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[OL]-帰ってきた東京スチャラカOL- タナカトモコのLet’s Enjoy 会社生活

田中智子(たなかともこ)
1977(昭和52年)東京生まれ。某生命保険会社勤務。入社10年目。現在は人事部で出勤簿の管理、福利厚生などを担当。会社の内部事情に詳しい…つもり。お酒は以前にも増して強くなり、最近はテキーラにも手を出してます。結婚資金をコツコツ貯めていますが、あまりにアテがないので、それを元手に何が出来るかを考えた方がいいかも…と思う今日この頃です。

イラスト/松井晴美

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恐怖のクレーマー

Ol080407_1 「あんたの“すみません”には心がこもってないのよ!」
このあいだ、友達A子(職業・ショップの店員)と仕事帰りに待ち合わせをして、いろんなお店をまわって春物の服のチェックをしていたら、恰幅のいいおばさんがヒステリックなキンキン声で店員をどなりつけていました。
不快だなぁと思いつつも、つい見てしまうのが人のサガ。A子とふたりで洋服を見るふりをしつつ、様子を伺っていると、
店員「すみません」
おばさん「それであやまってるつもり?」
店員「すみません…」
おばさん「大体、すみませんじゃすまないのよ!!!」
ええ~~!? じゃ、どうしろと!?(驚)

正解はない

そもそも、そのおばさんの体格で着られる服は残念ながら売ってないお店なのになぁ…と思っていると、テレパシーでも感じたのかA子がひとこと。
「服が入らないと服のせいにするおばさんって結構いるんだよね。私も店に入りたての頃、からまれたことあるよ」
なんでもA子の店にやってきたそのおばさんは、明らかに入らないであろうスカートを手に、
「試着したいんだけど」
と言ってきたそうな。“無理だって”とは思いつつも、それを言うわけにもいかず、回避する方法も思いつかなかったので試着室に案内したA子。案の定、数十秒後に響いた「ビリッ」という音。どうしようかと思いつつも、
「いかがですか?」
と声をかけたところ、返事は
「あー、大丈夫」。
“いやいや、大丈夫っていう感じの音じゃなかったっつうの(汗)”という思いをグッと飲み込んでから数分後。なぜだか汗だくのおばさんが、
「なんか、はいてみたら感じが違ったわ」
という言葉とともに返してきたスカートは、ホックがぶっちぎれ、裏地の縫い目も少しほどけている始末。さすがにこれは…と思ったA子が、
「あの、お客様、こちらのホックですけれども」
と声をかけた瞬間、おばさんはクレーマーに大変身。
「あんたのところの洋服の縫製は質が悪い! 三流の仕事だ」
「私が太っているとでも言いたいの?」
「こんな失礼な店、二度と来るもんか」
「店長を、いや、社長を呼んできなさいよ」
と一方的に怒鳴りつけるおばさんに、なすすべもなく。最終的に店長が出てきて、なんとかなだめすかして事なきを得たのだとか。
「ホック壊したのは許されないことじゃない? 一体、どうしたら正解だったんだろうね?」
そう聞くとA子いわく、
「正解なんてないの。だから、うちの店、バックヤードにお札貼ってるもん。変な客がはいってきませんように、って」
結局最後は、神頼みなのね…。

 
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2008-04-07 | 固定リンク

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