ミス・ユニバース・ジャパンの立役者による指南書。『「世界一の美女」になるシークレット・レッスン』
2006年、知花くららさんが「ミス・ユニバース世界大会」で第2位になったと思ったら、翌年、2007年の世界大会で森理世さんが世界第1位に! 立て続けの快挙に日本中が驚き、沸きましたよね。
このミス・ユニバースにおける日本女性の快進撃には立役者がいることをご存知の方は多いと思います。「ミス・ユニバース・ジャパン ナショナル・ディレクター」のイネス・リグロンさんです。彼女なくして、知花さん、森さんの栄冠獲得はなかったと言っていいでしょう。
というのも、「日本女性は魅せ下手」と感じたイネスさんは、最終候補に残った「ファイナリスト」たちを「世界基準の美女」として通用させるために、彼女たちの美意識を徹底的に鍛え上げました。その結果、知花さん、森さんの華々しいシンデレラ・ストーリーが生まれたのです。
本書『「世界一の美女」になるシークレット・レッスン』は、そんなイネスさんが日本女性に贈る「美しくなるためのレッスン本」です。一般女性の場合、ミス・ユニバースの世界大会を目指すわけじゃないけれど、結果を出したイネスさんの考え方やエッセンスを学ぶことは決して無駄ではないと思います。なぜなら、イネスさんは本書でこう言っているからです。
日本の女性はとても魅力的でユニーク。そんな日本人の女性は自信を持てば、「世界で一番美しい女性」になれるのです。「美しさ」とは、エレガンス、知性、個性、そして健康から成り立ち、私たち一人一人に備わっているもの。そしてそれらをベストの状態に導けたとき、あなたは「人生の成功」への鍵を手にするのです。(中略)美しくなるためには大変な努力が必要だけど、その努力をするだけの事はあるのです。(4ページより)
事実、知花さんと森さんは、イネスさんのアドバイスのもと、彼女たちの方法で「人生の成功」への鍵を手に入れました。男性誌の中には「外国人受けのメイク」に違和感を表明する雑誌もありましたが、審査員のほとんどが外国人である大会で「成功」する必要があるわけですから、作戦としては正攻法をとったと言えます。イネスさんも、一般女性のメイクや着こなしに、「ミス・ユニバースの世界大会」で通用するような方法をそのまま勧めているわけではありません。
私たちには私たちの人生があり、それぞれが望む成功のあり方があります。「一人一人に備わっている」美しさのベストを引き出せば、きっと成功を後押ししてくれるはず……。イネスさんのメッセージとは、つまり、こういうことです。とてもポジティブで励まされるメッセージだと思いました。
今年の日本代表となった美馬寛子さんは、大会直前に、エレガントだけど、ちょっぴり没個性だったヘアスタイルをバッサリ切り、かなり個性的なスタイルにチェンジして最終選考に臨んだそうです。土壇場まで「自分の魅力」の引き出し方を試行錯誤して探したんですね。世界大会でも、魅力全開で自分をアピールしてきて欲しいな。頑張れ、美馬さん!
本書で、メイク法やおしゃれの仕方、洋服の選び方など、具体的なアドバイスをいろいろしてくれているイネスさんですが、特に「なるほど、これから気をつけよう……」と私が思ったのは、歩き方、立ち方、カフェ・レストランで「おひとりさま」の時の姿勢や仕草についての指摘でした。これは気をつければすぐに結果を出せる、ナイスなアドバイスでした!
洋服のチョイスにしても、ひたすらハイプライスのアイテムを勧めるわけではなく、ほどよいプライスのアイテムで構わないから、まず「自分のスタイル」を創り、魅せることが大切なのだ、と声を大にして(?)おっしゃっていましたよ。
イネスさん自身のライフ・ストーリーも語られており、その波瀾万丈でアクティブな人生も、とても興味深いものでした。本書をお読みの際は、必ず読んでみてくださいね。
『「世界一の美女」になるシークレット・レッスン』(主婦と生活社)定価1200円
イネス・リグロン 著
お勧め度 ★★★★☆
『「世界一の美女になる」シークレット・レッスン』を発行している主婦と生活社のサイトはこちら。
http://www.shufu.co.jp/
★おまけ本
外国の方による「ビューティ本」をもう1冊、ご紹介します。私も昔から大好きなコスメブランド「ボビイ ブラウン」の本です(特にリップスティックとフェイスクレンジングのエクストラ バーム リンスが大好きなんです!)。「美しさの秘訣は、自分らしくあること」というボビイ・ブラウンさんの哲学は、前出のイネスさんのアドバイスとも通底しています。人種のるつぼのアメリカらしく、本書に登場する女性たちは人種も肌の色も年齢も、本当に千差万別で「自分らしくある」ことを楽しんでいるように見えました。ちなみに、メイクの話題だけでなく、ファッションや食生活についての彼女の哲学も披露されています。帯で美容ジャーナリストの齋藤薫さんが(齋藤さんご自身も、とっても素敵な女性です)「こんなに心打つビューティブックはなかった」と推薦文を寄せていらっしゃいますが、私も同感でした!
『ボビイ ブラウン リビング ビューティ』(ランダムハウス講談社)定価2310円
ボビイ・ブラウン/マリ・クレール・カティクバック・シリック 著
高梨明美 訳
本書を発行しているランダムハウス講談社のサイトはこちら。
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/books/details.php?id=488
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2008-04-22 | 固定リンク
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