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[本&雑誌&マンガ]-ライター中沢明子がナビゲート!- BOOK&MAGAZINE クルージング

[本&雑誌&マンガ]-ライター中沢明子がナビゲート!- BOOK&MAGAZINE クルージング

中沢明子
ライター。1969年東京都生まれ。インタビューやルポルタージュを手がけたり、書評を書いたり、近所の猫にちょっかい出したり。毎日、必ずどこかの本屋に出没し、いつも重い荷物を持っている。雑誌好きとしても局地的に有名で、週刊誌AERAにて「マガジン百名山」連載中。

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『鑑賞のための西洋美術史入門』を読めば、美術館で絵を見るのが、もっと楽しくなる!

Book1003_1もう10月。すっかり秋ですねぇ。秋といえば、食欲の秋…でありますが、芸術の秋、でもあります。そこで、今回は(私のような)美術初心者にぴったりの良書をご紹介します。

ふだん、私はひんぱんに展覧会や美術館に行くほうではありません。よほど観たい絵が展示されていたり、興味のあるテーマだったりする時に、たま~に足を運ぶぐらい。しかし、なぜか、海外旅行に行くと、名所旧跡や美術館に張り切って行っちゃうんですねぇ。で、それなりに「ほお」と感銘を受け、「これは○○様式の傑作です」なんていう説明書きを読んで、さらに「ほお、さすがに、うーむ」などと感心しています。
でも……実際のところ、○○様式って何なのか、全然わかってないの。「すごく古いんだ~」とか「きれいだわ~」とか「有名な絵だよね。これ、知ってるよ~」とか、本当はそんな程度の感想しか持てていなくて、ちょっと残念に思っていました。

だけど、『鑑賞のための西洋美術史入門』という、初心者にわかりやすい入門本を見つけた今、すごーく喜んでいます。これこそ、私が求めていた本であります! 紀元前のギリシア美術から現代アートまで、コンパクトに、といっても、手を抜くことなく、勘どころはビシッとおさえて紹介されている本書を、一度サラッと読んでおけば、たまに訪れる美術館でも、ずいぶん楽しめるようになると思いました!

美術用語や画家の特徴が、実際の美術品を例にとって、イラストをまじえ、素人にわかりやすい言葉で説明されているのが、いいんですよ。
たとえば、「自然主義的」と「表現主義的」の違いを、「自然=しわや表情が写実的」「表現=長い顔、大きな目がマンガチック」といった説明がついた彫像写真を並べて、簡潔に説明。並んだ写真を見比べると、おお、確かに! 全然違うよ。なるほどね~。
といった感じに、なんとか様式やなんとか派、名画の見どころなどについて、おおまかに理解できる作りになっています。
イラストは「めぐろみよ」さんでね、これがまたいいの。ちょっととぼけたコメントが、ちょこちょこっと加えられていて、思わずクスッと笑っちゃう。

それほど深く美術について勉強するつもりはないけれど、たまには美術館で楽しみたい。リラックスして楽しめる本書は、そんなスタンスの人に最適な手引き書です。もちろん、この本をきっかけに、次なるステップに進みたい人にも、きちんとした入門書だから、向いていると思います。

ここで余談。スペインのプラド美術館で、怖くて凍りついてしまった、ゴヤの「黒い絵シリーズ」の一枚"わが子を食らう男"を描いた絵が本書に載っていました。実物じゃなくても、やっぱり怖い、怖すぎるよ~。今夜、夢に出てきそうです……。

『鑑賞のための西洋美術史入門』(視覚デザイン研究所)定価1995円
早坂優子 著

お勧め度 ★★★★☆

『鑑賞のための西洋美術史入門』を発行している視覚デザイン研究所のサイトはこちら。
http://www.shikaku-d.com/


Book1003_2 ●マガジン見どころ、読みどころ

モア
2006年11月号


今月号の『モア』は、充実の結婚&妊娠&出産特集が特に読み応えあり!

今どき「結婚式」「妊娠&出産」のリアルスタイル
で、「よっしー」こと、モデルの岩崎良美さんの結婚式ルポ、結婚&おめでたニュースでみんなをあっと言わせた石川亜沙美さんのインタビューもまじえ、2006年の結婚ってどんなもの?という、興味津々なテーマを探っています。自分たちらしい、幸せな結婚の形を考えるために、ぜひ読んでみてくださいね。

Book in Book 海外スペシャル ナオのニューヨーク日記with「コーチ」
は、モデルのナオちゃんが「コーチ」の新作バッグと一緒に、最旬ニューヨークを歩いた別冊付録。私が注目したのは「ケイティ ストライプ トラベル トート」という、マルチストライプのでかバッグ。いいなあ。欲しいなあ。光沢があって、すっごくかわいいっ。おすすめショップも紹介されているので、ニューヨークへ行く予定のある人は保存版です。私も、ちょいと来月、行く用事があるので、「オープニング セレモニー」というセレクトショップに絶対行くもんね!と決意しました。それから、今月号にはもれなく、

MORE×COACH コラボノート
がついています。付録とは思えないほどベリーキュートなノートなので、楽しく使えそうですよん♪

 
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2006-10-03 | 固定リンク

コメント

私も先日この本を購入しました!
とても楽しく読めるいい本ですよね。
(イラストとセリフもかわいい!)
このシリーズの『マリアのウィンク』『ヴィーナスの片思い』もお勧めですよ。
キリスト教やギリシャ神話のストーリーが
かわいいマンガやイラストエッセイ風に紹介されていて
見ているだけで楽しい本です。

投稿: Yuyuko | 2006/10/04 12:20:34

Yuyuko さん、こんにちは。
コメントどうもありがとー。
一週間ほど留守にしていたので、お返事
遅れてごめんなさい。

教えてくださった本、早速本屋でチェックしてみます。
キリスト教やギリシャ神話がわかると、西洋美術を
観るのが楽しくなりそう。

また、こちらへ立ち寄ってくださいね。待ってます。

投稿: 中沢明子 | 2006/10/11 0:31:55

この記事へのコメントは終了しました。

 
 
 
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