代官山のレザンファンギャテでディナーをした友人が、「来週から夏休み、フランクフルトベースで色々回ろうと思って」という話しからドイツ談議に。
私が「ドイツの中で最も好きな場所はレーゲンスブルグ」と言って知っていた人は、ほとんどいなかった。この地を訪れたのは、会社に入って間もない頃なので、10年以上前になります。
ここは私がいちばん好きな漫画、池田理代子さんの『オルフェウスの窓』の舞台なのです。
単に好きな漫画の舞台というだけなら、どうやって行けばいいのかもわからない所まで行こうとは思わないのですが、ここは池田理代子さんが、新作の構想を考えながらヨーロッパを列車で旅されていた時、「日が暮れたら降りようと思って降りたのがドイツ・バイエルンの古都レーゲンスブルグだった。中世の面影か残る美しい街並みに雪が舞う中、真っ赤なバラが咲き乱れていて、ここを舞台に物語を描こうと決めた」とおっしゃっていた場所。
あれほど壮大なドラマが生まれるような街ならこれはぜひとも!と思ったのでした。
実際訪れたレーゲンスブルグは、本当に美しく、ドナウ川にかかる石橋と聖ペテルスのドームを中心とした、石畳の小さな街でした。
カフェやレストランに入っても、かなりの確立で英語が通じず(もちろんメニューもドイツ語のみ)、今まで行った場所の中で最もコミュニケーションに苦労した場所でもあります。
今でもよく覚えていますが、夜ごはんを食べようと、一緒に行った同級生の友人と古いパブのようなお店に入ったところ、中にいた地元の方々ほぼ全員が、相当びっくりした顔で一斉に私たちを注視してこともありました。当時はまだ23歳ぐらい、友人はかなり童顔でもあったので、突然現れた東洋人の子ども2人組に驚いたのでしょう。
フォークとナイフを使っての、ソーセージの皮の剥き方もここで教わりました。以来、白いソーセージ「ヴァイスブルスト」は私の大好物です。








