ロンドン、ミュージカルの感動!
ジュード・ロウ主演「ハムレット」のパンフレット
宮仕えをしていないフリーランスの特典のひとつは、
シーズンオフにバカンスをとれること。
今年もひと足お先の夏休みでスペインに行き、
途中下車のロンドンで、いくつかお芝居を観てきた。
1本はあのジュード・ロウ主演の「ハムレット」。
去年の夏から約1年間の公演で前売りチケットは完売。
こういうときは当日売りでゲットするほかない。
会場のウィンダムス劇場。ちょっと指が写り込んでしまいました
10時に売り出す劇場の前で並ぶこと2時間。そのかいあって、
キャンセルされた最高の席を手に入れて、生ジュード・ロウ様の
「ハムレット」を堪能した。
最近は現代風演出の「ハムレット」が流行だが、ジュードも王子様らしからぬ
くしゃくしゃ髪、Tシャツ、チノパンツ、素足という扮装。
しかし、ほぼ3時間半、彼の口から流れ出るせりふはもちろん、
一言一句シェークスピアの原文そのままである。
ハムレットというキャラには、ふつう「悩み多き」とか、「メランコリック」という
形容がつきものだが、ジュードのハムレットはエネルギッシュ。
観客の心を終始、グイとつかんで放さない。原作「ハムレット」をすべて
暗記しているだろうと思われる、シェークスピア馴れしたロンドンの観客が息をつめ、
また笑うべきところではドッと笑いながら、彼の演技に呑み込まれている。
最後は当然ながら、スタンディング・オベーション!
来日したときは素顔は穏やか。気さくなジュードが、舞台の上では
別人のように演技力を爆発させる。それが俳優。
特に舞台を出発点とする英国俳優の真価だ。
別の日、劇場を後にするジュード・ロウ
もう1本の感動ミュージカルは、映画『リトル・ダンサー』を舞台化した
「ビリー・エリオット」。ストーリーは映画と同じだが、ミュージカル版だから、
歌と踊りが大幅に強化されていて、主演のビリーを演じる少年を筆頭に、
キャストの半数を占める子供たちのすばらしい踊りに呆然。
みなローティーンなので労働時間に制約があり、すべてダブルキャストが
組まれている。主演のビリーはなんと5人が毎日、交代で出ているのだが、
その全員が英国全土からスカウトされ、訓練を受けたのだという。
最近は日本にもミュージカルが何本も輸入されているが、果たして、
これほどの才能を持った子供たちが、日本でスカウトできるものかどうか…???
「ビリー・エリオット」のポスター
「ビリー・エリオット」はロンドンだけでなく、ブロードフェイでも上演されており、
ジュード・ロウの「ハムレット」のような限定公演ではないので、
チケットも手に入りやすい。ロンドン、ニューヨークに行く機会のある方は、
何がなんでも観てほしい。大感動することを保証します!
「ビリー・エリオット」上演中のビクトリア・パレス劇場
2009-07-01 | 固定リンク








