“就活版ドラゴン桜”。悔いのない就職活動を手助けする『銀のアンカー』
秋も深まってまいりました。学生の皆さんにとっては「就職活動」が本格化する季節だと思います。悩み多き、大変な時期ですよね。なんたって、将来の全てが決まる――とまでは言わないけれど、人生において、とても大きな決断を迫られる時ですから。
「働くこと」についてとことん考えたり、友達と励ましあったり、自分自身に静かに問いかけたり、先輩を訪ねて生の意見を聞いたり、いろいろな本を読んで知識を深めたり。できるだけたくさんインプットして、納得のいく就職活動をしてほしいなあ、と思います。
とはいえ、気持ちがくじける時も必ずあるはず。そんな時は、三田紀房さんと関達也さんによる“内定請負漫画”『銀のアンカー』を読んでみてください。きっと勇気百倍、気持ちが奮い立つと思います。何しろ、三田さんといえば、あの“東大合格請負漫画”『ドラゴン桜』の作者です。『ドラゴン桜』が受験生に大きな影響を与えたように、『銀のアンカー』も就職活動中の学生さんの心に響くと思うんです。
ストーリーをざっと説明しますね。
アメリカ経済界で「草刈機」と呼ばれたヘッドハンティングのプロ、白川義彦は、すでに1000万ドル以上の資産を持つものの、まだまだ働く様子。テレビ記者・北沢は、その白川が活動の拠点をニューヨークから日本に移したと聞き、取材を試みます。当初、白川のガードは固かったけれど、ひょんなことから、北沢の妹・千夏と友人の田中という、2人の学生の就職活動を白川がアドバイスをすることになります。“甘ちゃん”だった千夏と田中は、白川のアドバイスによって真剣に就職活動に取り組むようになり、人間としてひと回り大きく成長していく。その一方で、白川が日本に戻る理由となったスケールの大きいヘッドハンティングの案件も動き出し――。
新卒就職活動のノウハウと、ヘッドハンティングの駆け引き。ストーリーの軸はこの2つです。ある程度、実戦的なノウハウは描かれていると思いますが、事細かに描かれているわけではありません。でも、小手先のテクニックより、もっと大切なもの――つまり、納得のいく職業につき、人生の錨(アンカー)をしっかりおろすために必要な、自分自身への十分な問いかけをする手助けしてくれるヒントがいっぱい詰まっているコミックだと思いました。「迷ったら金で決めろ」「まずは自分で汗をかきなさい」「就活を楽しめ」など、白川のアドバイスは一見シンプルだけど、よくよく考えると奥が深いものばかり。社会人になって、もうずいぶん経ってしまった私も、「うーん」と考えさせられる内容でした。
出遅れ気味ながらも、一直線に就職活動に猪突猛進する千夏ちゃん&ぐずぐずしちゃって、なかなか実行に移せない田中君。親近感が持てるキャラクターの2人が、カリスマヘッドハンター・白川の薫陶を受けて成長していく様子を追ううちに、きっと何度もハッとさせられること、請け合いです。
『銀のアンカー1~3巻』(集英社)各定価530円
三田紀房×関達也 著
お勧め度 ★★★★☆
『銀のアンカー』の詳細はこちら。ご購入もしていただけます。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-859675-4&mode=1
●マガジン見どころ、読みどころ
マキア
2007年 12月号
いよいよクリスマスが近づいてまいりました! クリスマス、そしてビューティといえば……そう! 毎年恒例、クリスマスコフレのシーズン到来です!
2007 Xmasコフレ&限定コスメ全網羅!
は、ガッツリ80ブランドの力の入ったコフレ&限定アイテムがずらり。予約カレンダーつきで、切り取りOKと便利なBOOK in BOOK。持ち歩いて、コレ!と思った商品は素早く予約が正解です。いやー、しかし、なんかコフレシーズンって楽しいね。絶対必要なわけじゃないんだけど、ワクワクしちゃって、何か買いたくなっちゃうよね。
「美女肌」あっての女の人生
は、歳を重ねれば重ねるほど、重要になってくる「美肌」になるための心構えとテクニックを立体特集。スキンケアから、コンシーラーの選び方&使い方まで、タメになる特集です。
うっとり艶髪プレミアムBOX
は、「パンテーン クリニケア」のサンプルつき別冊付録。1回1本使いきりの「ワンウォッシュトリートメント」が試せますよ。
モア
2007年 12月号
やっとこさ、コートとアウターを買った私。いわゆる「冬の大物購入」はひと区切りなんでありますが、
事情別 運命の「コート&アウター」に出合う!
という特集を見て、まだまだ欲しくなってきましたよ……。フェミニン派、カジュアル派、よりトレンド重視、ベーシック好きと4つに分けて、それぞれに最適なチョイスを提案してくれています。ちなみに、私の購入傾向は、完全に「カジュアル派」でありました。皆はどうかな?
27歳・本気で選ぶ腕時計BOOK
は、長く愛せる「本物」の腕時計がいっぱい。どんな場面にも馴染むハイブランドの清水腕時計から、大人だからこそ楽しめるカジュアル腕時計まで、よりどりみどり。腕時計は本当に長くお付き合いするアイテムだから、冬のボーナスで「えいや!」と買うのもいいかも。この特集で、じっくり検討してくださいね。それから、今月は特別付録がついています。
モア×キャス・キッドソン×菅野美穂 トリプルコラボ HAPPY フラワーポーチ
が1冊に1個ついてるんです! キャスが大好きという菅野さんが、ファン魂を炸裂させてデザインしてくれたキュートなポーチです。マチつきで、たっぷり収納できるから、本当に使える付録になりました。
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イチゴやメロンの匂いつき消しゴム。かわいい図柄のレターセットやノートブック――。かつて、ちっちゃな女の子だった頃、こうした文房具を買ってもらったら、そりゃあもう、大興奮しました。厳かに捧げ持ち、しばらく眺めたり、匂いを嗅いだりした後は、きれいなお菓子の缶に大事に大事にしまったものです。もったいなくて、使えません。つまり、まさに
おまけ写真
●マガジン見どころ、読みどころ
1週間、休暇をとってマウイ島へ行ってきました。マウイは波が結構高く、サーフィンをしない私は「あ~れ~~~!」と右往左往で、波に飲まれそうになってばかり。そこで、しこたま持ってきた本を片手にビーチでのんびり、に徹することに。その中で、もっとも今回の「ビーチで読書」にハマったのが、今回ご紹介するアメリカの作家、
おまけ写真(1)
おまけ写真(2)
●マガジン見どころ、読みどころ
高騰する都心の不動産価格――と、ビジネス誌のタイトルみたいな文章で始めちゃいましたが、不動産価格、最近、すっごく上がっています。ここ数年、都心の風景はめまぐるしく変貌しており、六本木ヒルズや東京ミッドタウンのある六本木や、新ビルが続々誕生している銀座の土地の値段が高騰するのはむべなるかな、と思うけれど、それにしてもですよ、「銀座・鳩居堂前」の坪単価が8000万円を超えた、なんてニュースを聞くと「バブル」と言われた時代を思い出します。10数年前、あの場所は「坪単価1億」を超えました。つまり、土地の値段の高騰っぷりは「あの頃」に迫る勢いの昨今なわけです。
『模倣犯』は宮部みゆきさんの代表作であるだけでなく、日本ミステリー小説史上、燦然と輝く名作です。冷酷でクールな犯罪者「ピース」の心の闇におののき、そして、物語のように、無差別で陰惨な事件が次々と起こる現代社会に、私たちが今、実際に生きていることに思いを馳せ、心が「しん」と静かになる強烈な作品でした。
