「記憶がない」
…というあまりに簡潔すぎるメールが届いた日曜の昼。メールの主は前日、一緒に飲んでいた友人のライター子。
「どこからないの?」
とメールを送ると、返事は、
「2軒目の1杯目」
おいおい、その後、もう1軒行ってたんだけど、その記憶はゼロ!? しかもごくごく普通に会話が成立してたのに! むしろ、今後の人生設計について相当アツく話したのに! 私、語り損!?
運はあった
あまりの衝撃に、思わずライター子に電話。
「別れ際、タクシーに乗るまで普通にしゃべってたのに一体どういうこと?」
と尋ねると、ライター子曰く、
「私、タクシー乗ったんだ?」
とまるで他人事なスタンスの上に、
「朝、起きたら家の前だったんだよね」
状況がよく飲み込めず、
「家の前…玄関先ってこと?」
と聞き返すと、
「ある意味、玄関先。アウトドアだったけど。しかもバッグがなかった」
「カバンがないってどういうこと?」
「だから、家のカギも財布も携帯もな~~~んにもないってこと」
「でも今、携帯でしゃべってるじゃない!!」
「…東京にも、まだ人情はあるね」
しみじみつぶやくライター子から聞き出したコトの真相は…。
1)朝8時すぎ、寒さで目が覚める。何も持っていない自分に気付く。
2)“何故アウトドア?”“追いはぎにでもあった?”と混乱。
3)友達に助けを求めたくても携帯もないし、知り合いの連絡先が書かれた手帳もないし、寒さをしのぐ場所に行くための財布もないため、とりあえず近所の交番に行く。
4)交番で「すみません。昨日、飲み過ぎて途中から記憶がなく、朝起きたらカバンもなく…。お金と電話を貸していただけないでしょうか」とお願い。
5)明らかに“30overのいい大人が何をしているのか”という目で見られるも、1000円借りることに成功。また、お店のオーナーなど104で調べられる友達の番号を調べる。
6)しかしまだ朝8時半。日曜の朝では、電話しても誰もつかまらないだろうと思い、コンビニでペンとメモ帳を買い、近所のファミレスで今回の件についてメモをまとめる。
7)メモをまとめている途中で“バッグの紛失届けを出さなきゃまずい!”と気付く。
8)再び、近所の交番へ。管轄の警察署に問い合わせたところ、バッグが届けられていることがわかり、警察署へ。
9)バッグを引き取る。引き取る際に「身分証明書は?」と言われ、「そのバッグの中です」と答え、担当の警察官、苦笑い。
10)バッグの中身はすべて無事。
「…ってわけで、本当にありがたかったよ」
「ところでバッグはどこに落ちてたの?」
「それがさ、家の前の道だったのよ。どうやらタクシーを降りた後、落としたらしくて。女物のバッグだから、通りすがりの人が何かの事件かと思って届けてくれたみたい」
…なんてハタ迷惑な…。時期的に、これからだんだん飲む機会が増えることだし、みなさんもお酒には気をつけて! ちなみにライター子が今回得た教訓は、
「カバンは警察に届くけど、記憶は警察に届かない」
だそうです。…もっと反省しろ!(怒)
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2007-11-12 【OL】 | 固定リンク
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