続々出演作公開中! 13歳のモノスゴイ俳優に注目「記憶の棘」&「X-MEN:ファイナル ディシジョン」

いわゆる子役は星の数ほどいますが、たまに「ホントは何歳!?」と問い質したくなるような、“天才”にギョッとすることありませんか。今週は、ただ今、出演作続々公開中の13歳(1993年1月26日生)、キャメロン・ブライト君をご紹介。タダ者じゃあ、ありません。
「記憶の棘」のヒロイン・アナ(ニコール・キッドマン)は、NYに暮す30代の女性。急逝した夫ショーンを想い、再婚しないまま10年を過ごしてきた。しかし、彼女を3年間待ち続けたジョゼフ(ダニー・ヒューストン)の想いを受け、ついに婚約。数日後、突然訪ねてきた10歳の見知らぬ少年(キャメロン・ブライト)は、こう告げる。「僕はショーン、君の夫だ」。驚き、怒ったアナは少年を追い返すが、彼は「ジョゼフとは結婚しないで」という手紙を届ける。動揺するアナ。そして、少年は、彼女と夫しか知り得ないことまで知っていた。本当に夫の生まれ変わりかもしれない。アナの思いは次第に確信へと変わるが――。
あの美しいロングヘアをバッサリ切って話題を呼んだ、N・キッドマン主演作。露わになった華奢なうなじが、彼女の人間離れした容姿を一層際立たせ、スクリーンに出てくるだけで、ため息が出てきます。
もちろん、ただ美しいだけでなく、その演技力も今や周知の事実となった彼女。その彼女と互角に渡り合ったのが、少年ショーンを演じたキャメロン君でした。撮影時、なんと弱冠10歳! そう聞いても、信じられないほどの存在感です。
10歳の少年が、亡き夫の生まれ変わりだと主張する――年上の美しい女性に、憧れにも似た恋をしてしまったらしい男の子に、最初、周囲は苦笑し、たしなめようとします。でも、彼の様子が不安をかき立てていくのです。身体は10歳でも、実は中身は違うのかもしれない――見る者に、言葉だけでなく、仕草だけでなく、その存在で、そう思わせるような不思議なムードを湛えた少年。こんなのアリ? もう、ただただ圧巻です。
彼に“真相”を打ち明けさせようとしたアナが、「私のすべてを満足させることが出来るの? 言ってる意味、わかるでしょ?」と、迫るシーンにドキリ。彼はその性的な意味を理解した上で、今の自分にはどうすることも出来ない事実に苦悩するのです。眼差しだけで。こんなにセクシーでスリリングなシーン、最近見たことあったっけ? 10歳の少年の表情に幻惑されてしまいそう。
少年は、本当に夫の生まれ変わりなのか? それともウソなのか? ミステリー仕立ての物語には、どんな結末が待っているのか。N・キッドマンの美しく切ない演技をガッチリ受け止めたキャメロン君に、あなたも惑わされてみては?
「記憶の棘」 9月23日~、シャンテシネ、新宿武蔵野館他、全国公開
オフィシャルサイト http://www.kiokunotoge.jp
(c)2004 NEW LINE PRODUCTIONS. INC, All Rights Reserved.

1963年の発表以降、全世界75ヶ国で発売、売上げ総数4億冊を超える大ヒット・アメコミが原作の「X-MEN:ファイナル ディシジョン」。突然変異により、人類にない特殊能力を身に着けたミュータント、プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)とマグニートー(イアン・マッケラン)は仲間だったが、人類による差別と迫害から袂を分かつ。人類との平和的共存を望み、チームX-MENを組織したプロフェッサーXに対し、怒りから武力で対抗するテロ組織ブラザーフッドを結成したマグニートー。2人の熾烈な戦いで、X-MENのジーン(ファムケ・ヤンセン)は死亡。密かに彼女を愛していたX-MENのウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)と彼女の恋人スコット(ジェームズ・マーズデン)、仲間のストーム(ハル・ベリー)は、それぞれに痛みを抱えていた。そんな中、ミュータント能力を無効にするという治療薬“キュア”が開発される。その陰にはある能力を持つミュータント少年リーチ(キャメロン・ブライト)の存在があった。人類の命運を賭け、X-MENとブラザーフッドによる壮絶な少年の争奪戦が始まる――。
メイン・キャラ、ジーンの死亡という意外な展開に驚かされた前作を経て、ついに最終章となる本作。前2作の主要キャラの他、X-MEN予備軍として、スクールで学んでいた少年少女たちも前線で活躍を始めます。
人類とは決定的に違う自分のパワーを憂いこそすれ、手放しで喜んではいないX-MENメンバー。そんな彼らの前に、降って沸いたように新薬キュアが登場するのです。今回、大きなテーマの1つとなるのが、ミュータント・パワーは“治療”すべきものなのか、ということ。そのあたりをもっと掘り下げていれば、まったく違うテイストの作品になったのでしょうが、あくまでエンタテインメントに徹しています。
動揺し、浮き足立つミュータントたちが出てくる中、“キュア”の開発のため、隔離された生活を送るリーチ。何ひとつ不自由はないけれど、完全に孤独な日々。すべてをあきらめ、受け入れたかのような表情に胸を衝かれます。
登場シーンは少ないキャメロン君ですが、キーパーソンとしての大きな存在感はさすが。彼の能力に驚いたミュータントに、「ソーリー」と呟く、伏し目がちの表情が印象的でした。
ミラ・ジョボビッチと共演した「ウルトラ・ヴァイオレット」の冷めた表情の少年役が、妙に気になっていたのですが、この2作で納得。これほど眼で語ることのできる俳優が、何人いるでしょう。「勉強と俳優業を両立させることが悩み」という、13歳。ドリュー・バリモア、マコーレー・カルキン、ハーレイ・ジョエル・オスメントと“天才”と言われた子役は激しい挫折に見舞われることも多いですが(ジョディ・フォスターの例もありますが)、ぜひこのまま成長して欲しい。少年らしくふっくらした、頬から顎にかけたラインが鋭さを増した時、どんな大人になっているのでしょう。今から、ドキドキです。
「X-MEN:ファイナル ディシジョン」 9月9日~、日比谷スカラ座他、全国公開
オフィシャルサイト http://www.x-menfinal.jp
(c)2006 Twentieth Century Fox
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2006-09-01 【映画】 | 固定リンク
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ニコール・キッドマン主演の輪廻をめぐる切なくミステリアスな愛の物語『記憶の棘』。
大胆なショートヘアでイメージをがらりと変えたニコール・キッドマンが、
夫の生まれ変わりだという少年の出現に心が揺れ動く女性を演じています。
どこまでも切ないこの愛の物語を紡ぎあげたのは、イギリスが生んだ鬼才ジョナサン・グレイザー監督、そして『存在の耐えられない軽さ』のジャン=クロード・カリエール'..... [続きを読む]
トラックバック送信日 2006/09/14 20:12:22

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