上司も部下もパニック!? トラブル英会話
「あの…タナカさん、英語得意ですか?」
後輩のA子がおどおどと尋ねてきたのは、仕事終わりに会社近くの居酒屋で久しぶりに課長のおごりで飲んでいて、そろそろ中生から焼酎にきりかえようかどうしようか悩んでいた時のこと。
「突然、どうしたの?」
と聞き返すと、A子は左手に持った携帯電話を突き出しながら言いました。
A子「あの…さっきから何度も電話がかかってきてて」
私「誰から?」
A子「知らない人なんですけど」
私「へ? 間違い電話だ、って言って切ればいいじゃない」
A子「いや、それが外国の人みたいで。多分、英語を話してると思うんですけど、私しゃべれないから、間違ってるって言えなくて。とりあえず“ノーテレフォン、ノーテレフォン”って言って切ってたんですけど、でもまだかかってくるんです。どうしましょう?!」
ノーテレフォンはないだろ…と思うものの私も正解がわかりません!(汗)
この中に英語が話せる方はいらっしゃいませんか!?
とはいえ、何度も何度もかけてくる、ということはきっと急ぎの用件があるに違いない。なんとか間違い電話であることを伝えなければかわいそう…ということで、一緒に飲んでいた英語の達人のお局様に電話をかわろうとしたところ、タイミング悪く席を外していました。他に英語が話せる人がいないか、飲み会のメンバーを見渡してみたものの…課長、同期のB子、別部署にいる同期のC子、後輩のD子…私が知りうる限り、全員ダメそうだ…と思いつつ、この中だったらと課長を指名しました。
「課長! A子の携帯に間違い電話がかかってきてまして」
「間違い電話だ、って言って切ればいいだろう」
と焼酎のお湯割りを飲みながら答えた課長に
「外国の方みたいで、英語なんですよ! 課長、電話に出て説明して頂いてもいいですか?」
と言った途端、激しく咳き込む課長。
「私、英語、苦手なんでお願いします!」
とたたみこむと課長はしばらく宙をみつめた後、A子の携帯を手にとり、
「エクスキューズミー。ジス テレフォン イズ ノー テレフォン」
こう答え、そっと、こちらに携帯を押し付けてきました。課長もノーテレフォンかい。戦力外もいいところです。
携帯に耳を近づけると、まだ先方は状況を飲み込めてないのか(「ノーテレフォン」と言われて状況をわかれ、というのが無理なのですが)早口で何かをまくしたてています。しかし、B子もC子もD子も顔の前で「無理!無理!」と手を超高速で振るばかり。さぁ、どうしようと思ったところで英語の達人のお局様が戻ってきました。状況を説明すると、携帯に出て二言三言しゃべって、あっさり問題を解決。
「さすが!」
と拍手する私たちに
「こういう時は“I think you have a wrong number.”って言うのよ」
と、さらっとワンポイント英会話講座を開いてくれたお局様、かっこよかったです。
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2006-06-19 【OL】 | 固定リンク
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