ハードで切ない男たちの友情にドキドキ 「美しき野獣」
以前にもご紹介した、韓国大人気の"モムチャン=肉体美"スター、クォン・サンウ。彼が、「今までで一番愛する役柄であり、もっとも期待する映画」とまで語った入魂の最新作、日韓同時公開です。
ソウルの凶悪犯罪捜査班刑事ドヨン(クォン・サンウ)は、犯罪を憎み、全力で犯人逮捕にあたる男。しかし、時にやり過ぎる彼を、周囲は煙たがっていた。彼が逮捕した異父弟ドンジクが、出所した日にソウルの闇の組織ドガン組に殺される。いったい、何故? ドヨンがドガン組撲滅を誓った時、中央地検検事オ・ジヌ(ユ・ジテ)も、ドガン組ボス、ガンジン(ソン・ビョンホ)の捜査に着手していた――。
驚いたのは、クォン・サンウの容貌。とにかくキタナイ(笑)。でも、今までのイメージからかけ離れたその姿は、彼がいかにこの役に心血を注いだかの象徴でもあるのです。汚い上、乱暴で強引で口より手が早いトンデモない刑事ですが、病気の母の見舞いは欠かさず、幼なじみの女性に素直に気持ちを伝えられない――なんて、もう、オンナ心鷲づかみです。
そんな彼と一見、正反対な検事オ・ジヌ。常に冷静で、法を遵守し捜査を進める彼は、ガンジンを脱税で逮捕した報復に遭い、地方へ左遷。数年経ってやっとソウルに戻ってきたという、不屈のエリートでした。検察内部にもドガン組内通者がいることを知った彼は、賄賂を許さないドヨンをチームの一員に誘うのです。
反発し合っていた2人が、巨大な敵に立ち向うために手を組み、やがて信頼し合う無二のパートナーになっていく姿に、男の友情って、やっぱりステキ(特にカッコいい男の場合)と感動。同時に、敵のあまりの強大さに、己の信条まで捨てざるを得ない彼らが、切なく哀しいのです。
実は、宣伝マン時代、ユ・ジテの初来日作品を担当した私。日本ではまだ無名で、慣れないインタビューを受ける様子も初々しかった彼は、マジメで素直で好感度120%でした。アイドル・スターの道もあったのに、敢えて性格俳優路線を選び、最近では監督業も始めたという彼も今年で30歳。私も年をとったものよね、なんてちょっと感傷的に(笑)。ユ・ジテとクォン・サンウは同い年。やっぱり男も女も30歳からよ!と拳をあげてしまいます。カッコいい男2人の闘いっぷりを堪能してください。
「美しき野獣」2月11日~、シネマスクエアとうきゅう他、全国で公開
オフィシャルサイトhttp://www.beautiful-beast.com
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※「美しき野獣」来日会見ルポはこちら!
勝手に予想! アカデミー賞を楽しもう!(1)
いつもなら、もう1本ご紹介となるのですが、近づいてきた全米映画界最大のイベント、第78回アカデミー賞。年に一度のお祭りですし、3月5日(現地時間)の授賞式まで、主要部門ノミネート作品をご紹介しつつ、みなさんと“勝手に予想”して楽しみたいと思います。
1回目は助演男優賞&助演女優賞候補の紹介から(※タイトルの後は、日本公開予定)。
<助演男優賞>
ジョージ・クルーニー 「シリアナ」(2月公開)
マット・ディロン 「クラッシュ」(2月11日公開)
ポール・ジアマッティ 「シンデレラマン」(公開済)
ジェイク・ギレンホール 「ブロークバック・マウンテン」(3月4日公開)
ウィリアム・ハート 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(3月11日公開)
珍しく、日本でも全作品がこの時期までに見ることができた(マスコミ試写含む)助演男優賞ノミネート陣。ウィリアム・ハート以外は、全員が初ノミネートです。
出演シーンは少ないながら、強烈な印象だったW・ハートの怪演が忘れられませんが、敢えて私はポール・ジアマッティに一票!! 初ノミネートがちょっと意外な実力派です。
<助演女優賞>
エイミー・アダムス 「Junebug」(公開未定)
キャサリン・キーナー 「カポーティ」(10月公開)
フランシス・マクドーマンド 「スタンドアップ」(公開済)
レイチェル・ワイズ 「ナイロビの蜂(仮題)」(2006年公開)
ミシェル・ウィリアムズ 「ブロークバック・マウンテン」(3月4日公開)
こちらは2本しか見ていませんが、私は自信を持って(笑)フランシス・マクドーマンドをおします。男勝りだけど、女性らしい優しさと強さを持ち、病気と戦いながら炭鉱で働いた女性の役は、とにかくカッコよかったです。
皆さんは、誰が受賞すると思いますか? ぜひ、お聞かせください。
来週は、主演男優賞&主演女優賞候補を紹介します。
アカデミー賞 オフィシャルサイトhttp://www.oscar.com
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2006-02-07 【映画】 | 固定リンク
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