男同士の友情にカンパイ──『オーシャンズ13』
泥棒なのに、センスがよくって、ユーモアがあって、義理堅い!? イケてる男たち“オーシャンズ”が、またまた集結!
1作目では、ラスベガスを舞台に、冷酷非情なホテル王の難攻不落の大金庫から1億6000万ドルを盗みだすべく集まった。2作目では、その執念のホテル王に見つかっちゃって返金を迫られ、今度はヨーロッパをまたにかけ“仕事”をするハメに。そして本作『オーシャンズ13』では、再びベガスに戻って、どんな大金にも代えられない仲間の威厳を取り戻すため、ド派手なリベンジを、いざ決行!
オーシャンズの1人、ルーベン(エリオット・グールド)が、前2作のホテル王ベネディクト(アンディ・ガルシア)の上を行く、超冷酷非情なホテル王バンク(アル・パチーノ)にダマされ、寝込んでしまった。その知らせを聞いたダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)と仲間たちは、ベガスのルーベン宅に即集合。“お仕事中”だったラスティー(ブラッド・ピット)なんて、目の前の大金をほっぽり出して飛んでくるほど。そう、普段は滅多に連絡を取り合わないけど、いざというときは何をおいても駆けつける、それがオーシャンズ。ルーベンの身に起こったことは自分に関わること、とばかりに結託し、バンクから全てを奪う、大がかりだけど楽しくイカしたリベンジ作戦を繰り広げてゆく。
1作目は、オールスター・キャストがいったいどんなキャラになりきるんだろう、ってことだけでも楽しめた。ただ2作目は、話を広げすぎちゃってイマイチ収集つかず。で、正直、この新作は大丈夫か? と不安半分で観たんだけど…、結果は1作目に近いノリで楽しめた。新鮮さはそれほどないんだけど、性格最悪のホテル王を破滅させる、という“仕事”に話を絞ったことで、わかりやすいゴージャスなエンタメ大作になっているしね。
なにしろ、バンクの高級ホテルに変装しての潜入や、色仕掛けなどの初歩編から、そのホテルのカジノを自在に操るための、まさにプロの技なトラップの数々まで、見てるだけでワクワクしてくるダマしのテクニックが盛りだくさん。おまけに、侵入不可能な警備システムを停止させるために、なんと3,600万ドルの掘削機を使って、人工地震まで起こしちゃうんだから!? まさに、驚くべきスケールのでっかさと自由な発想力。当然マネはできないんだけど、その心意気は見習いたい。
それと今回、男だらけのお話に徹してるのも、好感触。これまで、ジュリア・ロバーツやキャサリン・ゼタ=ジョーンズといった美女がからんできたんだけど、個人的にはどーもしっくりこなかったんだよねえ。プロの仕事にはロマンスはジャマなだけ、と思ってるワタシとしては、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンといったイケメンさんたちが、友情という名のもとに結束し、プロフェッショナルな技で笑わせ魅了する。もうそれだけで充分なワケですよっ!
金のためじゃなく、仲間のために利益度外視で大強奪を働く。こんなイキな泥棒チームには、めったにお目にかかれない、愉快痛快のリベンジ・ムービー。
『オーシャンズ13』 8月10日(金)~丸の内ピカデリー1ほか全国公開
オフィシャルサイト http://wwws.warnerbros.co.jp/oceans13/
(c)2007 Warner Bros. Entertainment Inc - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda.
(c)2007 Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territories.
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2007-08-10 【映画】 | 固定リンク
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