ストップ! 地球温暖化。元・アメリカ副大統領アル・ゴアによる、人類への警告書『不都合な真実』
現在公開中の同名タイトル映画の書籍版であります。
クリントン政権時代に副大統領を務め、2000年の大統領選で惜しくも破れたアル・ゴアさんのライフワークは、実は環境問題。分厚い本書で熱く語られる文章や行動から、ゴアさんが、地球温暖化をストップしたいと本気で努力していることがよくわかりました。
氷河に覆われた数十年前の「モンタナ州グレイシャー公園」と、ほとんど跡形もなく氷河がなくなっている現在の「モンタナ州グレイシャー公園」
データが冷徹に示す、年々、強度がひどくなるハリケーン。
あっちこっちで、これまでの風景が様変わりして、いびつな姿になりつつある地球……。
ゾッとしました。
豊富なデータとたくさんの写真によって知らされる、瀕死の地球の姿に改めて震撼し、今よりもっと真剣に、環境のために自分ができることを実践しなくては、という思いを強くします。そりゃね、地球温暖化を食い止めなくちゃ、もっとエコライフしなくちゃと、ある程度、わかっていたつもりでいましたよ。
でも、こんなふうに、データ&写真で畳み掛けるように「現実」を突きつけられると、「わかっていた“つもり”でごめんなさい~。もっと実践します~」と平身低頭な気持ち。スーパーでレジ袋はもらわないとか、電球型蛍光ランプに替えるとか、なるべく粗大ゴミを出さないように家具を増やさないとか、自分なりにちょっとは気を使っていたんだけど、足りませんね。こんなんじゃあ、全然足りません。だって、レジ袋はもらわないけれど、洋服やバッグだったら、二重三重にしてくださるステキな包装にうっとりして、いそいそ持ち帰っていますから。徹底してないです。ここはひとつ、考え直さなくちゃいけないな。
マジメな本です。でも、まったく難しい本ではありません。レイアウトが優れていて見やすいし、ゴアさんが環境問題に心底目覚めたきっかけは息子の交通事故に居合わせた時で、「本当に重要なことはなんだろう?」と自問したから、といったファミリーのストーリーも、人間味がありました。
ただ、本書が「全米を震撼させた」と聞くと、ちょっと驚きます。帯にあるゴアさんの言葉「地球のためにあなたが出来る最初の一歩は、この事実を知ることだ」を読んで、もっと驚きました。というのも、本書のデータや写真に「改めて」考えさせられたことは確かだけど、「初めて聞いた話」ってわけではなかったから。でも、地球温暖化を食い止めるための条約「京都議定書」の批准を、依然として拒んでいるアメリカです。世界最大の消費大国であるというのに、こうした「不都合な真実」を今まで知らなかった人が多かったのかもしれません。ゴアさんの今後の奮闘に期待!です。だってさ、アメリカが本気になったら、ものすごく効果があるはずだもん。もちろん、私たち日本人も、できることから始めて、「美しい国」ならぬ「美しい地球」を取り戻す努力をしなくちゃね。
『不都合な真実』(ランダムハウス講談社)定価2940円
アル・ゴア 著
枝廣淳子 訳
お勧め度 ★★★★☆
『不都合な真実』を発行しているランダムハウス講談社のサイトはこちら。
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/
●マガジン見どころ、読みどころ
LEE
2007年 3月号
現在発売中の女性ファッション誌は、どれも春物のバッグや靴がいっぱい載っています。どうしても同じアイテムになりがちだけど(そりゃそうだ、新作ですもの)、それでも、雑誌はそれぞれ、その雑誌らしいチョイスになりますね。『LEE』のチョイスもやっぱり、「らしい」。
おしゃれ運命を変える 「春バッグ&春靴」を総ざらい!
では、特に靴が、ほんのり甘さがあるものが多く、LEEテイストだなって思いました。履きやすそうで、かわいくて、ヒールはちょっと低め。ハイヒールを履かない私にとって、好みど真ん中なラインナップでうれしかったです。
やっぱり大好き! キャス・キッドソン
今までも、じわじわじわっと人気だった、花やフルーツ柄がスイートなキャス・キッドソン。代官山にオンリーショップがオープンするなど、本格上陸したのをきっかけに、ますます人気が過熱中です。そんなキャスの特集です。
LEE初登場の広末涼子さんや、栗原はるみさんの連載になにげに登場していた篠原涼子さんという、W涼子にも、要注目!
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2007-02-13 | 固定リンク
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