クリスマス、謎のアルバイト体験
この季節になると、何故か「某有名フライドチキンのお店でバイトをしている彼氏に“バイトの面接時にクリスマスは絶対に休まないという約束で採用されたから、クリスマスのデートは無理”と言われてケンカになり別れた」女友達の話を思い出します。大人になった今では「1年で一番忙しい時だから当たり前!」と思うけど、その話を聞いた当時は高校生。
「クリスマスに彼女よりバイトをとるなんてひどい! かわいそう!」
と、ションボリしている彼女をはげますため、彼氏いない組の女友達数人である子の家にお泊まりして、パーティーをしたのはいい思い出です。翌日、その家に問題の彼氏があやまりにきたのも、そして、問題の彼女がケロリと仲直りして、彼と帰っていったのも…いい思い出…かな?
3人寄れば…
クリスマスのバイトといえば、地元のケーキ屋さんで寒風吹きすさぶ中、クリスマスケーキを売る(夜8時からは叩き売り、最終的には3箱くらいのケーキを持って家に帰り、ママンに「ありがたいけど、食べきれるだけいただいてきなさいよ!」と怒られる)くらいしかしたことがない私ですが、男友達の中にクリスマスの夜、不思議なバイトをした人がいます。
イベント時に食事を提供する、いわゆるケータリングを担当している会社に、バイトとして採用された男友達A。
「そんなにむずかしい仕事じゃないけれど、ケータリング先でもいろいろやってもらうことになると思うから、現場のチーフの指示をあおいで」
と言われて、当日、会場に行ったA。現場のチーフに、
「じゃ、君はここね」
と配置された場所には、床に大量のカップめんが入った段ボールが積まれていて、長机の上には電気ポットだけがありました。
「あの…チーフ…僕は一体何をすれば…」
あまりにざっくばらんすぎる状況に戸惑い、質問をしたAにチーフは言いました。
「カップめんを希望されるお客様がいらしたら、お湯を入れてあげてください」
『クリスマスのイベントにきて、カップめん食べるか? っていうか、お客様が来ない間は何をすれば?』
なんとも微妙な仕事内容に小首をかしげつつ、せめて何か仕事をしてる風を装っていようと長机の上を何度もふいていると、
「あのぉ」
『初めてのお客様か! やっと仕事ができた』
と喜んだのもつかのま。Aの前に現れたのは、
「すいません。チーフに、ここに行くように言われたんですが…」
新たなバイトBくんでした。お客はないままバイトが2人。呆然としつつも、
「僕、長机ふきますんで」
「じゃぁ、僕、段ボールを積みなおします」
と無理矢理に仕事をみつけ、黙々と働き続けるAとバイトBくん。そこに、
「あのぉ」
顔を上げた2人の前にいたのは新たなバイトCくんでした。
カップめんのお湯を入れるだけの作業に3人…。ある意味、深刻な事態です。ぶっちゃけ、チーフが仕事できない人だったのでしょう。とはいえ、誰かひとりが働いて、あと2人が突っ立っていては怒られること間違いなし…。そこで3人が編み出した技は、お湯を入れる工程の3分割。その3つとは“お湯をそそぐ人”“お湯が線を越えないかを見て、ストップをかける人”“お礼を言いながら渡す人”。
役割分担を決めた直後に待望のお客さんが到来!
3人「いらっしゃいませー!」
A(カップめんを開け、お湯をそそぐ)
B(じーっと線を見て、超真剣に)「ストーップ!!!」
C(すかさずカップめんをAから受け取り)「あざーっした!!!」
この繰り返しで7時間を乗り切ったそうです。
「あの作業の分担能力は、F-1のピットか俺らかって感じだったね」
と語るA。いやいや、そんなカッコいいもんじゃないから(笑)
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2007-12-10 【OL】 | 固定リンク
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