「オーダー! スーツの男!!」
…と、ごはんを食べてる最中にいきなり言われたタナカです。言ってきた相手は、一緒にごはんを食べていた女友達で職業はライター(以下、ライター子)。思いっきりスルーしながら、イカスミのパスタをくるくるフォークに巻いてると、
「ちょっとー、無視しないでよ!」
と言われました。仕方なくダルそうに
「ウィ、ムッシュ」
と答えると、
「やる気出してよ!」
と怒られたので、今度は居酒屋風味で、
「はい、よろこんで!」
と切り返したら、テーブルの下で足を軽く蹴られた上に、
「スーツの男、会社にいっぱいいるんでしょ? ひとりくらい紹介してよ!」
と要求されました。…確かにいっぱいいるけど、別に私のもんじゃないしなぁ。
スーツだったらなんでもいいの!?
「大体、なんでスーツ限定なの?」
とライター子に聞くと、
「人間って、自分に欠けているものを求める生き物じゃない?」
と謎の返事。よくよく話を聞けば、仕事柄、スーツ姿の男性を見る機会が少ないライター子は、スーツ姿だというだけでドキドキするのだとか。
「スーツの男なんて見慣れてるから、それだけじゃなんとも思わないよ」
というと、
「いいなぁ。半径5メートル以内にスーツの男がゴロゴロしてるんでしょ? これからの季節はYシャツの袖をまくる人が続出なんでしょ? 萌えるわ」
とひとり盛り上がるライター子。
「仮にスーツの男とつきあったって、常にスーツ姿なわけじゃないじゃん。私服のセンスが最悪だったらどうするの?」
と聞けば、
「私服がダメなら、ずっとスーツを着せておけばいいじゃない」
とマリー・アントワネット的答えが返ってきました。この後もひたすら“スーツ愛”についてのトークが30分ほども続き、さすがに疲れた私が根負けし、
「ライター子、今度、スーツの男を紹介するから、それで勘弁して」
と言うと、
「せっかくだからスーツ合コンしようよ!」
とライター子。スーツ合コンって、それ、私にとっては“ただの会社の飲み会”じゃん! 全然メリットないから!(苦笑)
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2007-06-04 【OL】 | 固定リンク
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