スターの輝くチャリティ魂
難民救済活動で9月にケニアを訪れたアンジェリーナ・ジョリー
Thanksgiving Day / 感謝祭は毎年11月の最後の木曜日にやってくる。
今年は11月26日。この祝日は一年の収穫を感謝する日で、
元々はイギリスから逃げるようにアメリカに渡ってきた清教徒が、
新大陸での厳しい一年一年を生き延びたことを感謝する日だった。
1863年にリンカーン大統領が11月最後の木曜日を感謝際と指定し、
それが正式に国会で承認されたのは1941年。
この祝日の後にクリスマスが続くため、カレンダーもこのあたりになると、
天に感謝し、恵まれない人に分け与えるチャリティの意識が向上する。
驚くなかれ、アメリカは年間250~300ビリオン・ダラー
(ゼロが多すぎて円に換算できません/編注:2300~2700億円くらい)の
寄付金が集まり、その75%を個人が供出しているそうだ。
アメリカは自分の幸運を、富を、社会に還元する意識が非常に強い。
そのへんは本当に偉いなああと、いつも感心してる。
税金対策、自己満足の域を超えてチャリティに取り組むセレブは意外に多い。
ここでは紹介しきれないほど大勢いる本物のphilanthropist(慈善家)の中でも、
チャンピオンはやはりアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット。
ブラッドは「働き続けて子供達を育て上げた父が、一生かかっても
見ることがない多額のギャラをもらうことに心地悪さを感じていた」と
はっきり言うし、アンジェリーナも、「幸運はほかの人と
わければわけ合うほど価値が出る」と言って、地球規模で恵まれない子供たち
(あるいは大人)を救うために走り回る。ふたりは貧困/不平等から
人を救う目的で年間800万~1000万ドル(約7~9億円)の寄付をおしまない。
アンジーがアンバサダー(親善大使)を務める国連難民高等弁務官事務所
(UNHCR)のウェブサイトはこちら。
賢者マット・デイモンも幸運を率先して社会還元している。
ハリウッド惑星住人たちに、使わなくなった子供用の衣類や家具などの
寄贈を呼びかける<DAMON'S DIAPER BAG>(デイモンのオムツ入れ) を
成功させ、子供を貧困から救おうと活動する<One X One>(ワンバイワン)の
スポークスマンとして自らの時間とお金を提供し、世界中を走り回っている。
「アフリカの子供たちの現実を見て家に帰ると、精神的に普通に戻るのに
何日間もかかる」と言う。
自分のことを語らないキアヌ・リーブスから、直接聞いたことはないのだが、
妹が癌を患い苦しんだことから、彼はキャンサー・リサーチ(癌研究)へ
多大な寄付をしているのは知られている。子供たちへの教育に重きを置く
<CoachArt>にも力を入れている。
シャーリズ・セロンも母国・南アの恵まれない子供たちのために、
<Charlize Theron African Outreach Project> を通して大活躍を続けている。
先日『A Single Man』の記事で紹介したコリン・ファースも、
静かに自分の幸運を還元するスターのひとり。
去年“今年の慈善家”に選ばれて初めて、彼が20年以上も
基本的人権擁護者として、それを与えられてない人たち、
それを訴える声を持たない人の声となって、世界を走り回っていることが
知られるようになった。ちなみに2009年の“今年の慈善家”は、
ラテン系の恵まれない子供たちのために意欲的に慈善活動を続ける
「デスパレートな妻たち」のエバ・ロンゴリア。彼女が主催する団体は
<Eva's Heroes>(エバのヒーローたち)という。
スカーレット・ヨハンソンは<Oxfam>(オックスファム)アメリカの
アンバサダーとして、各国を飛び回る。
「きれいな飲み水がないために、15秒にひとりの子供が死んで
いくと知ってますか?」と話していたっけ。
先日取材したナタリー・ポートマンも<FINCA> という
アフリカ救済運動の大変なアクティビスト。
チャリティ精神を刺激されて、まずは恵まれない人に感謝祭の七面鳥ディナーを、
というテーマの寄付金募集に協力した。これからさらに300ビリオン・ダラーの
アメリカの良心の億万分の一部になるべく、自分にあった慈善団体を探すつもり。
チャリティ活動でいちばん重要なのは続けること。
世代から世代にその意義/価値がつながっていくことだそうです。
PHOTOGRAPH (C) H.F.P.A.
2009-11-26 | 固定リンク










