大女優・吉永小百合さんの人間的魅力が詰まった『夢の続き』。
現在、主演映画「母べえ」が大ヒット中の吉永小百合さん。14歳のデビュー以来、約50年間も(!)ずっと「スター」でい続けている、文字通り、スーパースター中のスーパースターであります。また、タモリさんをはじめ、「サユリスト」と呼ばれる熱烈なファンがいることも吉永さんというスターの特徴ですよね。
確かに映画やCMで見る吉永さんは透明感にあふれ、美しく、誠実な佇まいで、強く印象に残ります。さすが別格の大スターといった風格です。とはいえ、30代の私にとって「吉永小百合」という大女優は親世代の象徴的なスターであり、真価がいまひとつピンとこない、というのが正直なところでした。
しかし先日、NHKで吉永さんのドキュメンタリー番組を見て、俄然、吉永さんに興味を持ちました。というのも、吉永さんが拍子抜けするくらい率直に、自分の人生について語っていて、とても心を打たれたからなんです。
そんなわけで、吉永さんの“今”を伝える本書『夢の続き』を読んでみよう、と思いました。そして、読み終わった後、私は吉永さんのブレない意志の強さに感じ入り、「吉永小百合って超カッコイイ!」と思うにいたっております。
夥しい数の映画に出演してきた中で、特に印象に残る出演映画や当時の思いを語っている部分もいいのですが、胎内で被爆した芸者・夢千代を演じたテレビドラマ「夢千代日記」がきっかけとなり、20年間、原爆詩の朗読会を続けているという話や、スポーツを見るのもするのも大好きだという素顔を披露している箇所も良かったなあ。
一言で表現すれば「真摯でストイックな人」です。でも、大上段に構えることも、押し付けることもなく、何事も「自分が出来る範囲で」という謙虚な基本姿勢が言葉の端々に感じられるのが素敵。もちろん、「吉永小百合」という名前の持つ力は大きく、出来る範囲や影響力は一般の人より広いわけですが、その「力」を自分が得するためではなく、社会のために良い意味で生かそう、という姿勢なんですね。それをイヤミなく貫ける点が、また稀有で。こうした人間的魅力があるからこそ、吉永さんは「聖人」のような透明感にあふれているのかな、と思いました。
巻末に収められた樹木希林さんとの対談も興味深いものでした。希林さんから「(40年前の吉永さんは)映画会社や家族という枠の中から抜け出すことができずに、傍から見れば、仕事をさせられているような状況」だったとズバリと言われたり、突然、「ところでどちらの整形に行ってます?」と訊ねられたりしても、動じることなく、真正面から答えているのが印象的。一見、まったく違う2人が、実は「芯が強い」という共通項でつながっているのも見逃せないところで、味わい深い対談となっていました。
ドキュメンタリー番組で、大スターの息苦しさ、確執のあった母への思い、おしかけ女房となった衝撃の結婚、子どもを持たなかった理由などについて、率直に語っていた吉永さん。今まで長期取材を受けなかった吉永さんが、初めて半年間の取材を受諾したそうですが、受けたからには、とことん取材に応じましょう、という真摯な姿勢が感じられる、感動的な番組でした。
本書も同じです。本を出すからには「自分が出来る範囲で」、率直に「私の今」を綴ります――そんな意気込みが伝わってくるような、さわやかで力強い1冊でした。本書によって、「吉永小百合」の真価がさらにわかったような気がします。
『夢の続き』(世界文化社)定価1890円
吉永小百合 著
お勧め度 ★★★★☆
『夢の続き』を発行している世界文化社のサイトはこちら。
http://www.sekaibunka.com/
●マガジン見どころ、読みどころ
マキア
2008年4月号
今月の『マキア』の「うっとり総力特集」は「今こそ、女っぷりを上げる!」です。その中でも、私が注目したのは、
Part2 「女っぷり」は平子理沙に学べ!
です。以前から、平子さんのグラマラスボディやキュートな笑顔、そしてコスメ・フリークぶりに注目していたのですが、そんな平子さんの魅力に迫る特集。さすがですよ、「キュートフェイスの秘密」ページで披露されるコスメには、「本人私物」という写真がかなりあります。つまり、日本未入荷製品もガンガン自分で買って試しているってことですよ。そんな彼女のお気に入りアイテム、とっても気になります。
メガネっ子シマダの美白新聞2008
では、編集部きっての「理系エディター」が進化著しい「美白製品」のポイントをチェック。進化する新製品に興味はあれど、成分とか処方とか、実は難しくてよくわからない……なんて人はいませんか? って、それは私ですが、そんな成分オンチにお勧めのページです。ちなみにシマダさんには私もいつもお世話になっているのだけれど、本当に彼女は、バリバリの理系! そして調べ始めたら止まらない性格! だから、この特集もハンパなく懇切丁寧です。
PINKY
2008年4月号
ターゲットから離れまくりなので、毎号読むわけじゃないんだけど、『PINKY』を読むと、なんだか元気が出てきます。『PINKY』の誌面って、「とことん、おしゃれを楽しむぞ!」って意気込みに満ちていて、楽しい気分になるのよね。
春のおしゃれデビュー大作戦
は「ステップアップした自分に出会えるキッカケ」がたっぷり詰まっています。新しい学校、新しい職場、そして新しい出会いが待っている春。「似合わないと思っていたファッションやメイク」にチャレンジして、今までの自分にサヨナラしましょって内容です。可愛さ&セクシーMAXな自分の魅力を発見してください。
特別付録 ベッツィ ジョンソン×ハロー キティ×PINKY オリジナルポーチ
もついてます。
シュプール
2008年4月号
最新号の『シュプール』を買ったら、なんだか異様に分厚かった。それもそのはず。今月号は「史上最厚530ページ」なのでした。ガッツリした読み応え。でも、重いので帰宅寸前に買ってくださいね。
新しいジャケットで30days
は「この春のスターアイテム」ジャケットをフィーチャー。遊び心満載のジャケットが主役の、小粋な着こなしがズラリ。モードな『シュプール』らしく、難易度は若干高めですが、こんなふうに着こなせたら、ちょっと人生が変わっちゃうかも!? 特別付録は
SPUR×シー バイ クロエ オリジナル メガポーチ
です。20×25cmとかなりの大きさなので、使い道いろいろ。私は仕事関係の細々したものをまとめて入れたいと思います。
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「中国製ギョーザ中毒事件」がすさまじい波紋を広げています。少しずつ事件の真相が明らかになりつつありますが、“毒入り中国製ギョーザ”が与えた衝撃は計り知れないものでした。そんななか、くしくも出版された、本書
音楽性の高さがズバ抜けているので、私も大好きな台湾のアーティスト、
「アメリカ大統領選挙」のニュースを見ない日はない、今日この頃。カギを握る「スーパーチューズデー」も過ぎましたが、民主党のヒラリー・クリントンとバラク・オバマの勝敗の決着はつきませんでした。熾烈な闘いは、まだしばらく続きそうですね。もちろん、共和党のジョン・マケインが大統領になる可能性もゼロではないけれど、同じ共和党のブッシュ大統領の支持率の低さを考えると、今年、かなりの高確率で「初の女性」大統領か、「初の黒人」大統領が誕生することでしょう。

ミシュランに載っているような華やかなレストランに行くと、気持ちが弾みます。でも、いわゆる「大衆食堂」の味も捨てがたいものです。チェーン店の大衆食堂も悪くないんだけど、やっぱりここはひとつ、お店の2階に店主と奥さんが住んでいるような感じの、地元に根付いた食堂に軍配を上げたい気がします。何しろ、あったかさや雰囲気に「味」がありますからね……なんつって、ちょっとうまいことを言ってみたりして。