カンヌ映画祭ルポPART3「国際プロデューサーになる方法」
今回私が参加した<J-Pitch>とは、経済産業省が国際共同製作を
推進する事業として始めた、国際共同製作支援プログラム。
応募された企画の中から、実現度の高いプロジェクトを選び、
企画マーケットでのプロデューサーによるプレゼンを支援をする。
企画マーケットとは、プロデューサーや監督が、作品製作の出資を募る目的で、
配給会社や製作会社に企画をプレゼンするビジネスの場で、
海外映画祭等の一環として行われているものが多い。
私のプロデュースした『トウキョウソナタ』も、2006年の
カンヌ国際映画祭でのJ-Pitchで、まだ監督が決まっていない企画として
プレゼンしたのが始まりだった。
優雅に海辺でオリエンテーション
今年のカンヌには、6人のプロデューサーが選出された。
海外在住日本人2名に日本在住の外国人プロデューサー数名と、
やはり国際共同製作を目指すだけあり、インターナショナル度が高い。
到着後、海辺のジャパン・パビリオンでのオリエンテーションで
プログラム開始。リゾート地の海辺で、カンヌならではの
セレブな雰囲気だが、これも真面目な仕事。
朝食会でヨーロッパのPたちと懇談
その後3日間に渡って、あらゆるプログラムが行われる。
毎朝、プロデューサーたちが集まる朝食会が開かれる。
ゲスト・スピーカーを囲んで歓談をする勉強会で、
朝9時開始と夜の遅い映画祭ではつらいが、
熱心なプロデューサーたちが集まり親交を深める。
ACEというヨーロッパのプロデューサー組織主催の朝食会もあり、
日本に興味があったり、日本で撮影の企画を持つ
ヨーロッパのプロデューサーが集まった。
昼は各々作品の出資を募ったり、海外セールスをする会社を
決めるためのミーティングを入れる。
また海外の映画人養成所の講師から、
「ピッチ(作品の売り込み)」の指導を受けられたりもする。
今年の<J-Pitch>のポスター
夕方には毎晩ハッピーアワーというカクテル・レセプションが行われる。
毎晩様々な団体が主催するので、これも自分に興味のあるテーマの時に行く。
J-Pitch主催の晩は、日本に興味のある業界人が集まるわけだ。
このような歓談から企画が生まれたりするのが、映画の不思議なところだ。
国際派プロデューサーを目指す人たちは応募してみてはいかが?
リンクはこちら!
ハッピーアワーで、日本に興味のある業界人たちと盛り上がる
カンヌから帰国して少し落ち着いた5月27日、
アジア一のプロデューサーと呼ばれるビル・コン氏の招待で、
『ラスト・ブラッド』のプレミアに行った(作品紹介はこちら)。
主演は『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョン、共演は小雪という、国際的な作品だ。
ハリウッドでも活躍するアクション監督コーリー・ユンによる
アクションシーンがすごい!
映画の世界では、国の壁という障壁は崩れてきているのだ。
『ラスト・ブラッド』のチョン・ジヒョン(左)と小雪
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2009-06-04 | 固定リンク








