役者たちの挑戦〜小泉今日子の舞台・伊原剛志の短編・役所広司の監督作
6月3日水曜の夜に、『トウキョウソナタ』以来親しくしてもらっている
衣装の宮本さんと、小泉今日子さんが出演している舞台「楽屋」を見に行く。
宮本さんと小泉さんは以前からとっても仲よし、
そして宮本さんは今回出演している女優さん4人全員と仕事をしている。
その4人とは小泉さんをはじめ、蒼井優さん、
村岡希美さん、渡辺えりさんという名女優たち。
「楽屋」は、77年初演の清水邦夫氏による舞台劇で、その名の通り、
楽屋での4人の女優たちの話だが、描かれる女優の執念と
解きほぐされていくミステリアスなストーリーは、
観客をとりこにする力を持っている。
私が女優という仕事をしていたら、絶対出てみたい舞台だと思った。
そして終演後は、本物の楽屋へ。4人しか出演していないのだから、
個室かと思いきや、4人が全員一緒! 素顔でも仲の良い女優たちが、
舞台上でも信頼しあっている同志なのが、観客と一体の空間の中で感じられた。
これが映画とはまた違う舞台の醍醐味だろう。
5日金曜の午後は、<ショートショートフィルムフェスティバル&
アジア2009>のオープニング・イベントへ。この映画祭の創立者で
実行委員長の別所哲也氏は、LA時代からの友人。
短編映画のおもしろさを知ってもらいたいと、別所さんが始めた映画祭が、
なんともう11年目に入った。忙しい仕事の中、映画祭に関する
細かい質問にも返事をくれる、その熱意とプロ意識を私は尊敬している。
(映画祭の詳細はこちらへ)
今年は、伊原剛志さんが企画・脚本・主演・製作総指揮も手がけた
『ア・リトル・ステップ』が上映される。
伊原さんとLA在住の新進監督・中村哲平さんがコラボ、
ある男とある少年を描く。全編LA撮影、オール・アメリカン・
キャスト&スタッフという熱意が、作品から温かさとなって伝わってくる。
長編へ続いていく作品ということで、この後の展開が楽しみだ。
そして、昨年公開された『その名にちなんで』で私が共同プロデューサーを
務めたミーラ・ナーイル監督の『愛する人を守るために』も上映される。
インドでのエイズに関する知識を高めるためにミーラが作った短編で、
初披露となった一昨年のトロント国際映画祭では、
映画を見る時間がなかった私が、この作品だけは
ミーラのために駆けつけたのを覚えている。
『愛する人~』のナーイル監督(中央)と出演者
実はこの2本には不思議な関係がある。
『その名にちなんで』のLAでのプレミアには、
ちょうどLAにいた伊原さんが見に来てくれて、ミーラに紹介した。
映画は人と人のつながりであるという私の思いが、
この短編映画祭にも表れたようで、なんだかうれしい。
『ガマの油』演出中の役所広司監督
先週末には、役所広司さん初監督作品『ガマの油』が公開になった。
でき上がってすぐの頃にこっそり見せていただいた。
さすが映画という世界のベテラン、役所さんによる作品。
映画らしい映画を見たという満足感を覚えた。
俳優が監督をしたことで生まれたとしか思えない、
すごい瞬間があった。でもネタばれになるので、ここで書くのは控えます。
ぜひ劇場でご確認ください。(作品紹介はこちら)
2009-06-08 | 固定リンク






