メキシコの星 ガエル・ガルシア・ベルナル&ディエゴ・ルナ
「長年の友人を持ってる人は信用できる」という。
「長い間真の友情を保つには、まずは自分が良い友であること。友情の核は
相手の良さを認め、誠実であること」とはジョージ・クルーニーの弁。
競争心とエゴが友情を壊すハリウッド惑星でも、
ベン・アフレックとマット・デイモンの幼友達組の友情は揺るがない。
そして“メキシコのベン&マット”にあたるのが
ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ。
(C)H.F.P.A.
ガエル(左)とディエゴ&私
このふたりは、9歳くらいのとき昼メロで共演して以来、仲よしに。
そして世界的に大ヒットした2001年の『天国の口、終りの楽園。』で
ベネチア映画祭<マルチェロ・マストロヤンニ賞>を仲よくふたりで受賞した。
それから8年。今、またふたりの共演作で『Rudo & Cursi』が登場。
『天国~』再び?と期待が渦巻いてる。
『Rudo & Cursi』
メキシコの田舎から、サッカースターを夢見て都会に出る
兄弟の人生のアップダウンを見せてくれる。
『天国~』の脚本を書いたカルロス・キュアロンが監督。
『天国~』での役は、本人たちの分身という感じが強かったけれど、
本作では自分たちとはまるで違う役柄を作り上げていて
ふたりの顕著な成長ぶりも面白い。
よく「天使のような顔」と評されるディエゴが、
若いのに、妻と子供を養う生活苦のしみ出たファミリーマンになりきれば、
考える人の風情があって、何色だかわからないミステリアスな目のガエルは、
サッカー選手への道を歩きながら、歌手にもなりたい能天気な独身役。
ミュージック・ビデオふう超ハデな衣装のシーンには大笑い。
苦渋顔のディエゴ(左)と能天気なガエル
31歳(ガエル)と30歳(ディエゴ)のふたり。競争心はないのだろうか。
「そんなの16歳くらいのときに捨てたよ」とディエゴ。
ガエルは一時、ヨーロッパに遊学し、数年メキシコから離れていた。
「『天国~』の共演で久しぶりに会ったとき、子供っぽい競争心は
なくなって、深い友情だけがあった」とディエゴはつけ足した。
「ディエゴがいつも僕を追っかけてくるんだよ(笑)。
彼からは逃げられない(笑)。ふたりでプロダクション持ってるし、
ドキュメンタリー映画祭もやってるし…ディエゴは僕の背後霊(笑)」とガエル。
『Rudo&Cursi』は家族の物語。実生活でも父親になったばかりの
ふたりに、父親体験で人生観が変わった?と聞けば、
ディエゴ「それで優しく大きく変わらないヤツなんて父親になる資格なし!」
ガエル「何か巨大な世界に突入した感じ。今までの人生をプールとすれば、
突然大海を泳いでいる感じなんだよ」
『Rudo & Cursi』での育児シーン
この若いふたりには、ハリウッド惑星の住人が持ってない温かさがある。
「ブラッド・ピットの肉体は持ってないし、オーランド・ブルームの
ルックスもない。いい役者を目指すだけ」とガエルは笑いながら言うし、
「有名になることが目的だったら、つらいだろうね」とディエゴは真面目顔。
これからの映画界をしょって立つ才能ふたり組(『Rudo~』より)
2009-05-29 | 固定リンク







