ほめ殺しのライセンス
世の中にはいろんなお稽古、レッスンがありますが “ほめ殺しのレッスン”なんてものがあるんですね。行きつけのバーの常連客である殿方(元セールスマン)曰く、
「昔、新入社員教育で合宿所に連れていかれて徹底的にしごかれたんだけど、その時に“ペアになり、片方の人は相手を罵倒し、罵倒された側は相手をとにかくほめる”っていうほめ殺しのレッスンがあったんだよ」。
なんでもセールスマンたるもの、お客様に罵倒されたくらいでくじけたりせず、どんな状況でも相手をほめて気持ちよくさせるポイントをより早くみつけることが必要、ということでやらされたレッスンなんだとか。
「もうセールスマンはやめたけど、今でも人をほめさせたら、まだまだ都大会くらいは出られると思うよ」。
おーっと! そこまで言われたらどれくらいすごいのか見てみたくなるのが人情。ついでにテクニックを盗んで、実生活に生かしちゃえ!
言葉の魔術師登場
……なんてことは一言も言ってなかったのに、
「試しに私のこと、ほめてみてくださいよ」
と言ったら、
「ほめるっていうのとちょっと違うかもしれないけど」
という話の切り出し方で、何を言い出すかと思えば、
「トモコちゃんは頭がいいし、研究熱心だよね。人の話を聞くのがうまいから、ついついいろいろ話したくなっちゃう」
ほめられて2秒で気分がよくなりかけるもふんばって、
「えぇ!? 見た目とかほめてくれないんですか?」
と切り返すと、
「だって、ルックスはいつもほめられてるでしょ?」
と即答するあたり、さすが。すっかりテクを盗むのも忘れていい気持ちに。一緒にいた友達A(超美人)も、
「さっき出してた名刺入れ、すごくいいよね」
と言われて、
「そう、なかなか気に入るのがなくって、やっと見つけたばっかりなの!」
とご機嫌。
いかにもお世辞を言ってます系ではなく、絶妙なほめ具合にうなりつつ、
「師匠、ほめるテクニックを伝授してください」
とお願いしたところ、
「まずは相手が何をほめてほしい人か観察して見抜くこと。あと俺も人に言われたんだけど“される身になって、ヨイショは丁寧に”っていうのを心がけてる。それからルックスがいい人はルックス以外のことをほめるね。さっきもそうだったでしょ?」
おぅ! 最後の最後まで隙のないほめっぷり、感服しました。
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2008-01-14 【OL】 | 固定リンク
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