“しかけ絵本”の大スター、ロバート・サブダさんの『クリスマスの12日』
もうすぐクリスマス。最近、本当にあっという間に一年が過ぎ去っていくことに驚きを禁じえない私ですが、子供の頃は、お正月よりクリスマスが一大イベントだった我が家にとって、なかなかやってこない待ちに待った楽しい一日、それがクリスマスでありました。
そして今も、あっという間に巡ってはくるけれど、一年で一番ワクワクする日であることは変わりません。そんな私の今年のクリスマスを一段と盛り上げてくれているのが、ロバート・サブタさんの『クリスマスの12日』という本です。
アメリカ在住のロバート・サブタさんは「ポップアップアート界のペーパーエンジニア」と呼ばれる世界的に名高い作家で、 “しかけ絵本”“飛び出す絵本”作りの神様。きっと、ご存知の方も多いと思いますが、私は絵本については門外漢なので、テレビのドキュメンタリー番組で拝見して知りました。
そんなサブタさんはクリスマス本を数冊出版しており、なかでも、マザーグースの有名な「積み重ね数え歌」をテーマにとった『クリスマスの12日』は、大人にこそお勧めしたい一冊です。カラフルな背景に、ほぼ白一色で飛び出してくる、鳥やネズミやバレリーナたちは繊細で、とにかくファンタスティック! どんなしかけで飛び出しているのかな?と左右上下、しげしげと眺めてみたり、ちょっと遠くから見てみたり。ベッドに入ってから枕元のほのかな灯りで、しーんと静かになった時間に読むのも、また良しです。
サブタさんを一躍世界的に有名にした作品、『不思議の国のアリス』のように、色のおもちゃ箱みたいに賑やかな「しかけ絵本」も楽しいけれど、ストイックな色使いの『クリスマスの12日』は聖夜にふさわしい一冊だと思います。
ところで、私は日本語版を買ったのですが、英語版ならマザーグースの言葉遊びや韻がわかるはずなので、そちらを選ぶのもまた、グッドチョイスです。たとえば、お子さんがいらっしゃる方なら、一緒に歌いながらページをめくると、きっととても楽しいし、英語の勉強にもなるし、一石二鳥かも?
自分へのクリスマスプレゼント、大切な誰かへのクリスマスプレゼント、どちらにも最適な『クリスマスの12日』は、大人も子供も「わあっ」と、思わず顔がほころぶステキな本。クリスマスがくるたびにページをめくって、心あたたまる思い出を積み重ねてくださいね。
*~12/25まで、西武池袋店イルムス館2階西武ギャラリーにて「ロバート・サブタ しかけ絵本の世界展」開催中。ご興味がある方は、ぜひ!
『クリスマスの12日』定価3360円
ロバート・サブダ 著 上野和子 訳
『不思議の国のアリス』定価3990円
ルイス・キャロル 原作
ロバート・サブダ 著 わく はじめ 訳
ともに(大日本絵画)
お勧め度 ★★★★★
『クリスマスの12日』『不思議の国のアリス』を発行している大日本絵画のサイトはこちら。
http://www.kaiga.co.jp/
*『クリスマスの12日』を開くと、こんな感じ!(中沢・撮影)
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2006-12-19 | 固定リンク
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