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[本&雑誌&マンガ]-ライター中沢明子がナビゲート!- BOOK&MAGAZINE クルージング

[本&雑誌&マンガ]-ライター中沢明子がナビゲート!- BOOK&MAGAZINE クルージング

中沢明子
ライター。1969年東京都生まれ。インタビューやルポルタージュを手がけたり、書評を書いたり、近所の猫にちょっかい出したり。毎日、必ずどこかの本屋に出没し、いつも重い荷物を持っている。雑誌好きとしても局地的に有名で、週刊誌AERAにて「マガジン百名山」連載中。

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大女優・吉永小百合さんの人間的魅力が詰まった『夢の続き』。

Book080226_1 現在、主演映画「母べえ」が大ヒット中の吉永小百合さん。14歳のデビュー以来、約50年間も(!)ずっと「スター」でい続けている、文字通り、スーパースター中のスーパースターであります。また、タモリさんをはじめ、「サユリスト」と呼ばれる熱烈なファンがいることも吉永さんというスターの特徴ですよね。
確かに映画やCMで見る吉永さんは透明感にあふれ、美しく、誠実な佇まいで、強く印象に残ります。さすが別格の大スターといった風格です。とはいえ、30代の私にとって「吉永小百合」という大女優は親世代の象徴的なスターであり、真価がいまひとつピンとこない、というのが正直なところでした。
しかし先日、NHKで吉永さんのドキュメンタリー番組を見て、俄然、吉永さんに興味を持ちました。というのも、吉永さんが拍子抜けするくらい率直に、自分の人生について語っていて、とても心を打たれたからなんです。

そんなわけで、吉永さんの“今”を伝える本書『夢の続き』を読んでみよう、と思いました。そして、読み終わった後、私は吉永さんのブレない意志の強さに感じ入り、「吉永小百合って超カッコイイ!」と思うにいたっております。
夥しい数の映画に出演してきた中で、特に印象に残る出演映画や当時の思いを語っている部分もいいのですが、胎内で被爆した芸者・夢千代を演じたテレビドラマ「夢千代日記」がきっかけとなり、20年間、原爆詩の朗読会を続けているという話や、スポーツを見るのもするのも大好きだという素顔を披露している箇所も良かったなあ。
一言で表現すれば「真摯でストイックな人」です。でも、大上段に構えることも、押し付けることもなく、何事も「自分が出来る範囲で」という謙虚な基本姿勢が言葉の端々に感じられるのが素敵。もちろん、「吉永小百合」という名前の持つ力は大きく、出来る範囲や影響力は一般の人より広いわけですが、その「力」を自分が得するためではなく、社会のために良い意味で生かそう、という姿勢なんですね。それをイヤミなく貫ける点が、また稀有で。こうした人間的魅力があるからこそ、吉永さんは「聖人」のような透明感にあふれているのかな、と思いました。

巻末に収められた樹木希林さんとの対談も興味深いものでした。希林さんから「(40年前の吉永さんは)映画会社や家族という枠の中から抜け出すことができずに、傍から見れば、仕事をさせられているような状況」だったとズバリと言われたり、突然、「ところでどちらの整形に行ってます?」と訊ねられたりしても、動じることなく、真正面から答えているのが印象的。一見、まったく違う2人が、実は「芯が強い」という共通項でつながっているのも見逃せないところで、味わい深い対談となっていました。

ドキュメンタリー番組で、大スターの息苦しさ、確執のあった母への思い、おしかけ女房となった衝撃の結婚、子どもを持たなかった理由などについて、率直に語っていた吉永さん。今まで長期取材を受けなかった吉永さんが、初めて半年間の取材を受諾したそうですが、受けたからには、とことん取材に応じましょう、という真摯な姿勢が感じられる、感動的な番組でした。
本書も同じです。本を出すからには「自分が出来る範囲で」、率直に「私の今」を綴ります――そんな意気込みが伝わってくるような、さわやかで力強い1冊でした。本書によって、「吉永小百合」の真価がさらにわかったような気がします。

『夢の続き』(世界文化社)定価1890円
吉永小百合 著

お勧め度 ★★★★☆

『夢の続き』を発行している世界文化社のサイトはこちら。
http://www.sekaibunka.com/

Book080226_2 ●マガジン見どころ、読みどころ

マキア
2008年4月号

今月の『マキア』の「うっとり総力特集」は「今こそ、女っぷりを上げる!」です。その中でも、私が注目したのは、
Part2 「女っぷり」は平子理沙に学べ!
です。以前から、平子さんのグラマラスボディやキュートな笑顔、そしてコスメ・フリークぶりに注目していたのですが、そんな平子さんの魅力に迫る特集。さすがですよ、「キュートフェイスの秘密」ページで披露されるコスメには、「本人私物」という写真がかなりあります。つまり、日本未入荷製品もガンガン自分で買って試しているってことですよ。そんな彼女のお気に入りアイテム、とっても気になります。
メガネっ子シマダの美白新聞2008
では、編集部きっての「理系エディター」が進化著しい「美白製品」のポイントをチェック。進化する新製品に興味はあれど、成分とか処方とか、実は難しくてよくわからない……なんて人はいませんか? って、それは私ですが、そんな成分オンチにお勧めのページです。ちなみにシマダさんには私もいつもお世話になっているのだけれど、本当に彼女は、バリバリの理系! そして調べ始めたら止まらない性格! だから、この特集もハンパなく懇切丁寧です。


Book080226_3 PINKY
2008年4月号

ターゲットから離れまくりなので、毎号読むわけじゃないんだけど、『PINKY』を読むと、なんだか元気が出てきます。『PINKY』の誌面って、「とことん、おしゃれを楽しむぞ!」って意気込みに満ちていて、楽しい気分になるのよね。
春のおしゃれデビュー大作戦
は「ステップアップした自分に出会えるキッカケ」がたっぷり詰まっています。新しい学校、新しい職場、そして新しい出会いが待っている春。「似合わないと思っていたファッションやメイク」にチャレンジして、今までの自分にサヨナラしましょって内容です。可愛さ&セクシーMAXな自分の魅力を発見してください。
特別付録 ベッツィ ジョンソン×ハロー キティ×PINKY オリジナルポーチ
もついてます。


Book080226_4 シュプール
2008年4月号

最新号の『シュプール』を買ったら、なんだか異様に分厚かった。それもそのはず。今月号は「史上最厚530ページ」なのでした。ガッツリした読み応え。でも、重いので帰宅寸前に買ってくださいね。
新しいジャケットで30days
は「この春のスターアイテム」ジャケットをフィーチャー。遊び心満載のジャケットが主役の、小粋な着こなしがズラリ。モードな『シュプール』らしく、難易度は若干高めですが、こんなふうに着こなせたら、ちょっと人生が変わっちゃうかも!? 特別付録は
SPUR×シー バイ クロエ オリジナル メガポーチ
です。20×25cmとかなりの大きさなので、使い道いろいろ。私は仕事関係の細々したものをまとめて入れたいと思います。

 
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2008-02-26 | 固定リンク | コメント (0)

痛烈な風刺をジョークの形に代える、中国の人々。『笑う中国人―毒入り中国ジョーク集』

Book080219_1 「中国製ギョーザ中毒事件」がすさまじい波紋を広げています。少しずつ事件の真相が明らかになりつつありますが、“毒入り中国製ギョーザ”が与えた衝撃は計り知れないものでした。そんななか、くしくも出版された、本書『笑う中国人―毒入り中国ジョーク集』。
サブタイトルに“毒入り中国ジョーク”と入っていたのはタイムリーなような、逆にシャレにならないような……。ということはともかく、中国という国、中国人社会や中国人気質がよくわかるジョークや戯れ歌が、たくさん紹介されている本書は、正真正銘、「シャレ」が効いた1冊でありました。
フフフッと笑って読みながら、中国について理解が深められると思います。ちなみに、ジョークの一部には「原語+読み方」が付記されているので、中国語(普通話)を勉強している方なら、一層楽しめるはず!

本書の著者である中国語学の専門家、相原茂さんによると「中国人はジョークが大好き」で、気の置けない仲間が集まると、各々「とっておきのジョーク」を披露し、オチを聞いて「ヒェッヒェッ」と笑い転げるのが常だそう。「ジョーク本」も数限りなく出版されていますが、口コミで伝わるジョークも多く、最近はインターネットや携帯メールで広まっていくんだとか。
それもそのはず。近年、すごい勢いで資本主義的な発展を遂げているとはいえ、れっきとした社会主義国です。「お上」に絡んだジョークはご法度だから、正式に出版することはできません。でも、聞いて面白いのは、やっぱり過激なジョークに決まってます。それで、口コミや携帯メールで密かに(?)広まっていくわけなんですね。
それでも、現職の政治家に関するジョークは広まりづらいそうで、広まるのは過去の政治家、あるいは力が弱まったと認識されている(!)政治家が多いそう。本書で披露される、有名政治家を揶揄したジョークの数々も、確かにちょっと前の政治家が主人公でした。

また、「職あらば、権あり」というのが常識(?)のお国柄、スケールの違いはあっても、賄賂のやり取りは暗黙の了解だし、自分の「職分」を「権力」にかえて、「うまみ」を得るのが普通です。というわけで、たとえば、こんな小話が広まります。痰を吐く人を、腕章をして取り締まる仕事をする人が「職あらば、権あり」を実践した場合です。
「おいおい、いま、痰を吐いたね。五元の罰金だ」
「ちぇ、わかったよ。払えばいいんだろ、払えば」
「ところで、領収書はいるか? 領収書がいるなら、五元だが、いらないんなら三元にまけとくよ」――P72『「職」あらば「権」あり』より

たぶん、このジョークが披露されると「わははは、あるよね~、あるある~」と一同、大笑いするのでありましょう。日本では考えられない「あるある話」だけど、ちょっと人間味があって憎めない「職あらば、権あり」ではあります。

ご存知の通り、中華人民共和国は激動の歴史を歩んできた国です。独特の社会主義政策の下、突然、法律が発令され、昨日までの常識がひっくり返ることも珍しくありません。しかし、中国の有り様を示す常套句に「上に政策あれば、下に対策あり」というのがあるように、人々はあの手この手で不都合を回避しようと知恵を凝らし、「社会のひずみ」をジョークに代えて笑い飛ばして生き抜くたくましさを持っているようです。

そんな中国のジョークや戯れ歌について、相原さんは「中国の民間の言語芸術であり、どちらも旺盛な批判精神や風刺、ユーモアにあふれている」と書いていらっしゃいました。日中の間には不幸な歴史がありますから、「反日ジョーク」というジャンル(?)もあり、それはちょっと悲しいんだけど、日中関係の未来が明るくなるように、と改めて強く願った次第です。

『笑う中国人―毒入り中国ジョーク集』(文春新書)定価777円
相原茂 著

お勧め度 ★★★★☆

『笑う中国人―毒入り中国ジョーク集』を発行している文藝春秋のサイトはこちら。
http://www.bunshun.co.jp/

Book080219_2 音楽性の高さがズバ抜けているので、私も大好きな台湾のアーティスト、周杰倫(ジェイ・チョウ)が、先週、日本武道館でコンサートを行いました。台湾でもっとも稼ぐアーティストであり、中国でも(不法コピーを除いても)数百万枚が売れています。実際、昨年、北京に行った際、街角で彼の曲を聴きました。中国と台湾の問題が解決する兆しはないけれど、文化的には、もうすっかり「氷」は融けているんですね。
周杰倫(ジェイ・チョウ)「Still Fantasy」

日本では映画「恋する惑星」や「ファイナル・ファンタジー」の主題歌で知られている王菲(フェイ・ウォン)は香港でスターになりましたが、大陸の北京出身。「第2のテレサ・テン」と言われ、中華圏のスーパースターです。でも、再婚後の現在は活動休止中で、とても残念。ちなみに、中国人アーティストで、初めて日本武道館で単独コンサートを行ったのも彼女。私も行きました。
王菲(フェイ・ウォン)のベスト盤「ザ・モスト・フェイバリット・フェイ」



Book080219_3 ●マガジン見どころ、読みどころ

バイラ
2008年3月号

昨年から、衰えを知らぬ「ワンピース」旋風。流行の移り変わりが激しいファッションなのに、まだまだ人気は続いています。とはいえ、昨年と一緒じゃつまらない……。では、今年っぽいワンピースとは? その答えが『バイラ』にあります。
次世代ワンピース、全部見せます!
プレスやスタイリストの皆さんなど、おしゃれ業界人27人がビビっときたワンピースがいっぱいです。今年は昨年よりデコラティブだったり、ミニ丈だったりするのが新鮮みたい。花柄もきてますね。『バイラ』をチェックした後に、私も早速、春物ワンピースを購入しました!
新作ポーチ乗り換え案内
は、ポーチの大御所3ブランドの新作や注目ポーチなど、ついつい欲しくなっちゃうポーチがズラリの特集です。「レスポートサック」では、バニティ型の新型も登場するそう。絶対、人気沸騰間違いなしですね。私もポーチに関しては、ちょっとしたマニア状態で、ものすごく持っているんですが、またまた「欲しい!」と思うポーチがありました。近々、きっと買っちゃうんだろうなあ……。

 
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2008-02-19 | 固定リンク | コメント (0)

せわしく厳しい街角に転がっている、あたたかい人間模様。『ニューヨークのとけない魔法』『ニューヨークの魔法は続く』

Book080212_1 「アメリカ大統領選挙」のニュースを見ない日はない、今日この頃。カギを握る「スーパーチューズデー」も過ぎましたが、民主党のヒラリー・クリントンとバラク・オバマの勝敗の決着はつきませんでした。熾烈な闘いは、まだしばらく続きそうですね。もちろん、共和党のジョン・マケインが大統領になる可能性もゼロではないけれど、同じ共和党のブッシュ大統領の支持率の低さを考えると、今年、かなりの高確率で「初の女性」大統領か、「初の黒人」大統領が誕生することでしょう。

さて、今回はそんなアメリカの大都市、ニューヨークを題材にした素敵なエッセイ本をご紹介させてください。著者は岡田光世さん。ニューヨークを拠点に、東京と行き来しながら、取材&執筆活動を続けていらっしゃる方です。私は、昨年出版された『ニューヨークのとけない魔法』を「マリソル」編集長に教えていただいたのですが、教えてもらって本当に良かった! と思った本でした(当ブログでは紹介しそこないましたが……)。
ニューヨーカーたちの心あたたまるエピソードの数々にしびれ、そうした出来事を呼び寄せる、岡田さんの「人間力」に感服! そして、続編を待ちわびていたところ、早くも第2弾『ニューヨークの魔法は続く』が届いて、うれしい気持ちです。

今回もしびれました。しびれまくりましたよ!
ある日は、ぎゅうぎゅう詰めのバスの中で。大きな重たいバッグを肩からかけた岡田さんがよろめき、くるりと回転し、バッグが肩からずり落ちた。すると、「大丈夫、受け取ったわよ!(I’ve got it!)」と後ろから声が。ふりむくと、前の座席の白人女性が岡田さんのバッグを両手で抱えて、こう言うのだ。「いいから、ここに置きなさいって。あなたまで乗っけるわけにはいかないけど、バッグぐらいならお安いご用よ」。
この話には「ああ、これぞ良きアメリカだなあ」と思わずにはいられない、さらにしびれるエピソードが続くのだけど、それは読んでのお楽しみってことで♪
本書には、こうした「ニューヨークのちょっといい話」がぎっしり詰まっていて、読んでいるこちらも、心があったまること、うけあいです。

ニューヨークは競争が激しい街です。誰もが夢の実現を信じられる場所だけど、夢が破れる可能性もまた高い。貧富の差もあるし、以前ほどではないにしろ、地区ごとのカラーもかなり異なります。厳しく、ストレスフルな街であるのは確かです。にも関わらず、いや、だからこそなのか、ニューヨーカーたちは、ささやかな出来事をきっかけに、ユーモアたっぷりの心が触れ合う会話を交わし、冷えた心に暖をとる。そんなハートウォーミングな一瞬を岡田さんは見逃さないし、積極的に人と関わることによって、ニューヨーカーたちの心の襞(ひだ)に、人一倍たくさん出会っているようです。本書を読んで、そのお裾分けにあずかってくださいませ。

旅行者として訪れた場合も、たとえばベーグル屋さんでチョイスにモタモタしたら、舌打ちされた後に「Next!(次の人!)」と容赦なく怒鳴られたりします。そんな時、スピーディなニューヨークに対応できない自分に対してと「そこまで冷たくしなくても……」という二重のガッカリで「しゅん」となります。
かと思えば、百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」の化粧品売り場で「母にハンドクリームをプレゼントしようかと思って……」とぎこちない英語で言った私に、目をキラリとさせ、「ハンドクリーム? いいわね、素敵なチョイスじゃない。私が一緒に選んであげる。お母様、何の花が好き? バラの香りなんてどうかしら? 私のイチオシはモルトン・ブラウン。しっとり、うっとりの逸品よ。香りも豊かでスペシャルなの! すっごくゴージャスだと思うわ」と矢継ぎ早にしゃべくりつつも、親切丁寧に接客してくれた植松晃士さんばりの「おネエMAN」な店員さんもいました。なんだかとっても楽しく、うれしかった思い出があります。

どちらも、まさにニューヨークです。私はこの街で生きることはないと思うけれど、何度行っても、「また来よう」と必ず思うから不思議です。やっぱり、ニューヨークには独特の「魔法」がかかっているんでしょうね。

『ニューヨークのとけない魔法』(文春文庫)定価620円
『ニューヨークの魔法は続く』(文春文庫)定価520円
岡田光世 著

お勧め度 ★★★★★

『ニューヨークのとけない魔法』『ニューヨークの魔法は続く』を発行している文藝春秋のサイトはこちら。
http://www.bunshun.co.jp/

Book080212_2 摩天楼・ニューヨークの空も、セントラルパークから眺めると、結構、広く感じます。(撮影/中沢)


Book080212_3 ●マガジン見どころ、読みどころ

マリソル
2008年3月号

今月の『マリソル』には、絶対保存版の別冊付録がついています。
君島十和子のキレイになる最新ハワイ
は、ハワイが大好きな君島十和子さんがオアフ島のスパやヨガ、ヘルシーなレストランなどを案内してくれます。デジカメで撮った私物も注目です。その他にも、ハワイといったらこの方、スタイリスト、渡辺いく子さんが教えてくれる「大人のハワイ」も読み応えがありました。
リュクスなトートバッグ厳選14
は、今シーズンも人気沸騰のトートバッグを特集しています。それにしても、なぜなんでしょうねぇ、バッグって、いくつ持っていても、また欲しくなっちゃうんですよねぇ。本特集の中で私が特に気に入ったのは、「バリー」の2WAY。パテント素材といい、落ち着いた色といい、ジャスト好みです! 使えるトートバッグをお探しの方、必見の特集ですよ~。

 
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2008-02-12 | 固定リンク | コメント (2)

何気ないメシ処に何気ないメニューが、心に沁みる。異色のグルメコミック2冊。『深夜食堂』&『孤独のグルメ』

Book080205_1 ミシュランに載っているような華やかなレストランに行くと、気持ちが弾みます。でも、いわゆる「大衆食堂」の味も捨てがたいものです。チェーン店の大衆食堂も悪くないんだけど、やっぱりここはひとつ、お店の2階に店主と奥さんが住んでいるような感じの、地元に根付いた食堂に軍配を上げたい気がします。何しろ、あったかさや雰囲気に「味」がありますからね……なんつって、ちょっとうまいことを言ってみたりして。

そんな「大衆食堂」の人情味とあったかさが心に沁みる漫画が『深夜食堂』。青年誌に連載中の渋~い作品であります。
この作品の舞台は、新宿二丁目近くにありそうな食堂で、営業時間は深夜0時~朝7時頃まで。店主は左眼の周りに傷があって、酸いも甘いも噛み分けた、人生をわかっていそうな男性です。メニューは豚汁定食、カツ丼、納豆、ビール、おつまみ、ポテトサラダ、ナポリタンと、何でもござれ。材料さえあれば、どんな料理でも作ってくれます。
着色料たっぷりの「赤いウィンナー」をタコの形に切ってもらい、ご飯と一緒に食すのが大好きな怖そ~な兄ちゃん、焼き海苔をやたらに食べて、フサフサの髪と娘の自慢をする中年オヤジ、惚れっぽいストリッパーの大好物が「たらこ」の理由は……。
家で即再現できそうな何気ないメニューの数々は「ああ、これさえあれば幸せ♪」と、思わず顔がほころぶものばかり。もちろん、店主や馴染み客たちと交わす会話も「おいしいおかず」の一つです。特にお疲れ気味の身には、こういう何気ないメニューと何気ない会話の組み合わせは、じーんと心に沁みるはず。いいなあ、こんな食堂が近所にあったらいいのになあ、と思わずにはいられない食堂です。ま、深夜0時過ぎに「ナポリタン」とか、食べたら太りますけどね……。

もう1冊、1997年に単行本で発売された後、文庫化され、静かなベストセラーとなっているのが、『孤独のグルメ』。グルメマンガ(?)として有名ですから、ご存知の方も多いと思います。私はやっと最近読んだのですが、なるほど、これは粋な漫画ですねぇ。
主人公はどうやら独身、結構イケメン、完全なる下戸の、雑貨輸入会社を営む井之頭五郎。彼が仕事の合間に、あてずっぽうに入った定食屋さんやラーメン屋さんで食べるお話です。本当に、「空腹を満たすため」にひたすら食べるだけのお話です。
で、あてずっぽうに入るのではありますが、かといって、するっと店をチョイスできるわけではなく、モノローグを挟みつつ、ウロチョロ歩き回って、えいやっと決めて、入店するのが常のこと。そして、どこの店でも、地元の人間でない彼は「よそ者」です。だから、食事そのものを楽しみつつ、店内の様子を観察して、その土地の雰囲気も味わいます。
東京・山谷の「ぶた肉いためライス」、赤羽の「鰻丼」、渋谷の大盛り焼きそばと餃子、神奈川県・川崎の「焼き肉」……。いつも「空腹を満たすため」食べるシチュエーションだからか、井之頭さんはついいろいろ頼んで食べ過ぎちゃうのがご愛嬌ですが、彼にとって、こうした「一人で食べ、幸福に空腹を満たす小一時間」は、つかの間の「自由」を感じる貴重な時間。孤独のグルメタイムなのです。
イケメン社長だから、おしゃれで値段が張るレストランもよく行くはず。でも、井之頭さんが至福の「自由」を手に入れられるのは、こうした何気ない食堂の、何気ないメニューをモリモリと食べる時間なのでしょう。

私もお酒が飲めないので、「渋谷の大盛り焼きそばと餃子」を食べながら井之頭さんが感じた居心地の悪さは、「わかるぅ~」と思いました。また、登場する店は、おそらくほとんど実在のお店だろうと思います。名前をちょっと変えているだけの有名店もありましたし、地元の人なら、「ああ、あそこ!」とピンとくるんじゃないでしょうか。ちなみに、私は板橋の「ハンバーグライス」の店にピンときました! 

『深夜食堂』(小学館)定価780円
安倍夜郎 著

お勧め度 ★★★★☆
『深夜食堂』の詳細はこちらへ。ご購入もしていただけますが、2008年2月5日現在、在庫切れです。重版後の2月15日以降にお求めくださいませ。
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=9784091817075

『孤独のグルメ』(扶桑社文庫)定価630円
久住昌之 原作 谷口ジロー 作画

お勧め度 ★★★★★
『孤独のグルメ』を発行している扶桑社のサイトはこちら。
http://www.fusosha.co.jp/

Book080205_2 ●マガジン見どころ、読みどころ

モア
2008年3月号

今月の『モア』はヘア関連特集が2つ、あります。先月、ちょこっと髪を切ってデジタルパーマをかけた私、アレンジ指南に興味津々です。
トツゼン大流行! 大人のシュシュ・アレンジ
確かに。シュシュ、突然、大流行しています。でも、私はどうもうまく使いこなせていないので、このページをじっくり読みました。とにもかくにも、「ゆるめ」に「ラフ」に仕上げるのが肝ですね。私にはこのラフさ加減が難しいのだけど、家で十分、練習してからチャレンジしたいと思います。もう一つは
別冊付録 印象激変! フレッシュ春ヘアBOOK
春らしいヘアスタイルがいろいろ載っているので、この別冊をヘアサロンに持っていって、「この髪型にしてください!」とリクエストするのに便利です。また、私の好みにジャストフィットな記事だったのは、
みうらじゅん×高田純次の役に立たない!? 人生相談
粋なスーダラ中年親父の2大巨頭「JJ」が「いい加減」に「適当」にお答えする、素敵な企画。お下品なようで品がある、かっこいいお2人です。連載にして!

 
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2008-02-05 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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