ゴールデン・グローブ賞裏話2:女優部門は楽勝!?
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世界を席巻中の『アバター』。見た後にはこのブルーの姿にも感情移入できます
クリスマスも終わり、いよいよ年末ムードも佳境に入ったハリウッド惑星。
住人はクリスマス休暇でお出かけなのか、町中は以外に静か。
稼ぎどきゆえ、どんどん公開される大作小作秀作駄作が、
オリンピックの決勝戦よろしく興収の数字をおのおのがなり上げ、にぎやかだ。
ヤッホー!と叫びたいのが、『アバター』(作品紹介はこちら)の善戦。
過去のヒット作の模倣繰り返しで、柳の下の何匹目かのドジョウを狙う、
イージー金儲け作品が多い中、ジェームズ・キャメロン監督が最後の一息まで
賭けて作った、そしてその努力が見事に実った『アバター』。
「3DのうえSFとは…」とか「あのブルーのクリーチャーが…」とか
渋る人たちに、宣教師の心境で「見てみなければわからない、
まずは映画館に足を運べ、夢のような世界が待っている」と説いて歩いてます。
もちろん私のおかげではありませんが、『アバター』はランキングのトップを
走り、まだ息切れしてません。※以下、別色のタイトルはクリックすると作品紹介へ(PCのみ)。
明後日にはゴールデン・グローブ賞最終投票用紙が宅配便で届くはず。
すでに発表された候補(リストはこちら)からの最終選択。
1月13日までに、25部門の私が選んだベストを、厳重なセキュリティの中で
開票する法律事務所に届けなければならない。
これから2週間、最終投票、どれにしようか誰にしようか悩むのです。
ゴールデン・グローブ賞(以下GG)のノミネーションの影響力は大きい。
街にはビルボード、新聞にはデカイ広告、TVからは「GG賞○○部門
ノミネーション!」の音が最大量のボリュームで聞こえてくる。
それらに値する選択をしなければ…。
GG賞候補を喧伝する各作品の新聞広告。左から『恋するベーカリー』
『A Single Man』と『NINE』、『The Blind Side』
今年だけではなく、毎年思うことは、女優が主役の映画の少なさ。
男中心の映画のほうが儲かるので、男が主役の作品ばかり作られるのです。
人口の半分は女なんだから、映画も半分は女のストーリーでもいいはずですが、
思いは届かず、70%は男中心。
そんな中で、GG賞ドラマ部門(『The Blind Side』)と、
コメディ/ミュージカル部門(『あなたは私の婿になる』)で
主演女優賞Wノミネーションを手に入れた話題のサンドラ・ブロック。
時代と自分に合い、かつ観客にウケる作品を見抜き、それを実現させる
頭の良さと実力とビジネスの才能で、この快挙を達成した。むしろ敢闘賞をあげたい。
主演女優部門のレギュラーって感じのイギリスの名女優ヘレン・ミレン。
人生の終わりにいるロシアの文豪トルストイの妻を演じてまたもや拍手喝采。
主演女優候補5人のうちふたりが新人だと言うのもすごい。
キャリー・マリガン(『17歳の肖像』)とガボレイ・シディビー(『プレシャス』)。
ベテランの深みはないものの、わっすごいと感嘆させる役作り。
評価が高まる一方のエミリー・ブラント
そして何をやっても、独特で余裕があって才能あふれれるワタシのお気に入り、
エミリー・ブラント(『ヴィクトリア女王/世紀の愛』)。
63年間王位に君臨した女王の若い頃の話で、プリンス・アルバートに恋する
Young Victoria(原題)を描いた画面もストーリーも美しく、ロマンチックな1本。
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『ヴィクトリア女王』より。アルバート役のルパートはキーラ・ナイトレーの彼氏です
この映画のプロデューサーは、プリンス・アンドリューの元妻、
Duchess of York(ヨーク公爵夫人)のサラ・ファーガソン。
彼女が話す素晴らしく奇麗なクイーンズイングリッシュにうっとりしてしまった。
エミリー・ブラントやアルバート役のルパート・フレンドに、
王室内部事情をアドバイスしたそうだ。
ワタシ的に残念なのは『ジュリー&ジュリア』の
メリル・ストリープ。コメディ部門で選出されたため、ドラマ部門が退屈に
なってしまった。『ジュリジュリ』はドラマとして勝負して欲しかった。
主演男優賞候補の非常に質が高い接戦に比べて、女優陣の選択は
5分で決まりそうな感じ。さーて…。
PHOTOGRAPH by H.F.P.A.
2009-12-29 | 固定リンク













