「姉さん、事件です!」ホテルは今日も大忙し『THE有頂天ホテル』&『秘密のかけら』
縁もゆかりもない他人が一つ屋根の下で過ごす不思議な空間、ホテル。だからこそホテルでは、毎日いろんな事件が起きるのです。
「THE有頂天ホテル」は、ホテルアバンティの大晦日の晩の物語。年越しイベントの準備に加え、次々起こるトラブル対処に追われる副支配人(役所広司)と彼の部下(戸田恵子)。そこへ宿泊客としてやって来た副支配人の元妻(原田美枝子)。今日で退職し帰郷するシンガーソングライター志望のベルボーイ(香取慎吾)。イベント出演を仕切る芸能プロ社長(唐沢寿明)。その愛人の歌手(YOU)。汚職発覚でマスコミに追われる国会議員(佐藤浩市)。その元愛人の客室係(松たか子)。今夜の客を探すコールガール(篠原涼子)……。本当だったら、出会うこともなかった人々の人生が、ホテルを舞台に絡まりまくります。
言うまでもなく注目なのは、錚々たるキャスト。他にも伊東四朗、麻生久美子、オダギリジョー、津川雅彦、西田敏行等々、“超豪華幕の内弁当”状態。脚本・監督の三谷幸喜氏の過去の舞台やドラマ、映画に出演した人たちが多いのは、きっと気に入った俳優を集めたんだろうな、なんて想像もできそう。
絶妙のタイミングで起きる数々の出来事(アクシデント)が、ドミノ倒しのように連なって、もうめまぐるしいほど。まるで迷路のような人生と事情を抱えた人々が、総支配人も迷子になる迷路のようなホテルで、どんな年を送り、どんな年を迎えるのか。
例え、ドン底まで落ちても、いつか良いことがある。最後はそんな明るい気分になれる遊び心いっぱいの映画です。ややこしいことは考えず、肩の力を抜いて、楽しんでください。
「THE有頂天ホテル」 2006年1月14日~、東宝洋画系で公開
オフィシャルサイトhttp://www.uchoten.com
(c)2006フジテレビ 東宝
アクシデント満載のホテルアバンティで起きなかった唯一の事件が、“殺人”。「秘密のかけら」は、ホテルで発見された死体が全ての始まりでした。
1950年代に一世を風靡した人気デュオ、ラニー(ケヴィン・ベーコン)とヴィンス(コリン・ファース)。だが、宿泊予定のホテルのスイートルームで、若い女性が遺体で発見。真相は謎のまま、2人は解散する。15年後、野心満々の若きジャーナリスト、カレン(アリソン・ローマン)は2人に取材を申し込む。彼女は真相にたどり着くことができるのか。
殺人事件の謎解きを軸に、当時の芸能界の光と影を妖しく退廃的に描いた物語はムードたっぷりで、見ているだけでドキドキです。キャストも、エゴ丸出しで共感できないような人物像を、いやらしさと同時に哀しさたっぷりに見せるのは、さすが実力派ぞろいと納得。2人に翻弄されるカレンの戸惑いを、いつのまにか私たちも共有しているのです。
ラニーとヴィンスが隠すものは何か。事件の真相と真犯人は? カレンの掴んだ真実とは? すべての謎が明かされた時、秘められた友情と愛が見えてきます。大人の物語(R-18)を、じっくり堪能して下さい。
「秘密のかけら」12月23日~、シャンテシネ他、全国で公開
オフィシャルサイトhttp://www.himitsu-kakera.jp
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