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[本&雑誌&マンガ]-ライター中沢明子がナビゲート!- BOOK&MAGAZINE クルージング

[本&雑誌&マンガ]-ライター中沢明子がナビゲート!- BOOK&MAGAZINE クルージング

中沢明子
ライター。1969年東京都生まれ。インタビューやルポルタージュを手がけたり、書評を書いたり、近所の猫にちょっかい出したり。毎日、必ずどこかの本屋に出没し、いつも重い荷物を持っている。雑誌好きとしても局地的に有名で、週刊誌AERAにて「マガジン百名山」連載中。

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東京ホテル競争も本格化した今こそ読みたい、ホテル・コミック『コンシェルジュ』。

Book0925019月1日、東京・日比谷、あの「帝国ホテル」の目と鼻の先に「ザ・ペニンシュラ東京」が華々しくオープンしました。これで、いわゆる「ラグジュアリーな外資系ホテル」が東京に、ほぼ出揃いました。対する既存ホテルもリニューアルやサービス向上に余念がない様子。利用する側からすれば、目移りしちゃう、うれしい状況ですね。
ところで、皆さんがホテルを選ぶ際の「基準」とは何でしょうか? お値段、立地、インテリア、お部屋の広さ、アメニティ、眺望、レストラン……ホテル選びの「選択基準」っていっぱいあって、どれもすっごく大切! でも、限られた予算ですから、優先順位をつけざるをえません。破格値最優先なら、日取りやお部屋を選べないし、立地が良ければお部屋は狭い。もちろん、それを承知で予約しているのだし、値段に見合った滞在になれば、まあまあ満足がいくものです。しかし、「値段に見合った」だけでは、「まあまあ」程度の満足しかできない、とも言えるわけで……。

そこで、今回はホテルを題材にしたコミック『コンシェルジュ』をご紹介したいと思います。ホテルのコミックといえば、高嶋政伸さんの「姉さん、事件です」というセリフでおなじみのドラマの原作になった、石ノ森章太郎さんの『HOTEL』がありましたが、こちらのコミックは、タイトル通り、昨今、特に注目を集めている職種、「お客様に、決してNOと言わないサービス業」である「コンシェルジュ」をフィーチャーした、とっても「今」を感じさせる作品です。

物語は、就職氷河期のなか、何とか「クインシーホテル」に就職出来た川口涼子が、当時、オーナー社長に全く存在価値を認められていなかった「コンシェルジュ部門」に配属されたところから始まります。ドジでそそっかしいけれど、人一倍、人情があって頑張り屋さんの涼子が、世界のVIPに名が知られているらしいカリスマ・コンシェルジュの先輩、最上拝の背中を見て成長していく――。
まあ、ストーリー展開は、正直言って月並みです……。涼子のヘアスタイルが、わさーっとしたロングヘアなのも、リアリティがありません。だって、ホテルに勤める女性たちって、皆、きちんと束ねているものね? 

しかし、そんなマイナス面を吹き飛ばしてしまう魅力が、このコミックにはあります。お客様は十人十色。同じ事情を抱え、同じ性格の人は1人としていません。普段は「おいしいレストランを教えて」といった、わりとありきたりな(?)相談事が多くても、時には「ええ?」と驚く依頼、なぞなぞみたいな相談もある。そんな難題を鮮やかにさばいていくコンシェルジュのお手並みが、マジックみたいでスカッとするのですが、しかし、それ以上に、涼子と最上が愚直なほど「一にも二にも、お客様第一」な姿勢で取り組む「過程」がいいし、彼らに触発され、周囲も変わっていく姿が清々しい。ここまでお客の立場になって一緒に考えてくれたのなら、仮に結果は出なくても、うれしいじゃないか! 「お値段以上」に満足した! 感動した!(って小泉さんか)という気になるだろうな。サービスの真髄は、手間ひまと真心ですから。ま、コミックですから、必ず「結果」は出るんだけどね。

きらびやかなハードだけじゃあ、ダメ。真心あるサービスというソフトがあってこそ「付加価値」がつき、「心から満足」する。こうした「付加価値」の大切さは、何もホテルに限ったことではなく、今の時代、様々な分野で求められています。だから、ホテル業界以外の人も参考になるコミックです。もちろん、つい流して仕事をしがちな私も、気合いを入れ直しましたよ。

ちなみに、私が「お値段以上」に満足した経験を思い起こしてみると、やはり、「心に残るサービス」を受けたホテルやショップばかりです。ミーハーなので、話題のホテルやブランドショップには行ってみますが、素敵なインテリアや商品「だけ」が印象に残ったら「2度目」はありません。涼子や最上のような真摯な姿勢で仕事に臨むコンシェルジュがいるホテルだったら、きっとすぐに再訪しちゃうと思います。

『コンシェルジュ1~10巻』(新潮社)定価各530円
いしぜきひでゆき 原作
藤栄道彦 漫画

お勧め度 ★★★★☆

『コンシェルジュ』を発行している新潮社のサイトはこちら。
http://www.shinchosha.co.jp/

Book092502 ●マガジン見どころ、読みどころ

ノンノ
2007年 10月5日号

最新号の『ノンノ』で、私が「おおっ」と思わずうなった圧巻ページは、
人気ボトム100本 徹底お試し隊が行く!
でした。扉のページに、ずらーーーーーーーっと並ぶ、100本のボトムス。そして、「腰張りさん」や「小さいさん」など、悩み別にお試し隊10人がずらり。履いて撮影して、履いて撮影して……を繰り返す撮影現場を想像すると、その努力に涙、涙です。今年はスキニー、バギー、ミニスカと、難易度高めのボトムスが多いから、この特集を見てじっくりと「ぴったりの1枚」を探してくださいね。
また、今号から2号連続の全員サービス
blondy×ノンノのLOVEスター★バッグ
が始まりました。ピンク、茶、紺と3色あって、どれもかわいい。欲しい人は忘れずに2号連続で『ノンノ』をゲットしましょう。別冊付録「女子の品格BOOK」、特別付録「お試しナプキンつき ウィスパー×ノンノ一週間スマイルBOOK」も◎でしたよ。

Book092503 ピンキー
2007年11月号

おっとぉ、これは思い切った企画だ。
キュートSEXY リアフェイスに、なりたい!!
は、リア・ディゾンちゃんにメイクの秘密を教えてもらって、「読んだ人から必ずリア顔になれる」テクニックを習得する、という特集です。あのミラクルキュートなリアちゃんの顔に? いやあ、「きれいになりたい」と努力する女の子って、いいね。そういう子は、絶対かわいくなれるよね。私のように「元が元だし~」と努力を放棄しちゃあ、いけません。『PINKY』読んで、皆、かわいくなるように! そして、リア顔になったら、1冊に1つ必ず付いてくる
別冊付録 BETSEY JOHNSON×PINKYの特製シュシュ
を使って、ヘアスタイルも華やかに。手首や腕に巻いてもかわいいかも。

 
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2007-09-25 | 固定リンク | コメント (0)

女性の生き方を解放したブランドの真髄を知る。『シャネル』

Book0918_1 先週は、ヴィクトリア・ベッカムの著書『おしゃれの掟』をご紹介しました。今週も引き続き、とっておきのファッション本をご紹介します。今回の1冊は、ガブリエル・シャネルが生み出した輝かしいブランドの真髄に迫る、その名もズバリ、『シャネル』です。

本書が発売されると知った時、「これは買わなきゃ」と思いました。しかし、「シャネル」に関する本はたくさん出ています。では、なぜこの本に対して、特に意気込んで「買いたい」と思ったかといえば、本書はガブリエル・シャネル自身についての歴史というより、創始者ガブリエルから現デザイナー、カール・ラガーフェルドにいたるまでの、シャネル・スーツを代表としたモード、ビューティ、香水、ファインジュエリーにまつわる「シャネルの歴史」を豊富な資料でひもといた、アーカイブ本の決定版らしかったからです。

そんなわけで、発売後、仕事の途中で勢い込んで買いに行ったわけですが、実物を見て驚きました。まず、本のサイズが「こ、これを持ち歩くのはちょっと」と躊躇するほど大きいの。そして、お値段が……高い。8800円。うーん、どうしよう。結局、重さと値段にひるんで別の日に買ったのでありますが、しかし! だけど! じっくり読んでみて「このサイズと値段は妥当だ」と思いました。写真は見ごたえがあり、内容も非常に丁寧です。「シャネル」が大好きなら、絶対オススメ――というか、本書を読まなきゃモグリだぞ。また、特にシャネルのファンでなかったとしても、このブランドの偉大さを知るには格好の1冊だと思うし、インテリアとして飾るだけでも素敵です。

今、私は「インテリアとして飾るだけでも素敵」と書きましたが、装丁はカバーも本体も、ブランドのロゴが非常にシンプルにあしらわれているだけです。それなのに「絵になる」のは、その潔いロゴデザインもさることながら、「シャネル」という言葉に、長い歴史と革新性、憧れ等々、いろいろなバックグランドを感じるからなのだと思います。
「シャネル」のアイコンとも言うべき、着心地が良いうえ、その人らしく個性的に着られるあのスーツは、ブティックが誕生した1913年に既にあったそうです。美しいけれど動きにくかったロングドレス姿を一瞬で「時代遅れ」にした「ブランドの顔」は、「シャネル」誕生とほぼ同時に生まれていたんですね。その1点だけでも、すごいことです。
本書の19Pに掲載されている、ラガーフェルド撮影のヴァネッサ・パラディ(香水のイメージキャラクターだった)は、ピンクのシャネル・スーツを着て、頭に大きなリボンを巻いているのですが、かわいいというより強く、セクシーでモダンです。そして驚いたのは、彼女の着用したスーツは1960年代のヴィンテージである、ということ。時代に合わせ、マイナーチェンジを繰り返してきたシャネル・スーツですが、その普遍的な魅力を思い知りました。
今、また「シャネル」の「チェーン・バッグ」がファッション・ピープルたちのマストアイテムになっています。あのバッグもこれ以上ないくらいシンプルなデザインですが、素材やチェーンの長さを変えると、あっと驚くほど新鮮に感じます。きっと、基本の型が完成しているからなのでしょう。

先週ご紹介した、ヴィクトリア・ベッカムの言葉「母の友人が「シャネル」の5番を使い切るたび、私に空き瓶をくれたの。私はそれをドレッサーにずらりと並べていた。見るだけで、うれしくなったものよ」(『おしゃれの掟』「メイクアップ&ヘア」より)は「シャネル」というブランドが、特に女性にとって特別なブランドであることを表しています。
心身ともに、女性を自由にした20世紀が産んだ最強ブランド「シャネル」が、なぜ特別なブランドなのか。本書を読んで、改めて深く納得しました。

『シャネル』(講談社)定価8800円
ダニエル・ボット 著
高橋真理子 訳

お勧め度 ★★★★★

『シャネル』を発行している講談社のサイトはこちら。

http://www.kodansha.co.jp/


Book0918_2 ●マガジン見どころ、読みどころ

バイラ
2007年 10月号

ここんところ、何人かのファッション編集者の方と靴の話で盛り上がりました。いわく、「なかなか足にしっくりくる靴に出合えないよねぇ……」。張り切ってハイヒールを買っちゃあ、出先で「足、いたーーい!」とわめくハメに陥る私。「スニーカーだけ履いてれば?」と家人に言われても、めげずに「今度こそ」と鼻息荒くして新しい靴を買うのですが、同じことの繰り返し。ああ、プロの皆さんも同じ悩みを抱えているんだなあと、なぜか安堵した私です。だから、『バイラ』最新号の
歩く日パンプス・魅せる日パンプス
は食い入るように読みました。ま、私はほとんど「魅せる日」はないので、もっぱら「歩く日」に食い入ったのですが、いいなあ、エミリオ・プッチのストラップ・パンプス。今度、ショップで試してみようっと。
今シーズンの本命アウター長期予報
は、冬のお買い物の大物、アウター選びの際、ぜひチェックしておいていただきたい特集です。今年、絶対、レザーのライダースが欲しいと思っている私ですが、この特集に載っていた「マルティニーク」のリボンベルトつきロングコートにも、心惹かれました。7万円弱とお手ごろなのに、小技が効いてグッドルッキングです。ちなみに、オススメしていらしたプレスの清水真紀さんは、いつもとっても品良く服を着こなしていらっしゃる素敵な女性です!

 
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2007-09-18 | 固定リンク | コメント (0)

「おしゃれすること」の真髄とは? ヴィクトリア・ベッカムの『おしゃれの掟』

Book0911_1ヴィクトリア・ベッカムは今、マドンナと並ぶ「世界屈指のおしゃれさん」だと思います。常に完璧におしゃれしている彼女のニュースを見るにつけ、時々「素敵」を通り越して、悪い意味で「ファッション・ヴィクティム」のように見えたりして……。それでも、いつだって彼女の姿に強く惹きつけられてしまう。果たして、そんなヴィクトリアの魅力の秘密はどこにあるのか? それが知りたくて、彼女の著書『おしゃれの掟』を手にしました。
そして――本当に、脱帽しちゃいました。
『おしゃれの掟』を読み終わった私は今、ヴィクトリア・ベッカムの大ファンです! ヴィクトリア、超カッコいいッス! 姐さん、一生応援していくっス! そんな思いです。ま、ヴィクトリア、私より5歳も若いんですけどね……。
彼女は流行を追いかけまわすだけの「ファッション・ヴィクティム」では決してありませんでした。確固たるポリシーとスタイルを持って取捨選択し、「自分の表現」として「装うこと」を最重要科目としている、良い意味での「おしゃれバカ」。それがヴィクトリアなんですね。確固たるポリシーとスタイルを持った女性というのは、凛々しくカッコイイ。だから私は、ヴィクトリアを見るたび、特別好きってわけでもないのに目が釘付けになったわけだ。なるほど、納得したぞ。

ハイブランドからチープなストリートブランドまで、驚くほど様々なブランドやショップに精通し、値段に関係なく、吟味したアイテムを買うヴィクトリア。経済的に余裕があるからこそ、言う人によってはイヤミに聞こえなくもない「気に入ったものを買ったら、たまたまハイブランドだった」を地で行っているけれど、しかし、彼女は「スタイル」を持った歴史あるラグジュアリーブランドに対しては、「たまたま」ではなく、特別にリスペクトする気持ちを持っており、ブランドの持つスタイルの力を糧としてきた様子です。たとえば、こんなふうに。

●時々若い女の子がお祖母様の古い「エルメス」を持っているのを見かけるけれど、あれはとても素敵ね。美しいバッグと一緒に家族の歴史を持ち歩いているのだから。(『おしゃれの掟』「アクセサリー」より)
●(母の友人にもらった「グッチ」のショッピングバッグが)大好きで、学校の教科書を全部入れ、底が抜けるまで通学用バッグとして使ったわ。ここで私が言いたいのは、個性的なファッションをするには意外な小物が決め手になるってこと。それに、「グッチ」のショッピングバッグを通学用バッグにしたことほど、あのころの私らしさを物語るエピソードはないと思う。(中略)いずれにせよ、私が生まれて初めて買ったデザイナーズバッグが、そう、「グッチ」だったと言っても、誰も驚かないわよね。(同上)
●コスメ選びには、パッケージも1つの要素になると思う。子供のころ、母の友人が「シャネル」の5番を使い切るたび、私に空き瓶をくれたの。私はそれをドレッサーにずらりと並べていた。見るだけで、うれしくなったものよ。(『おしゃれの掟』「メイクアップ&ヘア」より)

本書には、ヴィクトリアの丁寧なおしゃれアドバイスがたっぷり詰まっています。こよなく愛するアイテムであるジーンズからバッグ、ランジェリー、マタニティアイテムにいたるまで、事細かに記されていて、彼女のおしゃれへの情熱がひしひしと伝わってきます。ここには書ききれないほど「名言」もたくさんあるし、写真もすごくキレイ。3990円とちょっぴりプライスお高めの本だけど、その価値は十分あります。私などすっかりヴィクトリアに心酔してしまい、ヴィクトリアおすすめのボディケア・アイテムを早速購入しちゃったほど。

本書の最後に書かれた「謝辞」にもグッときました。それぞれにこれほど丁寧にお礼を書かなくても……と思っちゃうほど、スタッフと家族に対して心から感謝していることがわかる、気のきいたお礼の言葉がズラリ。「わがまま」と言われることが多いヴィクトリアだけど、素顔はチャーミングな人なんだろうなあ、と思いましたよ。

そんなわけで、とってもお勧めの『おしゃれの掟』。本当は一緒にご紹介するつもりだったファッション本があったのだけど、どちらも単独でぜひご紹介したい! と思う素晴らしい本だったので、もう1冊は次回でご紹介しますね。と、珍しく「来週の予告」をして、今回はシメさせていただきます。

『おしゃれの掟』(講談社)定価3990円
ヴィクトリア・ベッカム 著
雨海 弘美 訳

お勧め度 ★★★★★

『おしゃれの掟』を発行している講談社のサイトはこちら。
http://www.kodansha.co.jp/

Book0911_2●マガジン見どころ、読みどころ

リー
2007年10月号

なかなか涼しくならないけれど、秋冬おしゃれの要となるアイテムは、そろそろ手に入れたい時期になってきました。かといって、秋冬ものなら何でもかんでも、という気分にはなれないかと思います。ならば、『リー』10月号の
「9月に買う服」が秋おしゃれ制覇のカギ!
を読んで、まずはおさえたいアイテムを絞って、お買い物計画を立てるのはいかがでしょうか。今年は、私の大好きなレザーブルゾンが旬でうれしいのですが、レザーブルゾンを代表とする「辛口アウター」に「ワンピース」「マニッシュパンツ」「シャツ」を投入すると、かなり「2007年の秋」を楽しめそうです。それから、今号の『リー』は特別付録が2つも付いています。「雅姫さんオリジナルデザイン 花柄ノートブック」と話題のヘアケアシリーズを試せる「LEE×h&s つや髪のための地肌ケアBOOK」です。「秋のファッション特大号」にふさわしい充実の10月号でした。

Book0911_3マリソル
2007年10月号

『マリソル』もファッション情報が大充実。「仕事も、週末も、ワンピース」「エレガント・パンプスをまず一足」「川原亜矢子の私的お買い物計画」などなど、リラックスタイムにお茶でも飲みながら、じっくり丁寧に読み込んでくださいね。私が特に気に入った特集は、
「揺れるピアス」
で、基本的に小さなピアスが好きなんだけど、ちょっと大きめの、たとえばフープピアスを買ってみようかな? なんて思いました。それから、季節の変わり目です、お肌も気になります。今年は、どうやらファンデーションの当たり年らしいので、
上質なツヤ肌をつくる優秀アンチエイジングファンデーション26
をチェックして、最新ファンデーションの助けを借りて上質ツヤ肌に近づきましょう。今月号では計100人に当たる「最強コスメセット」と「エステ&スパ」プレゼントもあります。ぜひふるって応募してくださいね。

 
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2007-09-11 | 固定リンク | コメント (0)

大ブレイク中の写真家、梅佳代さんの著作3連発。『男子』&『うめ版』&『うめめ』

Book090401 「写真界の芥川賞」と称される「木村伊兵衛賞」を今年、受賞したばかりの梅佳代さん。「情熱大陸」や「誰でもピカソ」などテレビ番組に登場したこともあり、今、大ブレイク中です。コーナーを設けている本屋さんも多いので、気になっていた方も多いのではないでしょうか。

「うめかよ」と平仮名で表記されることも多い彼女。当たり前ですが、漢字と平仮名、読み方は同じだけど、写真を見ていると、うんうん、なるほど、「うめかよ」という優しげで、ちょっとすっとぼけた感ありの平仮名表記が、確かにしっくりくるなあ、と思います。なんというか、写真の世界観がとっても「平仮名的」なのね。
「うめかよワールド」は「写真界の恐るべきオンナコドモ」と評されることもあるそうですが、言い得て妙といいますか、半径数メートルの日常で起こる、生命が弾けた瞬間をとらえた作品が多く、よって、「写真でござい」といった堅苦しさが皆無なんです。「男もすなる…」の土佐日記じゃないけれど、難解な作品然としたイバった感じがなく、誰でもスッとワールドに溶け込めるような、軽やかさ。「クスッ」と思わず微笑んじゃう。だからその昔、オンナが使った平仮名で「うめかよ」と表記したくなる気持ち、わかります。

最新作『男子』は「うめかよの原点」とも言うべき被写体、「小学生男子」たちの、嬉々としてバカやってる生態が楽しい1冊です。シャッターを向けられると、アホなポーズや変な顔をして、おどけないと気がすまない「いちばんバカでいちばんカッコイイ季節」を生きる小学校高学年の少年たち――。
「あとがき」によると、「掲載許可をもらいに」会いに行った、「5年前の小学生男子たち」は、ガキっぽさを残しつつ、時折大人びた発言をする立派な高校生になっていた様子。何をやっても楽しくておかしくてたまらなかった、そんな愛すべき少年時代は、もう二度と戻ってこないということを、果たして高校生になった彼らは気づいているのかしら。
「あの頃はもう二度と戻ってこない」と、とうに気づいている大人の私たちは、この写真集を開くごとに、あの頃を思い出すとしましょう。

お次は、個性的な辞書として、一部で熱狂的に支持されている「新明解国語辞典」と「うめかよ」がコラボレートしたユニークな作品『うめ版―新明解国語辞典×梅佳代』です。「言葉」は時に「字面以上の何か」になりえないことがあるけれど、ヒューマンな写真と「言葉」が組み合わさると、「言葉」の意味が立体的になって、グッと胸に迫ってきます。私が特にグッときた写真&言葉は、「悔しい」と「好漢」。偶然ですが、どちらも「小学生男子」が被写体です。もちろん他の被写体もいいんですが、やっぱり「小学生男子」は別格で、素晴らしい作品が多い気がしました。

最後はデビュー作『うめめ』。「最強ご近所写真」と帯に書かれているとおり、「うめかよ」が行く先々で気軽にサクッと撮ったような、力の抜けた、いい感じの写真がぎっしりです。「魅惑のポルノ映画」と書かれたポスターの前でたたずむおじさん、サイン会場のヒーロー、「浅草ロックス」前にあるウルトラマンのそばでアクビするおじいさん、ウンチ真っ最中の犬……。私たちも街で何気なく見かけている風景のような気がするけれど、こんなにグッドタイミングで写真におさめるなんて、絶対にムリです。「気軽にサクッと」撮っているように見えて、やっぱり、プロの技をひしひしと感じる、さすがの作品なのでした。


『男子』(リトル・モア)定価1995円
梅佳代 著

お勧め度 ★★★★☆

『うめ版―新明解国語辞典×梅佳代』(三省堂)定価1470円
『うめめ』(リトル・モア)定価1890円

『男子』『うめめ』を発行しているリトル・モアのサイトはこちら。
http://www.littlemore.co.jp/

『うめ版―新明解国語辞典×梅佳代』を発行している三省堂のサイトはこちら。
http://www.sanseido-publ.co.jp/


Book090402 ●マガジン見どころ、読みどころ

エクラ
2007年 創刊号

創刊宣言号を経て、とうとう創刊された『エクラ』。創刊宣言号も、じっくり丁寧に読みたい記事が多かったけれど、満を持しての創刊号は、さらに充実の内容でした。大特集主義を掲げる『エクラ』、創刊号のお題は「パリ」です。
憧れはいつも「パリ」からやって来た!
と題して、パリという街の奥深い魅力を伝えてくれています。女優・黒木瞳さんがジャン・コクトーの眠る礼拝堂を訪ねたり、彫刻家・舟越桂さん、フランス文学者・鹿島茂さんなど「ルーブル通」による「ルーブル美術館」の楽しみ方、パリ・オペラ座ガイド、パリ在住のエクラ世代によるパリ案内など、この1冊があれば、パリの旅が2倍も3倍も楽しくなる情報がいっぱいでした。ちなみに、特別付録は「木村伊兵衛のパリ」ポストカードなんですよ。実はエクラ編集長から直接聞いたのですが、「このポストカード、編集長の僕も、ものすごく気に入っているんだよ!」とのこと。また、
別冊付録 極上通販エクラプレミアム 
は豊かな気分を運んでくれる、フランスらしい品々がたくさん紹介されています。この別冊付録はエクラのサイトでもデジタルカタログとして読めるので、じっくり吟味してくださいね。
エクラ世代にはまだ遠い若輩者の私ですが、『エクラ』はお世辞一切抜きで、面白く読みました。読みでのある雑誌を求めている方なら、ターゲット外だとしても、きっと楽しめると思います。

Book090403 シュプール・リュクス
5号

こちらもターゲット外の私ですが、『シュプール・リュクス』はお気に入りの雑誌なんです。そんなわけで、創刊1周年の5号も興味深く、そして、ちょいちょい嫉妬しつつ(?)読みました。
この「ホテル」にもてなされたい
は、9月1日にオープンした「ザ・ペニンシュラ東京」の本家本元「ザ・ペニンシュラ香港」をはじめとした『シュプール・リュクス』厳選のホテル特集。私がもっとも信頼しているホテル・ジャーナリスト、せきねきょうこさんなどが取材した記事なので、うっとり眺めるだけでなく、読んでためになる特集です。また、「ザ・ペニンシュラ東京」に日本初出店して話題の超超超!スーパージュエラー「グラフ」や「ドゥ グリソゴノ」の紹介も雑誌の後半に掲載されています。見落とさずに、要チェックですよ。
鳥獣戯画、再発見
は、国宝「鳥獣人物戯画絵巻」の謎と魅力に迫る、注目の記事。今、日本古来の絵画が改めて見直されていますが、「NIPPON」そのものを再発見しよう、という流れの一環として、お勉強してみるのも悪くない。『シュプール・リュクス』らしく、「鳥獣人物戯画絵巻」の「かわいさ」に光をあてているのも興味深かったです。

 
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2007-09-04 | 固定リンク | コメント (0)

 
 
 
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