まだまだ続く! 大人気コミックの映画化 「NANA2」&「劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY」

もう、耳にタコでしょうが、映画界にとって人気コミックは宝の山。それというのも、世界的に認められているくらい、多くの和製コミックが持つ世界観や設定、ドラマ性は、質が高くしっかりしているから。おまけにファンもいっぱいついているのですから、ヒットの可能性も大。今週も、大ヒットコミックを原作にした2本をご紹介します。
「NANA2」――偶然からルームメイトとなった20歳のナナこと大崎ナナ(中島美嘉)とハチこと小松奈々(市川由衣)。まったくタイプは違うが、すっかり意気投合した2人は、それぞれの夢を追いながら楽しい日々を過ごしていた。しかし、ハチが以前からファンだった大人気バンド・トラネスのリーダー、タクミ(玉山鉄二)と一夜を共にし、妊娠。一方、インディーズの人気バンド・ブラストのボーカルとしてメジャーデビューを目前にしていたナナも、トラネスのギタリストである恋人レン(姜暢雄)との関係がマスコミに漏れてしまう。2人の微妙なすれ違いは次第に大きくなって……。
昨年9月に公開され、大ヒットした「NANA」の続編にして完結編が登場です。脚本も手がけた大谷健太郎監督が、「このエピソードを撮りたいがために、前作『NANA』をがんばったと言っても過言ではない」と言い切るくらいに思いを込めた内容。2人の“女の子”ナナが、どんなふうに“大人の女性”へと成長していくのかが、描かれています。
前作の主要キャスト3人が交代してしまったニュースを聞いたときは、正直、「大丈夫?」と思わないでもなかったのですが、心配はご無用。ハチ役・宮崎あおい→市川由衣、レン役・松田龍平→姜暢雄、シン役・松山ケンイチ→本郷奏多の新メンバー3人は、バッチリ「NANA」ワールドに溶け込んでいました。
今回、泣けそうなくらいにイイ奴ぶりを発揮したのが、ブラストのギタリストであるノブ(成宮寛貴)。ハチに想いを寄せる彼が、タクミとの関係を知りつつ告白し、タクミと別れた彼女を受け止め、その後妊娠の事実を知らされるシーンは、もう涙モノ。「そりゃないよ、ハチ」と言いたくなっちゃいます。でもねえ、真っ直ぐで純粋なノブより、「20歳にもなってしようがねえなあ」と、“からっぽな私をそのまま受け入れてくれる”タクミに彼女が傾いていくのもわかるような気が……。イイ年して何を言ってるんだか、ですが(笑)。
出番は少ないけれど、シンちゃんがとにかくカワイイです。「ボクは何があってもハチの味方だから」とグッと来るセリフを、あのカワイイ顔でぽろんぽろんとこぼしてくるので、こんな弟(息子?)が欲しい! と思わないではいられません(笑)。
不器用ながらも自分に正直に、一生懸命に生きている彼ら。青春だなあ、なんてかつて20歳だった自分をちょっと懐かしく、愛しく思い出してしまいました。
「NANA2」 12月9日~、日劇PLEX他、全国公開
オフィシャルサイト http://www.nana2-movie.com
(c)2006「NANA2」製作委員会

「劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY」――現役高校生でありながら、迷える霊魂“整(プラス)”を尸魂界(ソウル・ソサエティ)へ送り、人間を襲う悪霊“虚(ホロウ)”を退治する、“死神”代行の黒崎一護(声:森田成一)の前に、謎の霊生物“欠魂(ブランク)”が大量発生する。そこに突然現れた、死神装束をまとった少女・茜雫(センナ/斉藤千和)。しかし、死神でありながら、彼女は自分がどの部隊に所属し、なぜ現世にいるのかの記憶がなかった。同じころ、尸魂界(ソウル・ソサエティ)の空に現世の街が映し出されるという、異常事態が起こる。現世と尸魂界に何が起きたのか? 一護とともに街を守っていた死神・朽木ルキア(折笠富美子)は、連絡が途絶えた尸魂界へ急ぎ戻るが……。
コミック売り上げ累計3300万部を突破し、現在も「週刊少年ジャンプ」に大人気連載中の「BLEACH(ブリーチ)」。TVアニメ、ミュージカル舞台と次々にその世界を広げてきた物語が、ついに劇場版アニメとしてデビューします。
原作をご存知の方には今さらですが、ご存知じゃない方にちょっと説明しますと、世界は大きく分けて、私たちが生きている「現世」と、死んだ後に行く「尸魂界」の2つに分かれているのです。でも、いろいろな理由で、尸魂界に行けない霊“整”と悪霊化してしまう“虚”が現世に残ってしまうことが。それを尸魂界へ送る仕事が、尸魂界から現世に派遣された死神の役目なのです。人間である一護がなぜ死神代行となったのか、詳しくはぜひ原作をお読みください(笑)。今回のストーリーは原作にはない、完全オリジナル版です。
突然ですが、あなたは自分の存在を何によって確信していますか? その確信の大きな支えとなるのは、“記憶”ではないでしょうか? 今回のテーマはそこにあります。
もし、自分が過去、どんな環境で、何をしていたのかという記憶があやふやだったら。想像するだけで、不安になりますよね。茜雫は自分の脳裏を掠める断片的な記憶に、常に不安を抱えているのです。自分はいったい何者なのか。一護は、そんな茜雫を守り、次々に現れる敵と闘い続けます。
もちろん、この劇場版1本でも十分楽しめますが、個人的には原作にも目を通されることをおススメ。実は、今回まったくこの「BLEACH」基礎知識を持たなかった私は、慌てて原作を手にしたのですが、もうビックリ! 25巻まで出ていたので、正直、「どこまで追えるかなあ」なんて不安だったのですが、あっという間に制覇してしまいました。この世界観はちょっとスゴイ。子供と一緒に読んでいるうちに、すっかりハマってしまったお母さん続出中、と言うのも納得なのです。
個人的には十番隊隊長・日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)に胸キュンしてしまったワタシ(もちろん、劇場版にもカッコよく登場・笑)。わかる人にしかわからなくてゴメンナサイ。でも、読んで、見るときっと誰かと話したくなること請け合いです。
「劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY」 12月16日~、有楽町スバル座他、全国東宝系公開
オフィシャルサイト http://www.bleach-movie.com
(c)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
(c)劇場版BLEACH製作委員会 2006
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2006-12-08 【映画】 | 固定リンク
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