「おしゃれすること」の真髄とは? ヴィクトリア・ベッカムの『おしゃれの掟』
ヴィクトリア・ベッカムは今、マドンナと並ぶ「世界屈指のおしゃれさん」だと思います。常に完璧におしゃれしている彼女のニュースを見るにつけ、時々「素敵」を通り越して、悪い意味で「ファッション・ヴィクティム」のように見えたりして……。それでも、いつだって彼女の姿に強く惹きつけられてしまう。果たして、そんなヴィクトリアの魅力の秘密はどこにあるのか? それが知りたくて、彼女の著書『おしゃれの掟』を手にしました。
そして――本当に、脱帽しちゃいました。
『おしゃれの掟』を読み終わった私は今、ヴィクトリア・ベッカムの大ファンです! ヴィクトリア、超カッコいいッス! 姐さん、一生応援していくっス! そんな思いです。ま、ヴィクトリア、私より5歳も若いんですけどね……。
彼女は流行を追いかけまわすだけの「ファッション・ヴィクティム」では決してありませんでした。確固たるポリシーとスタイルを持って取捨選択し、「自分の表現」として「装うこと」を最重要科目としている、良い意味での「おしゃれバカ」。それがヴィクトリアなんですね。確固たるポリシーとスタイルを持った女性というのは、凛々しくカッコイイ。だから私は、ヴィクトリアを見るたび、特別好きってわけでもないのに目が釘付けになったわけだ。なるほど、納得したぞ。
ハイブランドからチープなストリートブランドまで、驚くほど様々なブランドやショップに精通し、値段に関係なく、吟味したアイテムを買うヴィクトリア。経済的に余裕があるからこそ、言う人によってはイヤミに聞こえなくもない「気に入ったものを買ったら、たまたまハイブランドだった」を地で行っているけれど、しかし、彼女は「スタイル」を持った歴史あるラグジュアリーブランドに対しては、「たまたま」ではなく、特別にリスペクトする気持ちを持っており、ブランドの持つスタイルの力を糧としてきた様子です。たとえば、こんなふうに。
●時々若い女の子がお祖母様の古い「エルメス」を持っているのを見かけるけれど、あれはとても素敵ね。美しいバッグと一緒に家族の歴史を持ち歩いているのだから。(『おしゃれの掟』「アクセサリー」より)
●(母の友人にもらった「グッチ」のショッピングバッグが)大好きで、学校の教科書を全部入れ、底が抜けるまで通学用バッグとして使ったわ。ここで私が言いたいのは、個性的なファッションをするには意外な小物が決め手になるってこと。それに、「グッチ」のショッピングバッグを通学用バッグにしたことほど、あのころの私らしさを物語るエピソードはないと思う。(中略)いずれにせよ、私が生まれて初めて買ったデザイナーズバッグが、そう、「グッチ」だったと言っても、誰も驚かないわよね。(同上)
●コスメ選びには、パッケージも1つの要素になると思う。子供のころ、母の友人が「シャネル」の5番を使い切るたび、私に空き瓶をくれたの。私はそれをドレッサーにずらりと並べていた。見るだけで、うれしくなったものよ。(『おしゃれの掟』「メイクアップ&ヘア」より)
本書には、ヴィクトリアの丁寧なおしゃれアドバイスがたっぷり詰まっています。こよなく愛するアイテムであるジーンズからバッグ、ランジェリー、マタニティアイテムにいたるまで、事細かに記されていて、彼女のおしゃれへの情熱がひしひしと伝わってきます。ここには書ききれないほど「名言」もたくさんあるし、写真もすごくキレイ。3990円とちょっぴりプライスお高めの本だけど、その価値は十分あります。私などすっかりヴィクトリアに心酔してしまい、ヴィクトリアおすすめのボディケア・アイテムを早速購入しちゃったほど。
本書の最後に書かれた「謝辞」にもグッときました。それぞれにこれほど丁寧にお礼を書かなくても……と思っちゃうほど、スタッフと家族に対して心から感謝していることがわかる、気のきいたお礼の言葉がズラリ。「わがまま」と言われることが多いヴィクトリアだけど、素顔はチャーミングな人なんだろうなあ、と思いましたよ。
そんなわけで、とってもお勧めの『おしゃれの掟』。本当は一緒にご紹介するつもりだったファッション本があったのだけど、どちらも単独でぜひご紹介したい! と思う素晴らしい本だったので、もう1冊は次回でご紹介しますね。と、珍しく「来週の予告」をして、今回はシメさせていただきます。
『おしゃれの掟』(講談社)定価3990円
ヴィクトリア・ベッカム 著
雨海 弘美 訳
お勧め度 ★★★★★
『おしゃれの掟』を発行している講談社のサイトはこちら。
http://www.kodansha.co.jp/
●マガジン見どころ、読みどころ
リー
2007年10月号
なかなか涼しくならないけれど、秋冬おしゃれの要となるアイテムは、そろそろ手に入れたい時期になってきました。かといって、秋冬ものなら何でもかんでも、という気分にはなれないかと思います。ならば、『リー』10月号の
「9月に買う服」が秋おしゃれ制覇のカギ!
を読んで、まずはおさえたいアイテムを絞って、お買い物計画を立てるのはいかがでしょうか。今年は、私の大好きなレザーブルゾンが旬でうれしいのですが、レザーブルゾンを代表とする「辛口アウター」に「ワンピース」「マニッシュパンツ」「シャツ」を投入すると、かなり「2007年の秋」を楽しめそうです。それから、今号の『リー』は特別付録が2つも付いています。「雅姫さんオリジナルデザイン 花柄ノートブック」と話題のヘアケアシリーズを試せる「LEE×h&s つや髪のための地肌ケアBOOK」です。「秋のファッション特大号」にふさわしい充実の10月号でした。
マリソル
2007年10月号
『マリソル』もファッション情報が大充実。「仕事も、週末も、ワンピース」「エレガント・パンプスをまず一足」「川原亜矢子の私的お買い物計画」などなど、リラックスタイムにお茶でも飲みながら、じっくり丁寧に読み込んでくださいね。私が特に気に入った特集は、
「揺れるピアス」
で、基本的に小さなピアスが好きなんだけど、ちょっと大きめの、たとえばフープピアスを買ってみようかな? なんて思いました。それから、季節の変わり目です、お肌も気になります。今年は、どうやらファンデーションの当たり年らしいので、
上質なツヤ肌をつくる優秀アンチエイジングファンデーション26
をチェックして、最新ファンデーションの助けを借りて上質ツヤ肌に近づきましょう。今月号では計100人に当たる「最強コスメセット」と「エステ&スパ」プレゼントもあります。ぜひふるって応募してくださいね。
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2007-09-11 | 固定リンク
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