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[映画]-2時間1800円の至福- 映画を観よう、幸せになろう

加藤アカネ
“独身の新人ライター”としてスタートしてから5年以上が過ぎ、今ではなんと2人の子供がいる身の上。いまだにそんな自分が時々不思議に思えるほどの自覚のなさですが、元映画宣伝マンの経験を生かして、ジャンルを問わず、いろんな映画を楽しく、わかりやすくご紹介していきたいと思います。よろしくお願いします。

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時代を超えたヒーローが新たな姿で登場! 「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」&「スピード・レーサー」

Movie080620_1

このところ人の起こした事件や、人の力を超えた天変地異など重苦しい事象が相次いで、気分は沈みがち。こんな時は、ヒーローの活躍を見て元気をもらってはどうでしょう? 今週は、時代を超えて愛される懐かしのヒーローが、新たな作品になって登場する2本です。

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」――1957年、第二次大戦後の米ソ冷戦の最中、大学の考古学教授にして冒険家であるインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)を訪ねて、マット(シャイア・ラブーフ)という青年がやってきた。インディの友人オックスリー教授(ジョン・ハート)が行方不明になったという。オックスリーはアマゾンの都市から盗まれた神秘のパワーを持つという、伝説の“クリスタル・スカル(水晶のドクロ)”を発見し、それを元の神殿に戻しに行ったらしい。マットの母マリオン(カレン・アレン)も一緒だという。インディとマットは2人を捜して南米へ向かうことに。一方、スカルのパワーを手に入れるためには手段を選ばないソビエト軍のイリーナ・スパルコ大佐(ケイト・ブランシェット)の一味も、スカルの行方を追っていた。

あのテーマ音楽が聞こえると、帽子をかぶり、肩にリュックを提げ、ムチを手にした彼――インディ・ジョーンズの姿が頭に浮かんできます。何年もの間、噂されては消えた、世界でもっとも続編が望まれていたシリーズが、19年の時を経て、ようやく帰ってきました。

今回の設定は、現実の世界同様に第3作「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の舞台である1938年から19年後の1957年。当時は第二次世界大戦後の冷戦下で、全米を吹き荒れた赤狩り(共産党バッシング)の波が、インディをも襲います。当然、彼も年を重ねているのですが、お馴染みのカー・チェイスに加え、あふれ返る昆虫の大群(今回は人喰いアリ)、インディの大嫌いなヘビといった“何か”に追われる逃走シーン等々、アクションは健在。H・フォードも御年65歳ですが、ほとんどスタントを使わないでできるよう準備した(!)かいあって、思わずスクリーンに向かって拍手をしたくなるぐらい、見事な活躍ぶりでした(ホッ)。

もともと監督のスティーヴン・スピルバーグと製作のジョージ・ルーカスに続編を持ちかけたのも、ハリソンでした。当初、あまり乗り気ではなかったというスピルバーグも、彼の「待っているファンがいるから」の言葉と粘りに負け、ついに「脚本が前3本と同じレベルだった場合」に、という約束で同意したそうです。その納得できる脚本が完成するまでに、19年かかったわけです。

今までインディを見たことがない人が見ても、まったく問題ナシの1話完結。ただ、「レイダース/失われたアーク<聖櫃>」の“アーク”や、インディのパパ(ショーン・コネリー)と博物館館長マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)がちょっぴり意外な姿で登場するなど、前3作を見ている人には、嬉しいオマケもついています。そんな隠れアイテム(?)がいくつあるか、熱いファンの間ではかなり盛り上がっているのだとか。

特にマットの素性に注目。まあ、察しはつくでしょうが、毎回毎回、個性的な美女と浮名を流してきたインディの過去をめぐって、彼の真の運命の女性が誰だったのかが、ついに明かされるというわけです(笑)。今回の敵役C・ブランシェットとの間にロマンスはありませんが、先日、ノーブルなエリザベス女王(「エリザベス:ゴールデン・エイジ」)を演じたとは思えないほどの、彼女の怪しい軍人っぷりにも注目です。

それにしても、この20数年の間に映像技術がいかに進化したのか、改めて実感。同時に、当時まだ学生だった自分自身を振り返って、私もいろんな意味でいつのまにか“進化”していたらしい、としみじみ考えてしまいました(笑)。

Movie080620_2 「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」 6月21日(土)~、日劇1他、全国公開
オフィシャルサイト 
http://www.Indianajones.jp
(c)2008 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. Used under authorization

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「スピード・レーサー」――父(ジョン・グッドマン)はレーシングカー設計者、兄レックスはトップドライバーというレーシング一家に生れたスピード・レーサー(エミール・ハーシュ)の夢は、レーサーになること。尊敬する兄にいつか追いつきたいと願っていたが、兄は悪質なレース妨害の疑いをかけられ糾弾、出場した死のロードラリー「カーサ・クリスト」で絶命してしまう。成長したスピードは父や母(スーザン・サランドン)、恋人トリクシー(クリスティーナ・リッチ)の応援もあって地元サーキットで優勝。彼の活躍に、巨大企業総帥ローヤルトン(ロジャー・アラム)がスポンサー契約を申し出る。しかし、スピードが断ると、ローヤルトンは「今後のレースでは優勝どころか、完走さえできないだろう」と言い放つ。実は、すべてのレースは巨大な利権を意のままにするローヤルトンたちの八百長試合だったというのだ。彼の陰謀を打ち砕くため、スピードは謎の覆面レーサー、X(マシュー・フォックス)とテジョ(Rain)と組んで、「カーサ・クリスト」に出場することになるが……。

TVアニメ「マッハGOGOGO」をご存知ですか? 日本で生れ、アメリカでは「Speed Racer」というタイトルで放映され、大人気を博しました。もう何年も前からハリウッドでの実写映画化の話が出ていたのですが、なぜか、いつもいつも立ち消え。「マトリックス」の監督ウォシャウスキー兄弟に決まったと聞いたときも、「またか」なんて思っていました。

実は、私「マッハGOGOGO」が大好きでした。もちろん再放送ですが(オリジナルは1967‐68年放映)、毎朝、これを見てから幼稚園へ行くのが日課でした。ある日、何かの行事でいつもより早く出ることになっていた私は、番組の途中で登園。よっぽど心残りだったのでしょうか、帰ってくるなりTVの前に座って、「『マッハGOGOGO』の続きを見る」。後日、「幼稚園でもずっと気にしていたのかと、ビックリした」と母に言われました(笑)。

だから、本作を見てビックリするやら嬉しいやら。主人公スピードくんのふっくらホッペの顔も、マッハ号も、弟&サルのコンビも(原作と同じでやっぱり、こっそり車のトランクに潜り込む)イメージそっくり。そこへ、「マッハゴ~ゴ~」のテーマ曲まで流れてくると、条件反射のようにワクワク、ドキドキ(笑)。記憶がワーッと甦り、自分でも驚きでした。

実写、というにはちょっと憚られるほどの、目がハレーションを起こしそうなあふれんばかりの鮮やかなCG映像が満載。スピード感、近未来感もいっぱいで、極彩色の世界にふわふわ漂っていたような不思議な気分になりました。きっと、ウォシャウスキー兄弟もオリジナルが大好きだったんだろうな。そんなふうに思う、愛情たっぷりな映像でした。

Movie080620_4「スピード・レーサー」 7月5日(土)~、サロンパス ルーブル丸の内他、全国公開
オフィシャルサイトhttp://www.speed-racer.jp
(C)2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

このBLOGも、今週が最終回となりました。2度の長いお休みを挟みましたが、6年近くおつき合いいただき、ありがとうございました。ぜひ、これからも映画館で映画を見て、“1800円で2時間の至福”を味わってください。どうぞ、お元気で。

 
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2008-06-20 【映画】 | 固定リンク | コメント (0)

ジャーナリズムとは何か――鋭く切り込む問題作「クライマーズ・ハイ」&「闇の子供たち」

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TVやネット、そして新聞や週刊誌――私たちは受け手として、毎日あふれるほどの情報に接しています。そのあまりの数に、どんなに悲惨な出来事も、あっという間に忘れてしまうことも度々。でも、実際に現場で事件に接する送り手の人々は、どんな思いで報道しているのでしょうか? 時に過剰報道が問題になる、ジャーナリズムとは何なのか。考えずにはいられない、強力な2作品をご紹介します。

「クライマーズ・ハイ」――1985年8月12日。仕事を終え、翌朝の谷川岳登頂準備のため、社を後にしようとしていた群馬県の地元紙、北関東新聞の記者・悠木和雅(堤真一)を、後輩の県警キャップ・佐山(堺雅人)が呼び止めた。「ジャンボが消えたそうです」「消えた?」。後を追うように「東京発大阪行き日航ジャンボ、消息不明」「日航123便の乗員・乗客は524名。長野・群馬の県境に墜落した模様」という速報が入る。単独の航空機事故としては世界最大だ。地元紙として、遅れをとってはならない。蜂の巣をつついたような騒ぎの中、ワンマン社長・白河(山崎努)の鶴のひと声で、悠木が全権デスクに任命される。そして怒涛の1週間が、始まった――。

新聞記者だった自らの体験を元にした横山秀夫の原作小説は、事故をめぐる報道側の現実を生々しく描き、ベストセラーとなりました。それを映像化した本作は、一種ドキュメンタリーのようなリアルさで、スクリーンのこちら側にいる私たちを、悠木のいる暴風雨が吹き荒れるような編集局に放り込みます。

決して大きくはない地元紙が意地とプライドをかけ、大手全国紙に対抗すべく、総力を挙げて取材に挑む中で、デスクを任された悠木が見舞われる、さまざまな困難。それは、取材そのものの困難だけではないのです。

かつて第一線の記者だった管理職たちの、つまらない見栄やちっぽけなプライドとの葛藤。社内の広告局や販売局とのしがらみや、せめぎ合い。さらに、容赦なく襲うプライベートでの問題。ある意味、事故現場以上に壮絶な、編集局という現場で、悠木は闘い続けます。

セリフのないエキストラが演じるようなシーンも、すべてプロの俳優を使ったというだけあって、全編通して緊張感が途切れることがありません。もちろん堤真一や山崎努などメイン・キャストは迫力十分。特に、堺雅人が見せた狂気と紙一重の眼つきは、圧巻でした。

「クライマーズ・ハイ」とは、登山時、極限まで達した興奮状態で恐怖感が麻痺してしまうこと。悠木たちの過ごした1週間は、まさしくクライマーズ・ハイでした。そんな異常事態の中、あるスクープに関して二者択一を迫られる悠木。それは、彼のジャーナリストとしての覚悟が試される踏み絵でもありました。

悠木のとった選択とは? 報道する側の覚悟を目の当たりにすることで、私たち受け手側もまた何かが見えてくるかもしれません。エンタテインメントとして、見る私たちをぐいぐい引っ張りながら、現実を突きつける力作です。

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「クライマーズ・ハイ」 7月5日(土)~、丸の内TOEI(1)他、全国公開
オフィシャルサイト 
http://climbershigh.gyao.jp
(C)2008「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ

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「闇の子供たち」――日本新聞社バンコク支局記者・南部浩行(江口洋介)の元に、本社社会部から調査依頼がくる。近いうちに日本人の子供がタイで心臓移植手術をするという情報の裏付けだ。取材のため、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、臓器提供者の子供は生きたまま臓器を摘出されるという驚愕の事実を掴む。その頃、バンコクの社会福祉センターにNGO職員として赴任した音羽恵子(宮崎あおい)は、女性所長ナパポーン(プライマー・ラッチャタ)の視察に同行、貧民層の厳しい現実を目の当たりにしていた。ナパポーンが読み書きを教えていた少女は、売春宿に売られてしまったらしい。センターに戻った恵子たちは、取材で訪れていた南部から臓器移植の話を聞かされる。移植を阻止するため、恵子は移植手術を受ける子供の親、梶川夫妻(佐藤浩市、鈴木砂羽)を取材するという南部と共に帰国するが――。

正直に言うと、本作を見ることをずっと迷っていました。幼児虐待や買春、臓器密売――描かれている重いテーマに、向き合えるパワーがなかなか出てこなくて。でも、見てよかった。今はそう思っています。

実の親に売り飛ばされ、檻のような部屋に閉じ込められて外国人相手に売春をし、病気(エイズ)になれば、ゴミと一緒にいとも簡単に捨てられてしまう。そして、時に海外の病気の子供を救うため、生きたまま臓器提供までさせられて――でも、彼らに選択の余地はないのです。大人たちの都合に、ただ翻弄されるだけ。

そんな目の前の子供を救うため、移植を受ける子供の両親に移植手術をあきらめさせようと説得を試みる恵子。彼女の言葉は正しく、正義です。でも、15歳未満の臓器移植が違法である日本で、余命半年と宣告された8歳の息子をなんとしても救いたいと願う梶川夫妻の選択を、誰が責めることができるのか。「あなたは、私の子供に死ねと言うんですか!」という血を吐くような言葉が、耳に残ります。

一方、たとえ目の前の子供を救えなくても、取材し、「見たものを見たまま書き、世に問う」ことで、続く他の命を救おうとする南部。それは、恵子の言葉どおり、1つの命を「見殺しにする」ことかもしれません。でも、それこそが、ジャーナリズムとは何かという、1つの答えなのです。

原作は梁石日の小説ですが、膨大な取材に基づいた内容は凄まじく、涙すら出てきません。底なし沼のような闇から子供たちを救い出そうと、必死に抗う恵子と南部。でも、個人の力はあまりにも小さく、無力でした。恐ろしい現実を変えられるのは、この深い闇を決して他人事だと考えない私たち個々の存在が、必要なのです。

Movie080613_4「闇の子供たち」 7月、シネマライズ他、全国順次公開
オフィシャルサイト
http://yami-kodomo.jp
(C)2008 映画「闇の子供たち」製作委員会

 
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2008-06-17 【映画】 | 固定リンク | コメント (0)

大人気コミック、華やかに映画化! 「花より男子ファイナル」&「築地魚河岸三代目」

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今や珍しくないコミック作品の映画化。原作のイメージを守り、さらに膨らませるというのは、なかなか至難の業のようです。今週は見事にそれを実現した作品をご紹介。華やかで、実力派ぞろいのキャスティングがピタリとハマり、原作の魅力を余すところなく映像化した貴重な2本です。

「花より男子ファイナル」――セレブの子女ばかりが通う英徳学園に入学してしまった牧野つくし(井上真央)が、学園を牛耳るグループ・F4のリーダーである道明寺財閥の御曹司・司(松本潤)と魅かれあい、様々な障害を乗り越えた末、司がプロポーズして4年が過ぎた。司は、大学卒業を控えたつくしとの婚約を世界中に発表。“現代版シンデレラ”として、一躍時の人となったつくしは、戸惑いを隠せない。そんな中、結納の席で、司の母・楓(加賀まりこ)は、道明寺家に嫁ぐ女性に代々受け継がれてきたという、推定100億円のティアラ“ビーナスの微笑”をつくしに贈る。ところがその晩、突然現れた黒づくめの男(AKIRA<EXILE>)にティアラを盗まれてしまった。このままでは結婚できない!? マスコミの目を避け、つくしと司はティアラを追ってアメリカへ旅立つ。2人の危機を知ったF4のメンバー、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)、美作あきら(阿部力)は――?

1992~2004年に「マーガレット」に連載され、単行本は累計5800万部を超えた、日本一の売り上げを誇る少女コミック「花より男子」。2005年と2007年にTVドラマ化された時のスタッフ&キャストによる映画が、シリーズ最終話として公開されることになりました。

もし、原作コミックもドラマも見ていない人がいたら、ぜひ原作やDVDをチェックしてから映画を見てください。超セレブの司と超貧乏なつくしが、どんな風に出会い、魅かれ、いろんな……本当にいろんな妨害・障害・邪魔モノを乗り越え、ここまでこぎ着けたかを知ると、今回の映画をとっても感慨深く見ることができるので。

実は、私も「タイトルは知ってたけど、原作もドラマも見ていなかった」人。すでにハマっていた友人に「絶対ハマる!」と予言されていたのに、見そびれたまま今に至っていました。今回、一念発起して、原作全36巻とDVDでドラマ「花男」全9話+「花男2」全11話を見たのですが、案の定、何かに魅入られてしまったかのように、かぶりつきで制覇してしまいました(笑)。

一番の魅力はやっぱり各キャラクター。映画はファイナルにふさわしく、ドラマを通してそれぞれが育んできた個性豊かなキャラと演じる側がさらになじんで、ピッタリ。特に私がグッと来たのが司。ワガママで、自己チューで、暴力的で…その、「ありえないっつーの!」と言いたくなるオレ様キャラは、一歩間違うと、ただのトンでもないヤツですが、彼のつくしを見つめる眼差しは、熱くて切なくて、見ているだけで、こっちが胸キュン(笑)! 結婚することに迷い始めたつくしに対し、髪の毛一筋ほども揺るがない気持ちを伝え続ける司は、ちょっぴり成長して大人の男になっていました。ここまで真っ直ぐに自分だけを信じ、愛してくれる相手なんて、オンナノコの究極の夢。松本潤クンの表情豊かな目に、ウルウルドキドキ、つくしがうらやましいほどです。

ティアラを追う旅は東京からラスベガス、香港、南の島(無人島!)と、世界を駆け巡ります。盗んだ犯人は誰なのか? その目的は? そして、旅を通して生まれてしまった小さなスレ違いを、2人は修復することが出来るのか? 

そうそう、映画公開前に唯一のオフィシャル写真集も発売されます。映画の紹介はもちろん、メイン・キャストの最新撮りおろしフォトやスペシャル・インタビュー、同行した取材スタッフが見た撮影現場のウラ話あれこれなど、ここでしか読めない内容が満載! とっくにファンのあなたはもちろん、私のようにこれがデビューのあなたも、どっぷりと「花男」ワールドに浸ってください。

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「花より男子ファイナル」 6月28日(土)~、全国公開
オフィシャルサイト 
http://hanadan-final.jp
(c)2008「花より男子ファイナル」製作委員会
唯一のオフィシャル写真集 「花より男子ファイナル」PHOTO BOOKも6月12日発売決定!
詳しくはこちらへ!

http://www.s-woman.net/non-no/hanadan/

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「築地魚河岸三代目」――都内の一流商社に勤務するエリート・サラリーマン、赤城旬太郎(大沢たかお)は30代半ばにして人事課長に抜擢され、装飾デザイナーの恋人・明日香(田中麗奈)との間も順調で、忙しい毎日を送っている。ある朝、偶然、TシャツにGパン、ゴム長靴という姿で自転車を漕ぐ明日香の姿を見かけた旬太郎は、驚いて後を追う。実は、彼女の父・徳三郎(伊東四朗)は仲卸店「魚辰」の2代目で、明日香は入院中の父に代わって店を手伝っていたのだ。事情を聞いた旬太郎は、強引に手伝いを買って出る。「魚辰」の従業員・英二(伊原剛志)らに邪魔者扱いされながらも、活気ある築地市場に魅せられていく旬太郎。一方会社では、大規模なリストラが決定、人事課長である旬太郎は尊敬するかつての上司・金谷(大杉漣)の首を切らなければならないことになり……。

移転問題で何かと話題の築地市場。今や海外からの観光客も訪れるという人気スポットの協力を得て、実際にロケ撮影しただけあって、威勢のいい市場の活気がスクリーンの向こうから伝わってきます。

私が一番印象に残ったのは、大杉漣演じる金谷のセリフでした。「幸せって、自分の気持ちに嘘をつかないで生きることだ」。病に倒れた妻(森下愛子)のために会社を辞め、残り少ない時間をともに過ごす道を選んだ彼の言葉が、その穏やかな表情と一緒にじわじわしみてきます。

お人好しで真っ直ぐな性格の旬太郎が、派閥や権謀術数が幅をきかせる会社より、嘘もごまかしもきかない築地魚河岸に自分の居場所を求めてしまうのは、当然のこと。まったくド素人の彼が、優れた味覚を武器に、自腹で魚を買っては味を確かめ学んでいく真摯な姿は、彼を邪険に扱っていた築地の人間たちに、次第に認められていきます。

そんな旬太郎を演じる大沢たかおが明るく爽やかで、見ているうちにこちらも思わず笑顔に。彼を囲む伊東四朗、柄本明、伊原剛志、森口瑤子など、各キャストもとても魅力的で、早くもシリーズ化が決定したというのも納得です。

高層ビルが林立する都心を闊歩し、冷暖房完備のシャレたオフィスでネクタイをしめて働くスマートな姿と、タオルをはちまき代わりに汗びっしょりになって走り回る姿と。どちらがカッコいいのかなんて愚問。自分らしく生きる旬太郎の姿に、きっと元気をもらえます。

Movie_080606_4「築地魚河岸三代目」 6月7日(土)~、丸の内ピカデリー2他、全国公開
オフィシャルサイト
http://www.uogashi3.jp
(C)2008「築地魚河岸三代目」製作委員会

 
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2008-06-06 【映画】 | 固定リンク | コメント (0)

オンナノコはみんなガンバっているのです。「JUNO/ジュノ」&「幸せになるための27のドレス」

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とかく「同性にはキビシイ」と言われがちな私たち女性ですが、もちろん、キビシイだけじゃありません。ステキな人とはおしゃべりしたいし、親しくなりたい。今週は、個性的で魅力タップリなヒロイン2人をご紹介します。そう、オンナノコはみんなガンバっているのです!

「JUNO/ジュノ」――ファッションやメイクには興味がなく、70年代のパンクロックとB級ホラー映画が大好きなちょっと変わった女子高生ジュノ(エレン・ペイジ)は予想外の事態に見舞われていた。市販の妊娠検査薬が示した「+」の印。友達以上恋人未満の同級生ポーリー(マイケル・セラ)と、興味本位でしたたった1回のセックスで、妊娠してしまったのだ。1度は中絶を決めたジュノだったが、「赤ちゃんにはもう爪が生えている」と聞くや、出産を決意、親友リア(オリヴィア・サルビー)と里親捜しを始める。郊外の豪邸に住むヴァネッサ(ジェニファー・ガーナー)とマーク(ジェイソン・ベイトマン)夫婦との養子縁組も決まり、ジュノの高校生妊婦生活が始まった。

16歳の高校生が予想外の妊娠――もう、考えナシなんだから。しっかりしてよ。バカだねえ。ある程度、年齢を重ねた身としては、そんなセリフがついポンポンと浮かんできます。子供を産むってことはタイヘンなんだよ。産んだ後には育てていかなくちゃいけないんだよ。でも、ジュノはとってもしっかりしていました。

望まない妊娠にガックリきながらも、それは自分がしたことの結果。誰のせいにもせず、グチをこぼすこともなく、どうするのが一番いいのか考え、決断し、実行に移す――ある意味、そんじょそこらのオトナより、ずーっとオトナ。むしろ、子供を切望していたヴァネッサの舞い上がり方や、そんな妻に戸惑うマークのほうが、よっぽど幼くみえてきます。

そんなジュノを育んできた両親もスゴイ人でした。本当はショックなのに、娘の決心を尊重し、事務手続きなどのフォローに回る父マック(J.K.シモンズ)。父の再婚相手である継母ブレン(アリソン・ジャネイ)も、初めての妊娠に戸惑うジュノを全面的に支えます。これがもし自分の娘だったら、こんなふうに接することができるだろうか? 思わず、わが身を振り返ってしまいます。

約10ヶ月の妊娠期間は、子供だけでなく、親が親になるための準備期間――そんなことを教えてくれた人がいました。ジュノの準備期間は、同時にこの妊娠出産に関わる人々にも、様々なことを考えさせます。本当の気持ち。近い将来のこと。遠い未来のこと……。

果たして出産は、ジュノと周囲の人々に何をもたらすのか? 全米公開時は7館でのスタートでしたが、口コミであっという間に2448館に拡大、アカデミー賞ノミネートまで果たした、一見冷めて見えるけど、実はあったかい女の子ジュノの物語を、ぜひご覧ください。

Movie_080530_2
「JUNO/ジュノ」 6月14日(土)~、シャンテ シネ他、全国公開
オフィシャルサイト 
http://www.juno-movie.jp
(c)2007 TWENTIETH CENTURY FOX

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「幸せになるための27のドレス」――子供の頃に結婚式に魅せられて以来、ジェーン(キャサリン・ハイグル)は社長秘書として忙しく働きながら、休日は友人の花嫁付添い人役に全精力を注いでいる。1日に2組の式を抱えてしまった日、タクシーをチャーターし、マンハッタンとブルックリンをピストン往復し、完璧にやり遂げた彼女に注目したのが、新聞記者のケビン(ジェームズ・マーズデン)だった。地元新聞で結婚式の取材記事を書いていた彼は、彼女をネタにした記事で現在の部署を抜け出そうと目論む。一方、ジェーンは久しぶりに海外から帰国した妹テス(マリン・アッカーマン)と、想い続けてきた上司のジョージ(エドワード・バーンズ)の急接近にハラハラ。でも、あっという間に2人は結婚を決め、式は彼女が準備することになってしまい……。

日本ではあまり馴染みがない花嫁付添い人ですが、映画やドラマによく出てくるのでご存知の方は多いと思います。おそろいのドレスを着た花嫁の親しい友人である彼女たちが実際に何をするのか、実は私は本作で初めて知りました(まあ、ジェーンの場合はかなりディープな仕事ぶりですが・笑)。

婚約パーティの会場探しに当日の段取り、ウィッシュ・リストの作成から代理でドレスの試着、果ては花嫁のトイレの付き添い(!)まで、そこまでするかと言わずにはいられない彼女の献身ぶりに、ついつい笑いがこみ上げてきます。

でも、ジェーンの献身はただのおせっかいじゃないのです。ウェディングドレスを身にまとい、バージンロードに現れた花嫁を見る瞬間の花婿の表情が大好きで、そのために本当に必死に尽くすのです。そして、付添い人として着た、思い出がいっぱいで捨てられない27着のドレスは、同時に彼女の「いつかは自分も」という切なる願いの表れ。

人のためにとことんガンバってきたジェーンの恋の行方は? 彼女が自分の幸せを手にするのはいつなのか? ひょんなことから、ケビンに見せることになってしまった(ほとんど1人ファッション・ショー!)27着のドレスが傑作です。ぜひ、ご注目を。

Movie_080530_4 「幸せになるための27のドレス」 5月31日(土)~、日比谷みゆき座他、全国公開
オフィシャルサイト
http://www.27dress.jp
(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX AND SPYGLASS ENTERTAINMENT FUNDING, LLC

 
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2008-05-30 【映画】 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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