切なく熱い恋物語に胸キュン! 「ラブ★コン」&「ハチミツとクローバー」
10代の頃、胸がキュンとする切ない恋をしたこと、ありますか? そんな思い出が、ドミノ倒しのように次々と連なって甦ってきました。それは、この2作のせい。今週は、女の子みんなが共感しちゃう、大人気コミックが原作の恋物語です。
「ラブ★コン」は、身長170cmのデッカイ女の子・小泉リサ(藤澤恵麻)と、160cm足らずのちっちゃい男の子・大谷敦士(小池徹平)が主人公。同級生や先生に、“オール阪神・巨人”と呼ばれるほどぴったり息の合った2人だが、コンプレックスを刺激する相手のことが気に入らず、顔を合わせればケンカばかり。だが、ふとしたことから大谷を意識し始めたリサ。気づく気配のない彼との間に、元カノや新任イケメン教師(通称マイティ=谷原章介)も現れて……。
「こんなこと、あった」。いくつかのシーンで過去が走馬灯のように甦り、赤面してしまったのは、私だけでしょうか? それほど彼らの心情はリアルで、懐かしくて、気恥ずかしくて。そう、当時はアタマの90%をカレが占めていて、どうでもいいことに一喜一憂していたものでした。
もはや“オバサン”に近い(?)年齢となった今では、ありえない状態(笑)。だから、余計にキュンと来るのでしょうか。リサの言葉、「キュン死(ジニ)!」がまさにピッタリで、気づけば、おまじないのように呟いていた私です。
そのリサを演じる藤澤恵麻ちゃんが、この上なくキュートで好感度抜群。応援せずにはいられません。小池徹平君もさわやかで原作のイメージ通り。でも、実は私が「キュン死」したのは(笑)、マイティこと谷原章介でした。
以前にも書きましたが、いかにも二枚目の甘いマスクと声ながら、なぜ、彼はこんなにアヤシイのか? カッコいい男の、これ見よがしな三枚目ぶりはイヤラシイこともあるのに、なぜ、こんなにハマってしまうのか? にこやかに、涼しげに、白い歯を見せて笑いかける彼の決めゼリフは「よろしQUEEN」。行ってください、どこまでも。ついて行きます、ワタシ、な気分です。
突如現れる、ムツゴロウこと畑正憲や南海キャンディーズなどの個性的な脇役に、コミックらしいCG映像もポップな、軽く、明るく、楽しく、けれど切ない彼らのセイシュン。10代現役生も、10代卒業生も、一緒に盛り上がりましょう!
「ラブ★コン」7月15日~、シネ・リーブル池袋他、全国公開
オフィシャルサイト http://www.lovecom-movie.com
(c)2006 「ラブ★コン」製作委員会
◆s-woman.net「ラブ★ナビ」specialでは、藤澤恵麻ちゃん&アートディレクター飯田かずなさんの対談や、小池徹平君のインタビューを掲載中!
http://www.s-woman.net/lovecom/
高校生より、ちょっぴりオトナの大学生。でも、片想いが切ないのは同じなのです。「ハチミツとクローバー」の主人公たちは全員が片想い。浜美大生の竹本(櫻井翔)、はぐみ(蒼井優)、森田(伊勢谷友介)、真山(加瀬亮)、あゆみ(関めぐみ)は、はぐの保護者でもある花本先生(堺雅人)の研究室で知り合った仲間。出会った瞬間、はぐに恋した竹本だが、なかなか気持ちを伝えられない。一方、自他共に認める天才・森田は、はぐの才能に興味を示し、どんどん近づいていく。あゆみは真山に、真山はバイト先の理花(西田尚美)に片想い。それぞれの恋の行方は……?
想う人には想われず、想わぬ人に想われて――と昔からよく言いますが、まさにそれが本作。「好き」のベクトルの向きをちょっと変えればいいだけなのに。そうすれば、幸せになれるのに、どうしてもそれが、できない。「自分の好きな人が自分のことを一番好きになってくれる。たったそれっぽっちの条件なのに、永遠にそろわない気がする」というセリフが、心に響きます。
思うに任せぬ想いに苦しむ5人。彼らの姿に、つい自分の姿も重なって、ちょっぴり落ち着かない気分になるかもしれません。でも、信頼のおける仲間同士の彼らがともに過ごした時間は、羨ましいほど輝いているのです。
熱いファンが多いことで有名な原作ですが、キャスティングはその期待を裏切らないものとなりました。スクリーンで生き生きと動く、個性的な面々。特に、そのビジュアルがそっくりで驚いたのが、真山役・加瀬亮。一見クールな彼が、想い人に一目会いたいがためストーカーと化し、ついには妄想に陥る姿には笑いがこみ上げます。破天荒な森田役・伊勢谷友介も、これまでの役のイメージとは程遠く、意外なのですが、ハマリ役。実は脚本を読んで、「これは俺だ」と思ったとか。なるほど、納得です。
そして、音楽も、ジグソーパズルのピースみたいにハマりました。元々、スピッツとスガシカオのアルバムから原作タイトルを取ったのだから、当然か。スピッツ「魔法のコトバ」(主題歌)のあの優しく切ない音と、セイシュンそのものの嵐が歌う、スガシカオ作「アオゾラペダル」(エンディング)が、ドラマをぐんと盛り上げます。
それにしても、もうあんなに切ない恋をすることはないのだろうなあ。ホッとしつつも、ちょっと羨ましく、恨めしく思う今日この頃(私の場合、したらしたでモンダイですが・笑)。あなたもこの2作を見たら、どんなに切ないかがわかっていても、片想いしたくなるかもしれません。要注意ですよ。
「ハチミツとクローバー」7月22日~、渋谷シネマライズ他、全国公開
オフィシャルサイト http://www.hachikuro.jp
(c)2006 「ハチミツとクローバー」フィルムパートナーズ
◆「ハチミツとクローバー@s-woman.net」では、出演の皆さんに続々インタビュー中! ノンノ特別編集『ハチミツとクローバー PHOTO MAKING BOOK』のご購入もこちらでどうぞ。
http://www.s-woman.net/hachikuro/
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2006-07-07 【映画】 | 固定リンク
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