あの大ヒット映画の人気キャラがパワーアップして復活! 「L change the WorLd」

たいへんご無沙汰しております。2度目の産休から戻ってきました加藤アカネです。長いお休みをいただき、こうして復帰することが出来たのも、ピンチヒッターを引き受けてくださった大塚恵美子さん、編集部スタッフの方々、そして、何より読んでくださる読者のみなさんのおかげです。ホントにホントに、ありがとうございます。少々“浦島太郎”的な不安な気持ちもありますが(笑)、前以上におもしろく楽しく、いろんな映画をご紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
復帰第1作目は、2006年の邦画NO.1ヒット作『デスノート』に登場した名探偵・Lが主人公のスピンオフ作品『L change the WorLd』。『デスノート』をご覧になった方はもちろん結末を知っているわけですが、さて、Lはいかにして復活するのでしょうか?
名前を書かれた人間は必ず死ぬ――死神の持つ「デスノート」を手に入れた夜神月(ライト/藤原竜也)は、法が裁けない凶悪犯たちを次々と粛清していく。しかし、“新世界の神キラ”として君臨しようとした彼を捕らえるため、天才探偵L(エル/松山ケンイチ)が立ちはだかった。大きな代償を払って事件を解決したLの前に、少年と少女が現れる。タイの少年・BOY(福田響志)は、消滅した小さな村の唯一の生き残り。少女・真希(福田麻由子)は、非業の最期を遂げた父(鶴見辰吾)から、人間が作り出した恐ろしい“死神”を託されていた。一見関係なさそうなBOYと真希を結ぶ、恐ろしい計画。孤立無援で2人を守り、事件を解決しなければならないLに残された時間は、あと23日間だけだった――。
『デスノート』後編の公開直後に製作が発表された、L主演のスピンオフ映画。取材に行った私は、実はかなり不安を感じていました。というのも、内容も共演者もまったく明かされなかったのです。L人気に便乗しただけの作品だったら? もし『デスノート』の、何よりLの世界観を崩してしまったら? 原作キャラが憑依したようなLを作り上げた松山ケンイチに驚嘆していた私は、そんな心配をしていました。
でも、それは無用な心配でした。そう、松ケンがあんなに作りこんだLを簡単に明け渡してしまうワケがなかった(笑)。シナリオ製作から積極的に参加した彼のLへの強い想いは、見事に映像化されていたのです。
今回のLは、“今まで誰も見たことがないL”。明らかにインドア派で、パソコンを駆使して推理を展開し、モニター越しに捜査員に命令を下してきた彼が、子供2人を連れ(似合わない…)、電車に乗り(座席の上でも、しゃがんでます)、自転車を漕ぎ(しかもママチャリ、しかもカゴに子供を乗せて)、全力疾走し(あいかわらずの猫背)、というアウトドアぶり(?)を発揮。人を食ったような態度が時に腹立たしく、時にユーモラスな彼でしたが、本作では笑いの要素の方がちょっと強いかもしれません。
そんな中にも、Lが奥底に秘めていた人への情がにじみ出て、グッときます。ホンの短いシーンにも関わらず、快く出演を決めた藤村俊二、戸田恵梨香、瀬戸朝香などのオリジナル・メンバー、そして新たに参加した工藤夕貴、鶴見辰吾、高嶋政伸の個性派俳優たちがLワールドの完成度をさらに高めています(ちなみに、前作のシーンをそのまま使っての出演となった藤原竜也は、「僕も出演してるんだ」と喜んだとか)。
そして、Lの新たな物語のラストシーンは、原作コミックのファンならニヤリとしてしまう名シーンになっていました。ぜひ、『デスノート』前後編を見てから、本作を見てください。もうLに会えないことが寂しくなるような作品です。
「L change the WorLd」 2月9日~、丸の内プラゼール他、全国公開
オフィシャルサイトhttp://www.L-movie.jp
(c)2008「L」FILM PARTNERS (c)2008「L」PLOT PRODUCE
今年は誰? アカデミー賞予想(1)

<写真左>ハビエル・バルデム 助演男優賞ノミネート 「ノーカントリー」より
(c)2007 Paramount Vantage A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.
<写真右>ケイト・ブランシェット 助演女優賞ノミネート 「アイム・ノット・ゼア」より
(c)2007 VIP Medienfonds 4 Gmbh & Co.KG All photos-Jonathan Wenk
アカデミー賞 オフィシャルサイト http://www.oscar.com
気がつけば、もう全米アカデミー賞の時期でした。そこで早速ですが、恒例アカデミー賞受賞予想です。正直に告白しますが、この半年あまり、まったく新作を見ていなかった私。ほとんど見ないままで予想するなんてとんでもないんですが、お祭りということでご容赦くださいませ。2月24日(LA時間)の発表まで、一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。まず1回目は、助演男優&助演女優賞を(※タイトルの後は日本公開予定)。
<助演男優賞>
ケイシー・アフレック 「ジェシー・ジェームズの暗殺」(公開中)
ハビエル・バルデム 「ノーカントリー」(3月15日公開)
フィリップ・シーモア・ホフマン 「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(5月公開)
ハル・ホルブルック 「Into the Wild」(公開未定)
トム・ウィルキンソン 「フィクサー」(4月公開)
いきなりですが、「ノーカントリー」しか見ていません。スミマセン(泣)。それにしてもスゴかった。殺し屋なんですが、とても人間とは思えない。その無表情が、目つきが、まるで異次元の生物を見ている気分にさせてくれます。コワイです。彼が出てくるだけで、これはホラーだったのか、と。巷の噂や最多ノミネート作ということだけでなく、J・バルデムを。ちなみに受賞経験者はP・S・ホフマンのみ(『カポーティ』で主演男優賞)で、ちょっと地味な印象がぬぐいきれないかも。
<助演女優賞>
ケイト・ブランシェット 「アイム・ノット・ゼア」(4月公開)
ルビー・ディー 「アメリカン・ギャングスター」(公開中)
シアーシャ・ローナン 「つぐない」(春公開)
エイミー・ライアン 「Gone Baby Gone」(公開未定)
ティルダ・スウィントン 「フィクサー」(4月公開)
今年は主演女優賞とWノミネートのC・ブランシェット以外、全員が初ノミネート。1994年生れの13歳(S・ローナン)から1924年生れの83歳(R・ディー)まで、実に年齢差70歳の女優陣が一線に並んだのは、ある意味壮観。本命はやはりゴールデングローブ賞も受賞したC・ブランシェットか。生きる伝説ボブ・ディランを6人の俳優が演じるという異色作で彼女が演じたのはその1人。つまり男装しているのですが、いやあびっくり。まったく彼女に見えなかった。わかっていても男性に見えた。今さらですが、さすがです。
みなさんの予想は、誰ですか? 来週は、主演男優賞&主演女優賞です。
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2008-02-08 【映画】 | 固定リンク
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