働く女子なら必ずや、心をワシッとつかまれるはず。「月9」ドラマの原作『サプリ』
伊東美咲さん&亀梨和也さんという旬なキャスティングで、大好きな佐藤浩市さんも出ているからと、かるーい気持ちで観始めた「月9」ドラマの『サプリ』。亀梨くんはキュートだし、佐藤さんはセクシーな“大人の男”だし、アンニュイな瑛太くんも捨てがたく・・・・と出演している男性陣の魅力を堪能しつつも、伊東さん演じるミナミの「悩み」が思った以上にズドーンと心に重く響いています。
仕事は出来る。おしゃれも嫌いじゃない。グルメ三昧も大好き。だけど、圧倒的に足りないのが「かわいげ」。いや、仕事が出来て、おしゃれもグルメも把握している、その「隙のなさ」こそが「かわいげ」を奪っている原因なのか? この悩み、働く女子なら、きっと思い当たる節があるはず。というわけで、原作を読まねば!と、遅ればせながら「サプリ」を読ませていただきました。
マンガの「サプリ」では、亀梨くん演じる「石田」はアルバイトの男子ではなく同僚で、しかも、ミナミの恋の相手になりません。ドラマを先に観始めたので、設定がかなり違うことに、いきなり驚きましたが、ミナミの「かわいげのなさ度」も原作のほうが、はるかに上でした。だけど、そこがまた、いい。より共感しちゃいます。
好意を持っているくせに、ぎこちなーく、つまらなーい会話をしちゃったり、仕事に「女子ならではの武器=にっこりふわふわ笑顔」を使うことに後ろめたさを感じたり、巻き髪女子たちの「気合の入った女っぷり」に気後れしたり、仕事はテキパキ出来るのに恋愛の駆け引きには鈍感で、ギクシャクしまくりだったり。ああ、わかる、わかるわーって女子、多いです・・・よね!?
私が一番ツボにはまって笑ったのは、ドラマほどおしゃれじゃないミナミが、恋のために、もう少しおしゃれに気を使おうと、ブランド店にバッグを買いに行く場面。おしゃれバッグを買うつもりだったのに、「B4の書類が入って、ポーチも入れるのでマチが広くて肩からかけられて、汚れにくい素材で、携帯が取り出しやすくて、内ポケットがついてて、口が広くて、電車に乗るので口が閉まって、ブランドロゴがたってなくて、毎日使うからシンプルなデザインで」って、ものすごい条件を出しているミナミちゃん。当然、そんな機能満載のバッグがブランド店にあるはずもなく、結局、何も買わずにがっくりと店を出る――。
いやー、共感しちゃうなー。私も仕事柄、大荷物だから、時々こういう無茶なことをブランド店で言って、店員さんを困らせています・・・・。なかなかないんだよね、そんな好都合なおしゃれバッグ・・・・。
ま、この場面は傍流の「はまったツボ」でして、本作品の最大の読みどころは、やっぱり、元広告ウーマンだった作者ならではのリアルさ! ミナミの職場、広告代理店というのは、一見、華やかだけど、地道な仕事が多く、なんだかんだいって「男女平等」とはいえないから、「かわいげ」のない女子は、時々「損」をしてしまう。そう、上手に「かわいげ」をチラッっと見せられる女子のほうが、恋愛だけじゃなく、仕事上も「お得」なんですね。そうした「女子の武器」の使い方の「サジ加減」が、ガチガチの優等生であるミナミには全然わからないわけで。
ミナミが、恋で、仕事で、ぶつかる「難所」に共感のため息をつく読者は多いと思います。もー、ほんとーに、身につまされます。ミナミの幸せを心から祈らずにはいられません!
また、ミナミの先輩、40代の独身女性、平野さんの潔く、かっこよく、思いやりに満ちた一言、一言も心に染み入ります。こんな先輩がいたらいいなー。ちょっと切ないけれど、ステキな大人の女性です。そんな平野先輩の幸せも、切実に祈らずにはいられなかった、もんのすごく不安定な職業についている30代後半女子、中沢でありました。
『サプリ』(1)~(4)
おかざき 真里 著(祥伝社)各定価980円
お勧め度 ★★★★☆
『サプリ』の詳細、お買い求めはこちらでどうぞ。
http://www.s-book.com/plsql/com2_series?tid=19767
●マガジン見どころ、読みどころ
PINKY9月号
ターゲットから一万光年離れている私ですが、『PINKY』、読ませていただいております。そして、その「女子度」の高さに、いちいちノックアウトされているのですが、9月号の
倖田來未さんのインタビュー
は、「サプリ」を読んだ後に読むと、かなり効きますね~。 “くぅちゃん”、名言の数々です! 特にこれ。「友達のままじゃわからないから、食してみて。メンズの前ではこの気持ちで!」。な、なるほど。20年ぐらい前にこの言葉に出会っていたら、私の人生、もう少し華やかになっていたはず・・・・と、思いたいっす。
それから、つい先日、「私、キャラが苦手で」と話していた編集者さんが、私の携帯にビシッと貼られた「キティちゃん」の「蒔絵シール」を見つけてしまい、恐縮させてしまって申し訳なかったのですが、そんな私もさすがに「洋服にキティちゃん」はちょっと・・・・と思っていたら、見逃せないキティちゃん服を見つけてしまいました。
伊勢丹新宿店エクスクルーシヴ セレブブランド新作スクープ!
に載っている、「ハロー キティ カシミア」のセーター、かわいいっ。グレーのカーディガンに、渋めに入ったキティもいいけど、ピンクのセーターの中央にどーんと入ったキティもたまらん。かなり、欲しい。でも、これを着て歩いている30代後半女子って、何かとてつもないオーラを出しちゃいますよね・・・・。だからといって、ホームウエアにするには4万円というお値段は勇気がいるし。うー、欲しいのに。無念。
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2006-07-25 | 固定リンク
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