『さくらん』は、花魁(おいらん)道を女子の目で描いた必読コミックでありんす。
江戸時代の遊郭街、吉原が舞台の安野モヨコさんのコミック『さくらん』。評判を聞き読みたいと思いながら、なんとなく読みそびれたまま、3年という時間が経ってしまいました。しかし、来春公開予定で映画化決定!&フォトグラファーの蜷川実花さんが初メガホンをとるというニュースを聞き、遅まきながら、やっと読みました。ちなみに、蜷川さんはこれが初監督作品。いや~、読んで納得です。確かに、このコミックの絢爛豪華な世界観を出せるのは、ファンタジックでガーリーな写真を撮る蜷川さん以外にいないかも?
ちょっと変わり者の花魁「きよ葉」が、少女時代に吉原入りしてから、吉原きってのスター花魁になるまでの、辛く、苦しく、切ない日々。ストーリーの核は単純ですが、だからこそ、裕福な男性たちの粋な遊び場だった吉原という場所で生きるしかなかった女性たちの悲哀が、鮮やかに浮かび上がっています。
意地悪をされたり、スケベオヤジに「水揚げ」をされたり、ちょっといい男の若旦那に恋をしたり、破れたり。騙したり、騙されたり、情をかけたり、かけられたり――。
約7万平方キロメートルあったと言われる吉原。かなり広いけれど、遊女たちは売られてきた額以上に働いて、身請けされるか、お役御免にならない限り、外へは決して出られませんでした。大門と呼ばれる門から一歩でも出ることは「足ぬけ」と言われるご法度で、出るのは命がけだったそう。
80年代に名取裕子さん主演で「吉原炎上」という映画がありましたが、まさにあの世界。映画同様、結構、えぐいシーンもありますが、吉原という場所を描くには必須のシーンなのかもしれませんね。
「ありんす」「おくんなんし」「わっち」などなど、方言を隠すために使われた「花魁言葉」や衣装などの描写が興味深く、江戸風俗の一端を知るにも格好の書。惜しむらくは、今のところ、一巻のみで終わっているという点。安野さんがこの先を描く気があるのかないのか、全然わかりませんが、続きを待ちたいと思います。
なぜか男性コミック誌で連載されていた本作品。でも、絶対、女子が読んだほうが面白いと思いますよ。だから、私のように読み損なっていた人、ぜひ読んでみてね!
『さくらん』
安野モヨコ 著(講談社)定価900円
お勧め度 ★★★★☆
『さくらん』を発行している講談社のサイトはこちらです。
http://www.kodansha.co.jp/
●マガジン見どころ、読みどころ
バイラ 9月号
この秋冬のバッグのトレンドは「でかい」です。本やら雑誌やら使いきれないコスメが入ったポーチやらが入っていて、いつもやたらと荷物が多い私としては、願ってもないトレンドであります。「でかバッグ」に本当に荷物をぎゅうぎゅう詰めこんじゃあ、おしゃれが台なしだと思うけど、私はきっと詰め込んでしまうことでしょう。それにしても、
'06年 秋の靴&バッグ バイラ的完全ナビ
のしょっぱなに掲載されていた「クロエ」のバッグは、私の好み、直球ど真ん中でした。大きさ、ポケット、ファスナーできっちり閉められる、床に置いても大丈夫な鋲つき、色、調節できるベルト…と素敵な要素がてんこもり。現在、むちゃくちゃ気に入っている「マジメな装いで取材に行く日用」の「セオリー」のバッグに、勝るとも劣らない完璧さ。欲しいなあ。ただね、値段は約20万円とお高いんですけどね…。また、こなれたデザインが人気の「ヴィア リパブリカ」のショルダーも気に入りました。こちらは約6万円。う…、絶妙なプライス。ショップで出合ったら、持ち帰ってしまう可能性大だ。それから、
OVER40限定! 愛しの「ちょいモテおやじ」品評会
という読み物が面白かった~。日本部門第1位の佐藤浩市さん、私もやっぱりダントツ1位で大好きです、はい。いつだったか、「徹子の部屋」に出演されていた時、ずーっと鼻をすすっていたのが、意外でしたけど。鼻、かんで、浩市。と、テレビに向かってつぶやいてしまったことを思い出しました。
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2006-08-22 | 固定リンク
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