動きます。明治の建物をいつまでも輝かせるためには、ただ建物に、あぐらをかいているだけではなく、ビジネスとしての成功にも持っていかなければなりません」。

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2008年の1月に、長楽館はリゾートホテルとして、リニューアルオープンいたしましたが、20年間レディースホテルとして定着してしたというマイナスのところからの出発でした。お客様が、『京都に来たら、長楽館に泊まりたいな、お食事がしたいな』というファンを作っていきたいと思うのです。そのためには、ハードな面だけでなく、ソフトな面を作らなければなりません。それには、“オンリーワン”というものが必要だと思うのです」。

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「わたくしは『COW』を念頭においているのですが、「C」はコミュニケーション、「O」はオンリーワン、そして「W」は勝利・Winの「W」です。良い繋がりを持ち、自分のところにしかない特殊なものがあれば、勝利の女神さんが微笑んでくれるんではないでしょうか」。

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そして、土手さんが大切にしている事、「一期一会」のお話や、健康のお話、笑顔でいることの大切さ、そのためには修練が必要と言うお話など、とても熱い思いが伝わってきました。

 「京都はいくらでも落ち着ける場所を見つけることが出来ると思います。反対に、京都にずっといるわたくしのような人間にとっては、東京や大都会が別世界と感じて、あー癒しやな、と思うこともあるんですよ。でも大都会に住もうとは思いませんですけどね」と笑ってお話してくださいました。土手さんは美しくエレガントでありながら、とても情熱的で頼もしい一面も見せてくださり、ためになる貴重なお話をたくさん伺うことができました。

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新館のホテル棟は、天然の木材、天然石、珊瑚石を使った自然の風合いを感じるラグジュアリーな空間。冬には暖炉の薪に火を入れて、部屋から見える東山の峰々、比叡山や知恩院の伽藍を堪能しながら、ゆっくりとした時間を過ごせます。春には円山公園のしだれ桜、秋には紅葉、夏には新緑と、四季折々の京都を感じることが出来る贅沢なロケーションです。