映画賞レースの内幕暴露!
ゴールデン・グローブ(GG)賞のノミネーションを来週、
12月15日に控えて、最後の追い込みに入り、スタジオが最後までとっておいた
(あるいはやっと完成した)、これこそ!という自信作品で勝負を挑んできている。
決して若くないワタシたちハリウッド外国人記者クラブのメンバーは、
ほとんど毎日組まれた試写&レセプション&インタビューに追われて、
頭の中もルックスも少々よれよれになった今日この頃。
2009年最後のLAでのインタビューは、有終の美を飾るにふさわしい、
見事! あっぱれ! 素晴らしいい! ジェームズ・キャメロン万歳!の
『アバター』で締めくくられた。作品紹介はこちら
今日はニューヨークでの今年最後のインタビューをこなすべく、
クリスマス・デコレーションでキラキラしているマンハッタンに。
取材対象の映画は『恋するベーカリー』という、メリル・ストリープ、
アレック・ボールドウィン、スティーブ・マーチンの3人による爆笑コメディ。
離婚した男女の複雑な関係がテーマで、この3人のベテランが軽い足取りで、
いくつになっても男女は原題通り『It's Complicated』(複雑だわ)と笑わせてくれる。
『恋するベーカリー』(2010年2月19日公開/東宝東和配給)
10月・11月プラス12月の7日間が、GG賞最後の山場。
この間、映画&TVの両方で45作品、その出演者の108人のインタビュー、
ほかに25本ほどの外国映画の試写がスケジュールされた。
全部に出席することはできないけれど、約70%はこなしたと思う。
見られなかった作品は、送られてくスクリーナー(鑑賞用DVD) を家で見る。
なぜこの時期に集中するかというと、早めに公開されるた作品は
忘れられてしまう恐れがあるから。みんなぎりぎりまで手のうちを明かさない。
すでに賞レースはスタートし、先日<ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞>が
発表された。主演男優賞はジョージ・クルーニー(『マイレージ、マイライフ』)と
モーガン・フリーマン(『インビクタス/負けざる者たち』)がタイで分かち合い、
作品賞は『マイレージ』、監督賞は『インビクタス』のクリント・イーストウッド。
(詳細はセレブログへ!)
これからNY批評家協会、LA批評家協会各賞の発表、映画俳優組合賞とGG賞の
ノミネーションが続く。GG賞がアカデミー賞と異なる点は、
映画とTVの両部門から成ることと、選者が全員外国人であること。
(外国雑誌に寄稿している例外的なアメリカ人メンバーも数人いますが)
83人のメンバーが守る基本的なルールは、当然ながら、それぞれ自分が選んだ
ベストを選出するということ。メンバー同士のオススメ活動などは許されない。
聞かれればワタシ的意見を言うだけ。「ええええ! そんなのがベストなのお?」と
自分との感性の違いにびっくりすることもしょっちゅう。
さまざまな文化背景を持ち、「自分なりの映画を見る目」を誇りとしている
百戦錬磨の記者たちは、ほかのメンバーから影響を受けることはないと言える。
締切のぴったり1週間前に、ノミネーション投票用紙が対象作品リストと共に
宅配便で届く。リストは非常に長~い。アニメーション×15本、
外国語映画のコメディ&ミュージカル×9本、同ドラマ×60本、
映画のコメディ/ミュージカル×69本、同ドラマ×102本、
主題歌賞×59本、TVのミニ・シリーズ×3本、TVのコメディ×54本、
TVのドラマ×78本、TV映画×30本…の中から、
映画14部門・TV11部門のそれぞれのベスト5をノミネートします。
現在、この25部門のワタシ的ベスト5を熟考中。作品賞候補に突然、
『アバター』が圧倒的な存在感を持って登場してます。
これから映画賞&GG賞速報を次々お届けしますね!
前回のGG賞レポートはこちら→
PHOTO (C) H.F.P.A.
2009-12-09 | 固定リンク










